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老衰の犬に飼い主がしてあげれること

2018年07月02日(月)

犬も長寿化で20歳まで生きる時代だ。
老衰の犬に飼い主ができることは何か。
人間と犬の違いはなにか。
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「老衰の犬に飼い主がしてあげれること」→ こちら

2018/6/27   わんちゃんホンポ

老衰とは、少しずつカラダの機能が衰えていく状態のことを言います。

食事をすることも、トイレに行くことも、当たり前のことも少しずつできなくなっていきます。
寝たきりの状態が数週間も数ヶ月も続くこともあります。

そして、末期の状態を迎えます。

末期の状態を迎えた犬は、食事をすることも水分を摂ることもしなくなります。脱水症状になる、
カラダを動かさなくなる、呼吸が荒くなる、痙攣する、などの症状があらわれます。

そして、最期のときを迎えるのです。
 

水と食事を取らなくなる理由

なぜ、食事をすることも水分を摂ることもしなくなるのか

食事をせず、水分を摂ることさえもしなくなるのは、
最期のときを迎えるための準備をしているからです。

カラダの水分を減らすことで、カラダを楽に逝かせるための準備です。

老衰によってカラダの機能が衰え、
食事や水分をカラダの中で処理することができなくなっているのです。


対処方法

食事をしなくなり、水分も摂らなくなりなってしまったとき、病院へ連れて行き、
点滴をしてもらうという選択肢をされる飼い主さんもいらっしゃるでしょう。

しかし、最期のときを迎える準備をしているカラダに無理やり栄養や水分を摂ってしまうと、
カラダの浮腫みの原因になったり、腹水がたまったりなど、犬のカラダに大きな負担を与えてしまうことになります。

ただ見守ることしかできませんが、残りの時間を寄り添ってあげてください。

看取り介護について

お顔に白髪が増えた黒い老犬

最期のときを迎えようとしている愛犬に何かしてあげたい、でも何ができるだろう、
何を望んでいるだろうと考えてしまいますね。

私もこれまでに二頭の愛犬を見送りましたが、何か特別なことをする必要はないのではないかと思います。
愛犬は、いつものママの姿を望んでいるのではないかと思うからです。

✔床ずれをしないように対策してあげる
✔寝たきりのカラダの向きを変えてあげる
✔カラダの汚れを拭いてあげる
✔手足やカラダをマッサージしてあげる
✔たくさん話をする

私が最期にしてあげたのは、ほんのこれだけです。

私の存在を感じることができないと鳴き続けてしまっていたのですが、
肉球をマッサージしてあげると鳴きやみ、落ち着いて眠ることができていました。
肉球だけは最期まで感覚が残っていたのかもしれません。

どのように最期を迎えるのか

老犬と飼い主

✔終末医療を受けさせる
✔安楽死をさせる
✔蘇生や延命医療を受けさせる

選択肢はたくさんあります。私は上記のどれも選択しませんでした。

私が選んだのは「自然と最期を迎えさせてあげる」でした。

私の体験談

愛犬が亡くなる1週間前、突然、食事を残すようになりました。
食いしん坊で食べ残すことなんて一度もなかったので、体調が悪いのではないかと思い、
すぐに病院へ行きました。

獣医さんの診断は老衰でした。

検査をして延命治療をするのか、自然に任せるのか、2つの選択肢を与えられました。

不安で怖くてツライ思いをしなければならない検査を受けさせることは本当に必要なのか。

私は必要ないと判断しました。

1週間の間に食事を摂る量はどんどん減っていき、食事をせず水だけを飲むようになり、
水を飲むこともしなくなり、最期を迎えました。

最期の日はとても悲しかったですが、おむつを外してあげたとき、
しっかりうんちとおしっこを済ませて逝っていたことを知り、ちょっと笑みがこぼれました。

蘇生と延命と安楽死について

犬の蘇生技術や延命技術は発達しており、24時間体制の病院も増え、
緊急に備えることができます。

苦痛から愛犬を救ってあげたいという気持ちから、
安楽死を選択する飼い主さんもいらっしゃるでしょう。

どんな選択をすることになろうと、それを判断し、決断しなければならないのは飼い主さんです。
あなたの決断に対して否定する人もいるかもしれません。

愛犬の最期を見送った後、本当にこれで良かったのか、疑問や後悔が押し寄せるかもしれません。
愛犬が何を望んでいるのか、それは飼い主さんが最も理解していると思います。

その選択と判断と決断をしたのですから、愛犬は喜んでくれているはずです。

まとめ

私も愛犬も、あなたもあなたの愛犬も、最期は必ず死に逝きます。
老衰であるならば、私はとても幸せだと思います。

愛犬が最期のときを迎えるまで、その準備を共にし、過ごすことができるのですから。

犬の寿命は長くても20年ほどです。

先に逝ってしまいます。

とてもツラく、悲しいです。

犬との出会いの数だけ、死に立ち会わなければなりません。

私は未だに愛犬たちのお骨を手放すことができず、お骨になった今も一緒に暮らしています。

老衰の末期にしてあげられることは少ないですが、後悔が少ないよう、過ごしたいですね。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


老衰の犬に点滴はしない。

老衰の犬に鎮静はしない。

穏やかな最期を見守る。

平穏死とは「枯れる」こと。

犬→親
飼い主→子供、と置き換えてみよう。


そして人間のお医者さんも、この獣医さんを見習うべき。



 

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この記事へのコメント

完全にヒトの最期と同じ、なんですね・・・。

Posted by 匿名 at 2018年07月03日 05:09 | 返信

生き物の中で…
人間が一番、頭がいいと思っていますが
実は一番、バカなのかもしれませんね

自然に逆らってばかりで…
いつかしっぺ返しがきちゃいますね

戦争の時代から経済の時代を経て
いよいよ心の時代の到来です

わんちゃんに学ぼう

Posted by 宮ちゃん at 2018年07月03日 10:30 | 返信

 我が家の愛犬「ゆり」も、昨秋14歳で亡くなりました。
2年半前から左後ろ足の調子が悪くなり、時々つって非常に苦しむので
獣医さんで毎月鍼治療をしてもらって緩和していましたが、徐々に老衰は進んでいきました。
それでも残された機能で一生懸命歩いていました。
 最後のほうは寝たきりになり目も見えなくなり・・
若い頃は走るのが大好きでビュンビュン走っていたので、現状を苦痛に思っているのでは・・
と思うと胸が締め付けられる思いでした。
獣医さんに相談すると、オーリングテストをしてくださり
「苦痛に思っている脳波は出ていませんよ、良い老後を過ごしているのでしょう」と
言ってくださり、ほっとしました。
 最期は水も飲まなくなりましたが、呼びかけには前足を少し動かして答え、
6日目、家族の腕の中でほほえむような表情で息を引き取りました。
  支えてくださった獣医さん、そして長尾先生のブログを読ませていただいているおかげで
平穏死させてやることができました、ありがとうございました。

 
「ゆり」は長年セラピー犬として高齢の方や障がいのの施設を訪問していましたので、
利用者の方たちにどのように報告すればいいんだろうか・・と思いましたが、
亡くなった2か月後に偶然出会ってうちの子になった同犬種(スピッツ)のあかちゃん犬を
連れて行き、「ゆりの生まれ変わりだよ」と紹介しました。
「ゆりちゃん死んじゃったの?」と一瞬表情が曇りましたが、あかちゃん犬の無邪気さに
つりこまれ笑顔になって遊んでおられました。
 あかちゃん犬「もも」は、「ゆり」の天国からの贈り物です♪

Posted by 森のももちゃん at 2018年07月05日 10:19 | 返信

こちらを拝見させて頂き、その通りだなと思いました。我が家の大切な愛犬が、今朝旅立っていきました。とても、大切な時間を過ごす事が、できました。ありがとうございました

Posted by nao at 2019年11月24日 03:27 | 返信

いま、私は、愛犬を見守っています。
終末期を迎えて、脚を痙攣させ。
時折鳴きます。
水もごはんも食べません。
このまま、時が来るのを、寄り添いたいと思います。

Posted by 花梨 at 2019年12月30日 01:48 | 返信

17年目の愛犬が最後を迎えそうです。
最後をずっと側にいてあげれるこの時期まで
頑張ってくれた愛犬に感謝しかないです。

たまたまこのブログをよんで、食べれなくなる
水を、飲まなくなる。
準備をしだしている事がわかり、私も気持ちを強くもち
見守る事が、できてます。
少しでも楽に安らかに、最後を迎えれますように。
ありがとう。大好きだよ。
出来るだけ。ゆっくり。まだ、もう少し側にいさせてほしいな。

Posted by コロン at 2020年01月01日 01:04 | 返信

16歳の愛犬。日中はいつも通り徘徊していたのに、出かけて帰宅すると、ケージの中でひっくり返って痙攣状態に。身体は冷たく、ストーブの前で暖めても起き上がることも出来ず、口をパクパクさせて呼吸。
数年前から老化現象を見ていたので覚悟は決めていたつもりです。でもやっぱり冷静にはなれない自分・冷静でいようとする自分がいます。

人生の中で、死ぬほど苦しかった時期を支えてくれた彼女。
いてくれるのが当たり前になっていました。

色々なところにも行って思い出もたくさん。

突然、亡くなるのは嫌だから、せめて老化をこの目で見て、
そしてその時間で覚悟を決めさせてほしいというのが私の願いでした。

彼女はきっとそれを叶えてくれた。

もういいよ、大丈夫だよ、ありがとう。
と、送り出してあげたいです。

Posted by 百花 at 2020年01月02日 02:09 | 返信

私も今 看取りをしています。
すずは14歳 一年前に脂肪だと診断され取り除く手術を受けるとそれはガンだと判明。予後が良くない種類のガンでした。組織検査をしたら転移も疑われるとの事でした。秋から寝たきり。車椅子など便利グッズを駆使しながらQOLを意識しながら頑張っています。食事がとれなくなったのでソロソロなのかもしれません。目をそらさないで最後まで支えていきます。

Posted by ゆき at 2020年02月09日 01:55 | 返信

2日後に16歳を迎えるチワワの看取りに向き合っています。クッシング症候群、腎臓病、心臓病、シニアになって、次々と悪いところがでてきましたが、よく食べ、よく寝て、シニア期を謳歌しているようでした。半年ほど前から、夜鳴きが始まり、昼夜逆転するなど、手を焼いた時期を懐かしく思う程、静かな時間が流れています。5日前にチアノーゼをおこし、覚悟しましたが、利尿剤を投薬して落ち着きました。腎臓には悪影響ですが、穏やかに見送りたいと思いそちらを選択しました。一見、落ち着いているのですが、確実にその時は近づいていて、不安で眠れないダメな飼い主です。ここ数日は、一歩も外に出ず、見つめています。長尾先生をはじめ皆様のコメントに救われました。自然に任せて、私が不安になることなく、毎日を過ごしたいとおもいます。口からの微量の出血、四つ足で首をあげての呼吸をするなど、彼女が天使になる準備は、私の心の準備でもあるのかもしれません。怖がらず、受け止めたいと思います。

このブログに出逢えて本当に救われました。

ありがとうございました。

Posted by チョコ at 2020年05月10日 05:34 | 返信

私も、今まさに老猫の介護中です。
腎臓病で輸液を1年半、自宅でおこなっています。
最近は馬尾症候群にもなり、排尿障害の為ステロイドをつかっています。
腎臓には悪いのですが、トイレに行っても排尿できず何度も通うのが辛いので。
ここ数日は、ご飯も少しづつ残すようになり食欲も落ちてきました。

最近、輸液、ご飯を食べさせることに疲れてしまい、私自身が参ってしまいました。
これが、いつまで続くのかと最後に立ち会う怖さで不安で眠れず食べることもできません。
しかし、このブログが目に止まり、大変な思いをしているのは自分だけじゃない!
私は老いる猫を見ているようでそうではなかったと気づきました。
自分が頑張る(延命させる)ことで猫が元気になると信じていました。
ですが・・ 飼い主のエゴのように思いました。
仕事も生活も変え、貯金もすべて猫の延命に使いました。
それが今は大変な負担となって自分にのしかかってきている現実に不満ばかりを感じてしまっていました。
残された時間を穏やかに一緒に過ごしたいと思います。

Posted by マミオ at 2020年07月06日 10:07 | 返信

先月、16才9ヶ月で我が家の愛犬がお空へ帰りました。
7月に入ってから急にご飯を食べなくなり、緩い便をするようになりました。とにかく食べて貰いたいと言う一心で好きなものを食べさせましたが、どんどんと食欲が落ち、毎月心臓のお薬を貰いに行ってたので病院で診察を受けました。その時はまだ好きなものなら少しずつでも食べていてくれたので整腸剤を処方していただき、改善されないようなら血液検査やエコー検査を勧められました。しかし日に日に食欲は落ちていくばかりで、お薬を飲ませることも出来なくなってきました。いよいよ残された時間が少なくなってきてるのかと思いました。病院に連れていくことも考えましたが、とにかく病院が怖いので連れていく途中で気がついて車のなかで鳴き出してしまうので、そのストレスを考えると採血もしにくくなった細い血管に何度も針をさされたり、軽くでも抑えられて理解の出来ない検査をされるのはどんなに怖いだろうと思うとこのまま穏やかに家で過ごさせてあげたいと葛藤がありました。普段は、1日寝てることが多いのですが、トイレに行きたくなると起き上がろうとして、起こしてあげると自分でトイレまでゆっくりと向かう姿が凄く健気でした。
夜になって、立ち上がれなくなり起き上がろうとして呼ぶので起こしてあげたら、もう立てなくなりました。
その日の夜は、ずっと鳴いていました。夜中なので、近所の迷惑になると思い、安心させるようにずっとさすっていたのですが、そのまま静かになり寝てしまったようで、こちらもウトウトしてしまいました。朝になり旦那さんに「息、してない...」と起こされ、取り返しの付かないことをしてしまったこと悔やんでも悔やみきれないです。
彼女は、私にとって子供であり、姉妹であり、母でもありました。このような形で旅立たせてしまったこと、もう一度病院に連れていって検査を受けていれば3ヶ月後に17才の誕生日を迎えられたのではないか、彼女を失って時間が経つにつれ私は間違った選択をしてしまったのではないかと思っていたところ、こちらのブログを拝見しました。
後悔は やっぱり消えませんが、少しだけ救われた様な気持ちになりました。

ありがとうございました。

Posted by いつまでもくるのお母さん at 2020年08月08日 06:41 | 返信

2020年6月13日、愛犬を16才7ケ月で亡くしました。
夜鳴き、というか一日中鳴いていて、近所迷惑にならないよう睡眠時間を減らし対応してきましたが、お向かいの方を夜中の3:30頃起こしてしまったことで、病院の老犬ホームに入れることにしました。
病院の「老犬ホーム」となっていたので、安心して「最期は自然に」とお願いして預けました。
ただ病院側は夜12時から朝7時まで面倒を看ずに、放ったらかしていることを隠していました。
このお医者さんの「体の向きを変えてあげる」というのはウチの犬には叶えてあげられていませんでした。
家にいた時から寝返りができなかったので、老人介護関係の会社で働いていた経験から、体の向きを変えるということについてはとても重要なことと認識していました。
仕事をしていたため、ペットシッターさんにも来てもらって、寝返りさせていました。
それなのに病院でそんな対応をされていて、その病院で2週間も過ごさせて苦しませてしまって、気がおかしくなりそうでした。
病院が看ていないことを聞いて時間の都合もあり、翌日引き取りに行きましたが多分痙攣を起こして時間が経っていたのか、もう口から体液を流し、目を半開きにして、お尻の毛を剃られて瀕死の状態で、車に乗せようとした時に息をしていないことに気づきました。
毎日、自転車で往復1時間10分かけて面会に行っていましたが、亡くなる前日より一気に痩せた感じで、本当に病院を「寝返りだけではなく、ここまで骨と皮になるまで痩せさせて…」と怒りで、私は大げさかもしれませんが、呪っていました。
正直に言うと、今も呪っています。
このお医者さんのブログを読んで、寝返りのことは本当に可哀そうなことをしてしまいましたが、骨と皮になったことには、すごく納得がいきました。
胃がストンと落ちたようなホッとした感じになり、3ケ月胃がずっとキュッとしていたことに気づきました。
骨と皮になったことだけでも納得がいき、楽になりました。
このお医者さんに看て頂くことができていれば、とどうしようもないことを今感じています。
このブログに気づけて良かった…。
本当にそう思えます。

Posted by みさ乃 at 2020年09月11日 09:18 | 返信

私も、現在、16歳4カ月の愛犬の看取りに向き合っています。今年の5月と8月、お尻に出来た腫瘍を取ってもらい、やれやれと思っていたら、後足に力が入らなくなる(→ダイエットするよう指導され少し頑張った)、全身の皮膚に炎症(→抗生物質を服用させていたが食欲が無くなったので1週間前から自己中断)、右の眼球が白くなり目ヤニがでる、食が細くなる、、、1週間前、美味しそうに平らげた和牛すら昨日は全く食べれなくなってしまい、昨日から下痢と嘔吐(胃液)を繰り返しています。無性に不安になり今日の午前中、かかりつけの動物病院の先生に電話相談する始末。今の状態の治療のため、検査をしてあげるべきか?を考えていたら、偶然このブログに辿りつきました。
2日前から食事も水分も摂らなくなったのは、愛犬自身が最期の準備をしているからだと分かり、凄く納得しました。私も、無理な延命治療はせず、自宅で見守ってあげようと決めました。穏やかな最期を見守ることがベストだと分かり本当に本当に良かったです。今日から出来る限り愛犬と一緒にあげます。

Posted by アレちゃん at 2020年10月28日 05:34 | 返信

長尾先生、
愛犬が今朝静かに旅立ちました。
最後の最後まで、朝のおしっこしたいワンワンには力があって、本当に良かったです。
これも、先生のブログのおかげです。
この2日間、自宅でずっと見守ってあげたことで、愛犬は本来の姿のまま逝けたような気がします。
無理に点滴したり、入院させたりしていたら、愛犬らしさが保つことが出来なかったでしょう。
昨晩、全身痙攣があり、両眼を見開き、口から力ない舌がでいた姿を見た時はもうダメだと思いましたが、頭を撫で続けていたら意識が戻り、いびきをかいて眠ってくれました。夜中に逝ってしまう覚悟はしましたが、今朝5:15におしっこしたいワンワンを3回吠えてくれました。外でおしっこしたいのかと思い、庭に出し後足を支えてあげ、おしっこさせようとするが出来ず、家に戻りました。その後ほんの少し嘔吐し、2時間後に安らかな眠りにつきました。今朝の力あるワンワンは、愛犬の最後のご挨拶だと思えます。
後悔なく愛犬の最期を看取れたのも、長尾先生のブログのおかげです。本当に有難うございました。

Posted by アレちゃん at 2020年10月30日 01:51 | 返信

この記事を読んで安心しました!確かに医者の言うまま色んな薬を飲んでも、弱っていくばかり。自主的に薬を止める決断をしたものの、其れが良いか悪いか判断出来ずに悩むばかり。最後まで愛して寄り沿ってあげる決断をしようと思っていたのですが、愛犬にとって、其れが一番良いとのコメントを得て、やっと心穏やかに看取れそうです!

Posted by 匿名 at 2021年01月07日 04:52 | 返信

老衰で穏やかな死を迎えられて良かったですね。
ただ、この文章、飼い主の決断を尊重してるようで、最後、自然に死なせることのみがベストであるかのようにしか取れない書き方はどうかなと、個人的に。面倒くさいという理由で老犬を見捨てるような飼い主には殺意すらわきますが、、、鎮静というのは人間の緩和ケアでもほとんどにおいて使われていす。飼い主として、最後、痛みや苦痛に耐えさせないようにしてあげることは最高の愛だと思いますけどね、、、、

Posted by みー at 2021年03月24日 07:01 | 返信

老衰と検索してここへ辿り着きました。 現在、19歳の女の子を
看取っています。 土曜日の昼前に朝の散歩から帰ってきて突然、動かなくなり、歩くことすら出来なくなりました。
今は、あんなに嫌がってたオムツをしてくれ、それでも
トイレシートの方まで身体をゆっくり動かしながら排尿してくれています。
オムツの中にしてくれいますが。
寝返りもなるべく自分でしてくれています。
3か月から来てくれたむうちゃん。今では19歳。

沢山のお話と思い出をくれました。

今は辛いけど最期まで目を背けずに看取ってあげます。
このブログ、コメントを見て心が少し楽になりました。

ありがとうございます。

Posted by ゆき at 2021年03月28日 11:14 | 返信

もうすぐ16才の犬です、急に食欲がなくなりました
病院に連れて行くと老衰とのこと、自宅で強制給餌を試みましたが渾身の力で怒りました
大変なエネルギーを使うのかその後ぐったりしていました、そして吐くようになりました
ごめんごめんと謝りました、強制給餌やめました、そしてひたすら静かに寄り添いました
かなり自問自答しましたが長尾先生の言葉がずっとありましたので救われました
先日お空に旅立ちましたが彼女の尊厳を守れたかなと思います
ありがとうございました。

Posted by はな at 2021年04月12日 07:33 | 返信

今日、逝ってしまいました。
脱水症状、出ていたんですね、うちのわんこも。
でも、老衰の準備をしていたのだと、読んで納得しました。
もっと何か出来たんじゃないかと、後悔していましたが、少し楽になりました。
ありがとうございます。

Posted by 夢まま at 2021年04月23日 05:09 | 返信

13歳、もうすぐ14歳になるチワワです。
2019年9月にクッシング症候群と診断され、
大学病院に通いアドレスタンの調整をしてきました。
心臓も悪いと言われベトメリンも飲んでいます。
先月の下旬くらいから呼吸状態が悪くなり、かかりつけ医に1時間かけて診てもらいに行きましたが
近くの先生に診てもらった方がいいと言われ困っています。引っ越しをした為他の動物病院に行ったことがないとで。家から他のところに行くだけでストレスからか呼吸が荒くチアノーゼが出ます。
病院には行かず家で看取るべきか悩んでいます。

Posted by 原 リボンのママ at 2021年05月04日 11:55 | 返信

悲しいです。
1週間前に看取りました。
私のエゴで毎日輸液に通い
最期は尿が出なくなり体の浮腫みで泣き叫び
亡くなった後におしっこがたくさん出ていました。
もっとしっかり知識を入れておくべきでした。
申し訳ない気持ちでいっぱいです。
後悔と懺悔しかありません。

Posted by バーバ at 2021年08月27日 02:19 | 返信

7月11日に愛犬を血管肉腫で亡くしました。13歳でした。
もっと早くこのブログにたどり着きたかったです。
手術に抗がん剤と無理をさせました。少しでも長く一緒にいたいという私のエゴです。
頑張ってくれました。亡くなる2日前まで食事もおトイレも出来ていました。
貧血で立ち上がれなくなり、飲まず食わずになって、おむつを着けた愛犬に無理やり水を飲ませました。
ひどいことをしました。逝く準備をしていたのだと気づいてあげられなかったこと、後悔しかありません。
我が家にはもう一匹、9歳のコがいます。とても健康ですが突然のことに慌てないよう覚悟を持って過ごしたいと思います。
先生、ありがとうございます。

Posted by koto at 2021年11月16日 08:01 | 返信

12歳の愛犬が急にごはんをたべなくなって今2日目です。病院に行くべきなのかどうかいま迷ってるところこのブログにたどり着きました。薬も副作用があるし、検査とかしてしんどいのにわざわざ病院にいくべきなのか。。考えてました。彼女は死の準備をしています。毎日吐いてますが私ができることは水をとりかえて毎日はなしかけて体をさすってあげることしかできなくて。こんなんでいいんだろうかって。。。毎日葛藤してました。先生ありがとうございます。このまま家にいさせてあげたいので、家で看取ります。

Posted by まきりん at 2023年02月09日 01:12 | 返信

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