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石弘光さんを悼む
2018年08月29日(水)
石さんはとても偉い、雲の上の人。
でも長尾の本をたくさん読んで頂いた。
御自身の抗がん剤治療の”やめどき”についても何度か相談を受けた。
長尾の意見を参考にして、御自身が決断された。
AERAにそのあたりの記事が載っている。→こちら
いい時期に辞めたので、穏やかな日々を得た。
私とガッツリ、お寿司を食べることもできた。
人懐っこい笑顔。
冗談をたくさん飛ばしていた。
在宅療養していたが、最期はホスピスに入られた。
「奥さんにシモの世話をさせない」と言う優しさ。
訃報を聞いた時、あの笑顔が頭の中に鮮やかに浮かんだ。
人の命は儚いものだと、当たり前のことを改めて思う。
石さんを悼んでいる。
ご冥福をお祈りする。
実は今週、私の周囲でも膵臓癌の人が2人旅立たれた。
亡くなるその日まで話して、何か口にして、管はゼロ。
眠っている間に亡くなられたので、実に穏やかな最期。
膵臓癌=痛い痛い=鎮静、なんて図式とは無縁の最後。
ご家族は異口同音に「これが平穏死なのですね」と。
そう、膵臓癌も平穏死なら、苦しむ最期ではない。
ところで、膵臓癌が年々、増えている。
膵臓癌で死にたくなければ、1cm以下で発見するしかない。
産経新聞に書いた「膵臓シリーズ」を参考にして欲しい。→こちら
PS)
連日連夜の往診で忙しい。
今夜は当院のかんそ歓送迎会。
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この記事へのコメント
「安曇野」さんの記事、朝日新聞Webの記事をそのまま。
https://www.asahi.com/articles/ASL8Y3TK1L8YULFA009.html?iref=com_latestnews_01
無断引用はダメかもしれないけど出所を明らかにしているのでお目こぼし。
一人でも多くの方が読んでくださり今後の日本を考えるご参考に。
以下引用。
一橋大学長や政府税制調査会長などを歴任し、今月25日に81歳で亡くなった石弘光さんは、2008年から10年間、朝日新聞のコラム「経済気象台」で、「安曇野」のペンネームで執筆を続けていました。絶筆となった今年6月27日付のコラムを紹介します。
国民の政治不信
9月の自民党総裁選が次第に話題になりだした。「安倍一強」の下、安倍晋三首相の3選確実と思われていたが、最近はその見通しが難しくなってきた。首相はカジノ実施法案など内政面で様々な問題を抱えているが、G7サミットや米朝首脳会談など外交面での成果を強調し、一時低迷した内閣支持率は回復している。
ところがその背後で、国民の政治家や官僚に対するいらいらした不信感は必ずしも払拭(ふっしょく)されていない。これは言うまでもなく、過去1年半のあいだ繰り広げられてきた森友・加計問題によるものである。官邸、与党、関連官庁は幕引きしたがっているが、国民の多くは何も解決されていないと感じている。
森友・加計問題は、まさに首相と昭恵夫人の個人的な関与が指摘されている問題である。このもみ消しのために官僚がどれだけ迷惑を被ったか、有為な人材がどれだけ犠牲になったか計り知れない。それなのに、われ関せずの首相の不誠実な態度に怒りを覚え、首相が国会答弁で真実を語っていないと感じている国民は少なくないはずである。
6月の朝日新聞の世論調査によると、森友問題に決着がついたと思うかの問いに、79%が「決着はついていない」としている。また安倍首相は加計学園理事長との面会を否定しているが、その説明に75%が「納得できない」と答えている。森友・加計問題で国会は引き続き「解明に取り組むべきだ」が57%と半数を超えている。
この問題を放置すれば、わが国の倫理観が喪失しかねない。外交成果や、ほかに重要な法案があると強調するあまり、国民の政治不信を未解決のままうやむやにしてよいものだろうか。
Posted by 匿名 at 2018年08月29日 01:05 | 返信
一昨年、看護学校の同級生(2歳年下)が膵臓がんで亡くなりました
12月初旬に 風邪かな?と思って 近医へ受診し 大きな病院へ紹介状をいただいて 精査しての診断。
お子さんは大学生と中学生、治療を諦めるという選択肢はありませんでした
即入院→抗がん剤投与→副作用との戦い…気持ち悪い、眠い、手が痺れる、髪が抜ける→動けない
一時退院はできたものの、3月末に旅立ちました 本当に早かった
やめどき…本当にあると思います
この状態になって やめたら〜なんて言えない
だから 元気なうちに学習して 大事な時に 選べるように 力をつけておかなくちゃ…と思います
Posted by 宮ちゃん at 2018年08月30日 07:01 | 返信
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