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ドシャ降りの雨の中、財布を落とした

2018年09月07日(金)

台風以来、さらに昼夜の区別が無くなり、かなり混乱した生活。
昨夜は深夜の急変患者さのため寝る暇なく、ぼーっとした日中。
そして今夜はついに、ドシャ降りの雨の中、財布を無くした・・・
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昨日は、ラジオ日本の収録が2本あった。
順天堂大学の小林先生が相手をしてくれた。

深夜には在宅患者さんが急変し対応した。
今夜は、緩和医療の勉強会があった。

膵臓がんとC型肝炎の勉強会もあった。
C型肝炎が完治する時代になったのだ。


外はドシャ降りの雨だったので駅までタクシーに乗った。
ドシャ降りの場所で降ろされたので、屋根下まで走った。

ポケットを探ると財布が無い!
あ、タクシーの座席に忘れた!

慌ててそのタクシーに戻るも次の客を乗せて走り出し、走り去った。
その間、わずが30秒たらずの「ああ、無情」・・・・  泣いた。

財布の中にはお金やカードや運転免許証など大切なものばかり。
それが無くなれば、私は無一文の「私は誰」状態になっていた。

どうやって帰ろうか。
誰にお金を借りようか。


すぐにタクシーの領収書に書いてある電話をするも全く繋がらない。
1時間半後にやっと繋がるも、「落し物は無い」との返事であった。


焦った。
ああ、よほど普段の行いが悪いのやなあ。

泣きそうになりながら、交番を探して紛失届けを出した。
悪いことをした訳ではないが、なんか罪人のような気に。

書類を書いているとそこに一人、若い女性が飛び込んできた。
「あのー、自転車置き場に電車のカードが落ちていました」。

こんな小さなカードを雨に濡れながら交番に届ける人が可愛かった。
「謝礼は辞退でいいよ」と言い残して出ていく姿を、恨めしく見た。

ああ、俺のも誰か拾ってくれたらいいのになあ。

お金やカードが入っているほど戻りにくいらしい。
まあ、仕方がない。落とすほうが悪いんだから。

落としてから2時間が経過し、カード会社にカード紛失の電話をした。
まさにその最中に、有村架純似の警察官が「ありました!」と言った。

道で拾った人が、わざわざ近くの警察署まで届けてくれたのだ。
地獄から天国に戻ったような気分で、雨に濡れても平気だった。


財布の中味はびしょ濡れだった。
座席に忘れたのではなく、降車時か走った時に道路に落としたのだ。

当然わざわざ届けてくれた神様のような人にしっかりお礼をしたい。
いくらでもしたいが、拾った人は「謝礼辞退」を警察に伝えていた。

個人情報のため、届け出てくれた人の名前は教えられないのだ。
だったら警察が仲介してお礼を渡してと頼むも、それはダメと。

雨の中、思わずスキップしながらなぜか中島みゆきの「糸」を歌っていた。
こんなめでたい時に勝手に口に出る曲なのだから、よほど好きなんだろう。

結局、終電にも1分差で乗り遅れた。
雨にも濡れた、雷も光ったが、それでもいい。

出てくりゃ、それでいい。
生きてりゃいいさ、なんて歌を「ちょい大袈裟やな」と思いながら歌う。

落としたものが出てくる国、まして雨の中、わざわざ大きな警察署
まで自ら届けてくれる人がいる日本っていう国は、凄い国だと思う。

帰りのタクシーの運転手さんに「お客さん、それは運がいいですね」
「戻ってくる確率は10分の1ですわ」と言われた様に、運がいい。

咋年、東京六本木でクレジットカードを落とした時は戻らなかった。
すぐにストップをかけ被害は無かったが、すごく面倒な作業だった。



今週は結構、人のために働いた。
いろんな人に会い、勉強もした。

悪いことは、していない。
だから運が良かったのか。

でもいろいろあり過ぎて、目が回りそうだ。
ドシャ降りの雨の中、地獄から天国に戻った(戻れた)2時間半だった。


PS)
肝臓専門医が困っていた。
C型肝炎がほぼ100%治る薬が出たからだ。

医学の発達で専門医の需要が激減する典型例だ。
患者さんには、まさに福音だ。

































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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

今日のブログ、もうハラハラしながら読みました。先生のお財布が見つかって本当によかった!
先生、今晩こそは…寝てください。

Posted by 小梅ちゃん at 2018年09月08日 07:39 | 返信

 先生でも凡ミスがあるんですね お気をつけて下さい。財布が無事に帰ってきてよかったです。

Posted by 薬剤師 井澤康夫 at 2018年09月08日 11:07 | 返信

見つかってほんとによかった。
また、生身もご無事でほんとによかった。

余計なことを一つ。
女性は何らかのポシェットやバッグを持って歩くけど
男性は財布に重要物を詰め込んで、その財布をスボンやジャケットのポケットに突っ込んで手ぶらで歩く傾向。

歳をとってからの亡父は、その財布にヒモをつけて首からぶら下げてから、ポケットに突っ込んでいました。

Posted by 匿名 at 2018年09月08日 04:28 | 返信

先生、良かったですね!
少しお疲れなのかも。(いつものこと?)
地震、大雨、台風と日本全体がお疲れのような気がします。
共感疲労(様々な報道で辛いニュースを見ているうちに、自分も疲労、疲弊、してしまう状態)という言葉があるのを聞いて
とても日本人的だな、と、思ってしまいました。
お財布を拾って下さった方、先生、婦人警官さん、
優しい人の周りには、
優しい人が集まるんですね~。

Posted by 岐阜県のミカン at 2018年09月08日 10:04 | 返信

本当によかったです
ドン底を味わって 苦しかったですね…

顔は見えてこないけど いい方に巡り合えてよかったです

Posted by 宮ちゃん at 2018年09月08日 10:11 | 返信

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