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自由はこうして奪われたー治安維持法10万人の記録ー

2018年08月24日(金)

一昨日、NHKで「自由はこうして奪われたー治安維持法ー」を観た。
拡大解釈された法律が20年間続き、10万人が理由なく拘束された。
時の権力者が法律を拡大解釈すると酷いことになるという教訓である。
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「自由はこうして奪われた~治安維持法 10万人の記録~」
ETV特集 データで読み解く戦争の時代 第1回        →こちら
 22日(水)24時~ 再放送 Eテレ 

1925年に制定された治安維持法。当初、主に共産党などの取締りを目的としていた
が、やがて、取締りの対象は、共産党の支援者、そして国策遂行の妨げとなる人々へと
拡大していった。
番組では、司法省や内務省などの公文書の中から、10万人にのぼる検挙者のデータを
抽出。なぜ一般の市民まで巻き込まれることになったのか、検証を行った。
その結果見えてきたのは、法改正により、拡大解釈を続けてきた20年の軌跡だった。
 
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


これは現代も同じである。
過去の歴史を今に活かさないといけない。

「デジャブ」ではないが同じことが、繰り返されている。
多くの国民がこの番組を観ることが、戦争の予防になる。


もう1本、凄い番組を観た。
まったく、知らなかった。

NHKスペシャル 
船乗りたちの戦争 ー海に消えた6万人の命ー  →こちら

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「我敵部隊見ユ」 ―広大な海域を舞台に行われた太平洋戦争。
その最前線でアメリカ軍の襲来を見張る「哨戒」を担っていたのは、海軍に徴用された漁師たちであった。
通称「黒潮部隊」。

小さな漁船はアメリカ軍による凄まじい射撃に晒され、「敵ニ対シ突撃ヲ決行ス」と打電し消息を絶っていった。
部隊の死者は2000人に及ぶとも言われるが、詳しいことは分かっていない。

戦争遂行に不可欠な石油を運んでいたのも、民間の船員たちであった。戦局の悪化とともに
、軍は「特攻精神」による輸送を決定。

それは、船団のうち、何隻かが日本に戻れれば良いという、死を前提とした輸送作戦であった。
武装の乏しい漁船や商船は、米潜水艦の格好の標的となり、およそ6万人が犠牲になったと言われている。
今回、こうした船が、いつ、どこで沈められたのかを示すデータを入手し、
被害の全体像を可視化することに成功した。先の戦争で海の男たちは、どのような現実に直面したのか、
埋もれてきた事実を明らかにする。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

終戦後73年も経ってから、はじめてこんな事実が明らかにされた。
NHK様、貴重な取材と素晴らしい番組製作ありがとうございます。

今からでも遅くない。
以上の2本は、全国民が観るべき番組だと思った。

オンデイマンド放送で誰でも簡単に観られる。


PS)
今、台風は兵庫県姫路市に再上陸した。
尼崎のすぐ横にやってきている。

激しい雨音と強風が強くなってきた。
自然には勝てないし、逃れられない。

しかし戦争は逃れることができる。
夏の暑さは、戦争を忘れないため。




PS)










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この記事へのコメント

自由が奪われていく時、
人の行動は3つのパターンがあるような。
一つ目は、お上からの指示なので従うのが当然と思考停止状態。つまり、自由が奪われていくことを自覚できないまま奴隷となる。隣人を密告してお上に取り入ったりする。
二つ目は、自由が奪われつつあると自覚しながら、反論や反対運動を一切行わずにお上からの指示通りに従順な市民として動き、できるだけ「お目こぼし」を受ける道を探す。たとえば「心身虚弱」といった理由を作りあげて徴兵を逃れる、など。
三つ目は、自由が奪われることを阻止しようとする。反論や反対運動をやる。・・・そしてボロ切れのような身体になるまで拷問されて、死ぬ。

2020年のオリンピック後は、経済破綻、更なる格差の拡大、下層市民は医療産業の標的となり薬漬けになることでしか、生きていけなくなるのではないか。生活保護イコール精神科受診、行く末は航路病院で拘束死。

Posted by 匿名 at 2018年08月24日 03:49 | 返信

『Nスペ』報道には、記録、調査にもとづく丹念な努力が感じられる。
発掘された「隠蔽の歴史」に、りつぜんとする。

が、NHKに限らず、マスメディアはおしなべて「敗戦」を「終戦」と言いかえ、
「玉音放送」や「皇居前土下座」をもって、戦争の「総括」を終えたことにしている。
ひろひと天皇は、昭和の終末期にいたるまで、「戦争責任」に怯えた。
臣民もとえ国民も、授けられた「総ざんげ」論を受け容れ、ついでに国民投票なしに
「国民の総意にもとづく」「国民統合のシンボル」して、「天皇制」存続までOKしてしまった。
ことほどさように、なんともノーテンキな国民性なのだ。
なんの論議もないまま、「元号」が続く。
だれに任せているのか。だれに丸投げしているのか。

1925年「勅令」治安維持法以降、虐殺・獄死した者約5000人。
朝鮮では、この法律の適用により死刑判決を受けた者約50名。
「朝鮮独立」の主張は、「国体変革」に通ずるとされた。

大日本帝国「特高」の精神は、いま、中華帝国の「国警」に受け継がれている。

Posted by 鍵山いさお at 2018年08月27日 05:42 | 返信

NHKのやっている大本営発表に気づいてほしい。国民の期待、自主的にという耳当たりのより言葉に騙される国民。

富士山を1か所から眺め全貌を国民に語るNHK。此れだけを聞き、全貌が判ったと思ってしまう国民。
富士山を色んな場所から眺めた姿を国民に知らせて、初めて国民は、その全貌を判断することが出来るはずなのに。

史実も同じ。
この時期のNHKは、戦前日本=悪という米史観に立ち、国民に全貌かのように報道する。
米史観で教育された国民は、そうだそうだと納得する。

ぜひ「アメリカの鏡・日本」1948年ヘレンミアーズ著を読んで欲しい。アジアや日本の立ち位置で史実を見ている。
GHQが占領が終わるまで、翻訳を禁止されていた本。

地球を半周もしてきてアジアの民を暴力と阿片で奴隷にしていたのは欧米だった史実を忘れたかのよう。
辛亥革命以降の中国は、支那人、満州人、モンゴル人であり、中国人など居なかった史実を忘れている。
英霊の死は、本意ではなかったかもしれないが、欧米のアジア植民地体制に挑戦した。
結果、戦後アジアに中国国内(内モンゴル・チベット・ウイグル)以外は独立国が出来た事実を忘れたかのよう。

NHKが放送して入れるから「公共」なのでは無い。
公共放送とは、色んな立場の意見や見方を国民に知らせる事。これにより国民はより正しい判断が出来る。民主主義の基本。
NHKの意見を知らせる事が公共放送では無い。

むしろ民放のニュース解説と真逆のニュース解説して、初めて国民は多様な意見を知る事が出来る。
政権寄りであるか否かは問題ではない。公共の定義に沿うか否かが問題。

このドキュメントも、そういう目でもう一度見てほしい。多様性のある意見が何処にあるのかを。
単にNHKの見解、此れに沿う知識人の意見だけでは・・・。

Posted by 山口の駑馬 at 2019年08月14日 08:28 | 返信

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