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悪魔の医師か赤ひげか 病気腎移植の万波先生に学ぶ

2018年07月12日(木)

12年くらい前に、病気腎移植の万波誠医師がマズコミからも
医療界からもボコボコに叩かれていたことを覚えているだろうか。→こちら
12年経った今、万波先生の行為は正しいことが、証明された。
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「悪魔の医師か赤ひげか」

すごい、ETV特集だった。→こちら
見逃した人はオンデイマンド放送で見て欲しいな。

医学の世界がよく分かる。
素晴らしい医療ドキュメンタリー。

心が洗われる、とはまさに万波先生のことだ。
僕は病気になったら、この先生に診てもらいたい。



腎臓でな悩む人を腎移植で救いたい。
たとえ病気腎であっても移植したい。

理論も実績も人気もあったが医学会から徹底的に叩かれた。
しかし12年後には世界標準、そして日本でも認められた。

この12年間で、日本は腎移植で世界各国に抜かれてしまった。
韓国にも台湾にも完全に抜かれてしまった。

まさに失われた10年。

12年前に一番反対した人は日本移植学会の副理事長だった。
今、そのエライ先生が地域包括ケアシステムの最高指導者だ。

その先生が直近のインタビューを受けていた。
自分の間違いは認めたが決して謝らなかった。

万波先生は、はにかんで笑っていた。
「なんで事務仕事やってるの?」と。

凄い対比をNHKのスタッフはやるものだ。
解説はなく、すべては視聴者が判断せよと。


万波先生は、腎移植で患者さんを救うことだけが生きがいだ。
患者さんを優先する本物の医師であり、将来現役を貫く様子。

TV画面の中で尊敬できる先輩医師に会えた幸せ。
万波先生をこれからも応援したい。









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この記事へのコメント

移植医療について、私は理解できない。
身近に移植を必要とする症状の家族がいなかったから、というのが最大理由だと思う。
父母ともにがむしゃらに仕事をしてきた人たちで、身体に不調があっても寝れば治る、で押し切るタイプ。
私もその影響下にあった。(現在も。)
臓器移植って、どうなのかなぁ?
父も母も、たとえ、お互いが、あるいは子の私が、臓器移植が必要になったとしても「しない」と言っていた。
そんなことをしても「しかたがない」と。
自分の身体は自分持ち。
自分の身体は一部を入れ替えれば「ココロ」も、自分という存在も、変わってしまう。
自分は、自分。
私も、もうすぐ高齢者に属する年齢になるから、たとえ移植が必要な症状になったとしても、もう、移植を望まないだろうな、と思う。自分の身体は自分持ち。臓器移植を必要としない人生だったことに感謝して、それで、いいんじゃないか、と思う。

Posted by 匿名 at 2018年07月12日 02:07 | 返信

わたしも…ETV特集を観ました

ご高齢になっても 現役で医師をされているお姿が素晴らしいです
患者さんのため…ただこの1点だった
倫理問題は 本当に難しいです
看護学生時代、看護倫理って つまらない授業だな…と思っていました
この在宅の世界に入り
とことん医療を勧めていくのか 今がやめどき、生活の質の向上を考えていくのか
どう最期の大切な時間を過ごしていくのか…
まさに倫理問題です


マスコミで お偉い先生がおっしゃっていることがすべて正しいとは限らない
賢い自分、賢い庶民にならないと後悔しますよね

地球はまるい、地球が回ってる
…と同じように 時が経つとマルがバツになったり バツがマルになったり 不思議なことが起きますよね

Posted by 宮ちゃん at 2018年07月12日 08:33 | 返信

長尾先生、いつもよい番組を紹介してくれてありがとうございます、
私の情報処理能力では見落としてばかりです。
12年前の、宇和島徳州会病院の病気腎移植の問題については、マスコミの取り扱いが過激でとても印象に残っています。
そこまで非難されることなんだろうかと。感情論に流され、犯人探し、白黒はっきりしろという論調で、病気腎移植について、真剣に話し合おうという姿勢は全く感じられませんでした。
当時は、生命倫理や、患者さんの意思決定、移植医療の現状については、あたかもそんな問題は無かったかのごとく扱われていたのが印象で気でした。。
NHKの特集の中である医師が言っていた、「日本の文化の中に異論反論に耳を傾けないところがある」と。
まさに、今の安倍政権はそれにぴったり。
そして、都合が悪くなると手のひらを返したように、意見を変える。反省は無い。
人を傷つけた、名誉を毀損した謝罪も無い。

移植医療を待つ人たちの気持ちを考えると、当事者不在の議論が行われていますよね。
今の政治も同じ、原発も、災害も、働き方改革も。
当事者を無視したお偉い権力者たちの恣意的で表面的な議論をむなしく聞いています。信用などできないと何度も痛感しています。

私は、ひたすらこつこつと自分の仕事をするのみですが。
こういう事実を知るたびに、怒りがわいてきます。

先生は還暦の舞台を終えて、また日常に戻られたとのこと。
先生のブログに励まされて、私は母に一人暮らしを頑張らせてしまいました。
あらゆるサービスを使いこなして。
大阪北部地震でついに入院施設入所となりましたが、
頑張れてよかったと思っています。

今後の更なるご活躍を期待します。
万波先生を見習えば後17年は現役ですね。
私も万波先生を目標にします。医師ではありませんが・・・

ありがとうございました。

sue

Posted by sue at 2018年07月13日 12:38 | 返信

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