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桂歌丸さんも2ケ月間人工呼吸器で苦しんだ

2018年08月22日(水)

桂歌丸さんは「高座の上で落語をしながら笑って死にたい」が口癖だった。
しかし実際は、2ケ月間人工呼吸器をつけたまま、苦しんで亡くなられた。
お弟子さんの桂歌春さんがそうコメントしているので複雑な気持ちになる。
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桂歌丸さん、最期に見せた弱音  弟子の桂歌春が告白「とてもつらかった」 →こちら


「こんなことを言っていいのかどうかわからないですが、本当の安楽死というのは、
 一番苦しい時にさせてあげるのが、意味があるんじゃないかなと、
 その時は思いました。本当に苦しかったんだと思います。

 だけど、それを乗り越えて生き返った訳ですから、また何度も何度も奇跡を起こしているから、
 またきっと蘇るだろうと思って、そのことは言いませんでしたけど、やっぱりそれだけつらいとか、
 本当に見ている方もつらいし。

 最後まで呼吸器をつけていたものですから、鼻の頭がすりむけていまして、いつも痛がっていたんですけど、
 これが痛がっていることだったんだなと。2ヶ月も飲み食いできないのもツラいし、呼吸も苦しいし、
 つらかっただろうし、本当に全部から解放されて『師匠、お疲れ様でした』という言葉を最期にかけました」。
 

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

生前は、「高座で笑って死にたい」だったが、現実は真逆の姿に。

実は、8割の日本人が桂歌丸さんと同じような経過をたどる。

どうすればいいのか。
それはリビングウイルを書いて、みんなで何度も話し合っておくこと。(ACP)

お弟子さんのコメントの中で、キーワードを拾ってみよう。


>本当の安楽死というのは、一番苦しい時にさせてあげるのが、意味があるんじゃないか

そうかもしれない。でも人工呼吸器を外して死ぬと尊厳なのに「安楽死」と呼ぶ人がいる。
たしかにそれで「安楽」になれるのならば、この表現は正しいのかもしれない。

>また何度も何度も奇跡を起こしているから、またきっと蘇るだろうと思って

まあそう思うのだろうが、奇跡は何度も続かない。
2週間で呼吸器を外せなければまあ無理では。2ケ月間は長過ぎた。


>2ヶ月も飲み食いできないのもツラいし、呼吸も苦しいし、つらかっただろう

あの人が2ケ月間も生き地獄を味わったと思うと、誰でも心が痛む。
しかしじゃあ、お弟子さんはリビングウイルを書くのだろうか。


>本当に全部から解放されて『師匠、お疲れ様でした』と

これって、QODがゼロ点ってこちゃないかい。
「解放」という言葉から、どれだけ苦しかったか伺える。


こんなんイヤや、と思う人は拙書「痛くない死に方」を読んで欲しい。


実は、末期がんでもこんなことがある。
大橋巨泉さんも咽頭がん末期だったけど、人工呼吸器を2ケ月間つけてICUで死去。

歌丸さんも巨泉さんも叶わなかった「平穏死」

残るのは家族の「後悔」、「心のこり」だけ。


これが日本人の現実。
貴方も8割そうなる。

だからリビングウイルを書いて、それを理解・尊重してくれる
お医者さんをあらかじめ見つけて、よく話し合っておおきたい。

たったそれだけのこと。
しかし、たった0.1%の人しかやっていない。

気になる人は、日本尊厳死協会のHPから申し込みを。→こちら
以上、宣伝でした。(たまたまそうなった、だけ)



PS)
夕刊フジには、少し違う角度で書いてみました。→こちら







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