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高血圧・糖尿病の人の「薬との付き合い方」〈週刊朝日〉

2018年11月01日(木)

今週の週刊朝日に高血圧・糖尿病の人の「薬との付き合い方」が、載っている。
不肖、私のコメントも載っているので、興味のある人は読んで欲しい。→こちら
最近、こうした記事に大学教授も登場するなど、空気が変わってきた。
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高血圧・糖尿病の人の「薬との付き合い方」〈週刊朝日〉


薬は、「治る(予防する)利点」と「副作用などのリスク」をてんびんにかけて、利点がリスクを上回ったときに飲むもの。薬によって健康寿命を損なうとしたら本末転倒だ。高齢になったら日々飲んでいる薬との付き合い方も変えたほうがいいことがわかってきた。 

 テレビの医療番組などの監修も行う、総合診療医の徳田安春さんは、加齢に伴って見直したほうがいい薬として生活習慣病の薬を挙げる。

「一般的に、高血圧、糖尿病、脂質異常症など生活習慣病の薬は、動脈硬化などによって起こる脳梗塞や心筋梗塞、狭心症などの致死性の病気を予防することが最大の目的。こうした薬の予防効果が現れるのは5年、10年先。平均寿命を前提にすれば、高齢になるほど致死性の病気を予防するという利点は小さくなります」

 徳田さんらが以前、高齢者の入院理由を調べたところ、驚くべきことに5~10%が薬の副作用だった。

「高齢になるほど利点は小さくなり、リスクが大きくなる可能性がある。そのバランスについては個人差もあるので、かかりつけ医と相談することが大切です」

 と徳田さんは言う。

 生活習慣病の薬は、40代、50代からずっと飲んでいる人も多い。“これまで副作用がなかったから大丈夫”と考える人もいるが、「75歳、80歳ぐらいで、一度、減薬を考えたほうがいい」と話すのは、『薬のやめどき』の著者で、長尾クリニック(兵庫県尼崎市)院長の長尾和宏さんだ。

「個人差はありますが、高齢になると腎臓、肝臓の機能が落ちてきて、薬を解毒して排せつする能力『薬物代謝』も衰えてくる。薬の成分がいつまでも体内に残ってしまうので、副作用が強まるのです」

 一方、東京都国立市を中心に高齢者の診療にあたる、新田クリニック院長の新田國夫さんは、「一般的な医師の考えとは違うかもしれませんが、減薬を始めるのは80歳ぐらいだと考えています」という。

「75歳ではひとケタ、75~80歳が14%、80歳になると30%、85歳だと50%の方がフレイルという虚弱な状態に陥ります。3割は大きく、そのころが見直しのタイミングだと考えています」


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この記事へのコメント

今年、先生の還暦記念講演会をはじめとして、それから先生の書籍を数冊
一気に読む日が続いているのですが、今日のヤフーニュースで
「高齢者の多剤服用防止 減薬へ」というのがあり、物凄いタイミングだな~と
長尾先生の仰ってることは本当だったんだと確信しました!!

Posted by kk at 2018年11月04日 08:58 | 返信

「薬のやめ時」は「生き方の変え時」につながると思う。

日本人は「勤勉真面目」を美徳とし「働かざるもの食うべからず」
以前は55歳、最近は65歳の定年まで、ストレスを顧みずがむしゃらに働くのが当たり前の日本。
ストレス解消方法はアルコール、タバコ、ギャンブル、キャバクラ(ソープも)、それは顧客をもてなす営業手段でもあった日本。

最近は人手不足と年金受給を遅らせたい政府の思惑から、「75歳まで、せめて70歳までは働きましょう」「いつまでも現役で若々しく」と、「いつまでも年金もらわず現役継続」が「日本人の美徳」と、政府宣伝かしましい。

実は、この「いつまでも現役」は、たいへんな矛盾を孕んでいるのだ。

歳をとっても、いつまでも働いてカネ稼ぎ継続、それは同時にストレス解消と称する「酒タバコギャンブルキャバクラ」継続を意味する。動脈硬化、高脂血症、心筋梗塞、COPDタバコ肺、糖尿病、不特定相手の性交渉による感染症、etc. も「継続して悪化」。 
働くためにはお薬飲んで症状を抑えないと、ね。
すなわち、薬もずっと飲み続ける。いつまでも元気で現役並みに働くために。

「働いた後にタバコを吸いながらクィーっと一杯やる(ついでに女の尻も触って)」それは「快感」でもある。
この「快感」抜きに、いつまでも元気で働けますか?

ストレス無い仕事なんて、無いと思う、ストレス無い人間関係も無いと思う。働いてカネを稼ぐということはストレスだらけだ。歳をとるということはストレスに弱くなることでもある。

ストレスに弱い高齢者を働かせて、そのしわ寄せはどこに向かうのだろう?

Posted by 匿名 at 2018年11月04日 04:46 | 返信

生活習慣病というのはまさしく生活習慣が原因だと痛感します。
私の亡き母の人生、まさしく生活習慣病だったと。
高血圧でも高脂血症でも糖尿病でもガンでもないが、便秘症と晩年には認知症と誤診された老人性ウツ病。

女性に便秘症が多いのは、夫や家族の顔色を伺いながら生活しているので便意を催した時にトイレに行けないからです。
たいていの家はトイレは一箇所。
誰かが入っていると順番待ち。
「嫁」は一番弱者だから「じっと我慢」していると、トイレに行ける状態になった時に行っても「出ない」。
それが習慣みたいになってしまう。

老人性ウツに関しては、私の父は亭主関白を絵に描いたような人でした。そういう人が脳梗塞後、生き返ってまた仕事に戻った。父77歳、母74.5歳。
それから約5年間、父は母の献身的な支えで人生を楽しんだ。

昭和一桁生まれの夫唱婦随夫婦は、行き着くところまで行かないと誰も介入できない。
母が倒れた後、私が関わらざるを得ず。母の苦労がわかった。
父は脳梗塞後、よその人からは「回復した」ように見えても、中身は混乱状態だった。本人にはそれがわからない。家族には無茶を言う。無理を通そうとする。父の「よそから見ると健常人」を守ったのは母である。
その母は、心身の限界まで父を支えて、先に逝った。

夫が先立つと、長生きする妻が多いです。
まるで女の方が図々しいから長生きするように言われますけど、
「夫から受けるストレスという生活習慣病原因」が無くなったから、長生きできるのです。

Posted by 匿名 at 2018年11月04日 06:52 | 返信

心不全を繰り返す89歳の母は介護施設に入居しており、7月あたりから食欲も落ち、
廃用性症候群になり8月には全介助になりました。意識も朦朧としていてアイスクリームと
水分しか摂らないし血尿もでて施設の医師に「看取りの時期だといってもいいです。」と言われ、
それまで服用していた13種類ほどの薬をすべて止めました。

その1週間後に「なにか食べたい。」と母がいい、それから少しずつ食べ始めました。
食事すべてを食べ間食もするようになり、褥瘡も治り意識も正常になりました。血尿も止まりました。
さすがに全介助ですが、表情も明るくなり笑うこともあります。ただ、10月ぐらいから浮腫みが
でて利尿剤だけ服用しています。それでも、もうダメかと思った時期に比べるととても人間的です。
長尾先生がおっしゃるように高齢になると沢山の薬は必要ないのかもしれません。
「薬のやめ時」考えてみる必要があると思います。

Posted by てんとうむし at 2018年11月08日 08:51 | 返信

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