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切ない孤独死
2018年12月19日(水)
孤独が大ブームであるが孤独死も急増しているのが現実。
孤独死してもその日のうちに発見する地域づくりが重要。
しかしなんとも切ない「孤独死ニュース」が流れてくる。
孤独死してもその日のうちに発見する地域づくりが重要。
しかしなんとも切ない「孤独死ニュース」が流れてくる。
30~40代の「孤独死」が全く不思議でない事情。→こちら
不摂生や医療の拒否、部屋のごみ屋敷化などによって、自らの健康状態を脅かす、セルフ・ネグレクト(自己放任)。孤独死とも密接な関係にあるこのセルフ・ネグレクトが、近年大きな社会問題となっている。緩慢な自殺と呼ばれるセルフ・ネグレクトの最前線を追った。
「ああ、このお部屋は、セルフ・ネグレクトですね」
全国に展開している大手特殊清掃会社の特殊清掃人の女性は、部屋に入るなり、厳重な防毒マスク越しに私にそう教えてくれた。スースーという呼吸の音だけが、家主を失った部屋に響く。
築30年は下らない老朽化したアパートの、いわゆるゴミ屋敷のような6畳一間の部屋。そこで50代の男性は、脱ぎ捨てたおむつや、段ボール箱、散乱するコンビニのお菓子の空袋に埋もれるようにして亡くなっていた。
■特殊清掃現場のほとんどがセルフ・ネグレクト
私が初めて取材で入った特殊清掃の現場は、このセルフ・ネグレクトの男性の部屋だった。妻子との離婚後、男性は1人で生活していたらしい。ほこりを被った段ボール箱からは、ありし日の妻子と写った写真が出てきた。
畳の上には、ベッチャリとした繊維質の黒い塊があって、それが頭皮ごと剥がれ落ちた髪の束であることにすぐ気づいた。当然遺体本体はそこにはないが、警察が遺していった、男性の「落とし物」に、思わずぞくりとさせられた。
セルフ・ネグレクト――。一般的には聞きなれない言葉かもしれないが、特殊清掃の世界ではまるで日常用語のように使用されている。拙著『孤独死大国 予備軍1000万人時代のリアル』でも詳しく追っているが、彼らが請け負う案件の傾向をみているとその理由がよくわかる。そのぐらい、セルフ・ネグレクトと孤独死とは切っても切れないつながりがある。
関東地方に住む民生委員の徳山さん(仮名)も、セルフ・ネグレクトと言われる人に接してきている。また、セルフ・ネグレクト状態から孤独死で亡くなった人を何人も見てきたのだという。
徳山さんはおっとりとした60歳の女性で、子どもたちがお世話になった地域の役に立ちたいと思うようになり、民生委員となった。
「近所の人が『あそこのお家、ちょっとおかしいのよね。最近見かけないのよね』ということがあると、『行ってみてくれない?』と言われて最初に見に行くのが、民生委員なんです。それで実際に孤独死された方を見つけた民生委員もいますよ。私も、訪問するなどして関わっていた方が孤独死で亡くなられることがありました」
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「母の孤独死」
42歳男に突如訪れた壮絶な現場 →こちら
誰にも看取られることなく、ひとり、部屋で亡くなる孤独死――。
ニッセイ基礎研究所によると、現在その数は年間約3万人と言われている。 そして、同研究所はこの数は、今後さらに増えるだろうと予測している。生涯未婚率の増加などによって、単身世帯は年々増加の一途をたどっているからだ
家族に孤独死が起こってしまったら、具体的にどのような現実が待ち受けているのだろうか。
■帰ってきたお中元
「母は、四つん這いのような状態で、テーブルの上に倒れこんでいたんです。体に蛆も湧いていたから、見つかるまで、きっと痒かったでしょうね。ずっと独りぼっちで放置されていたかと思うと、やり切れません。警察によると、死後、1カ月が経っていたとのことでした。ほかの人には、こんな思いをしてほしくないと思っています」
孤独死で母を亡くした戸田和彦さん(仮名)は、当時の様子をこのように振り返った。和彦さんは、都内のゲームアプリ制作会社に勤務する42歳の普通の会社員だ。職業はプログラマーで、妻と3歳の息子とともに都内のマンションで生活している。
普段はあまり連絡のない伯父から、和彦さんの携帯に電話があったのは、夏も真っ只中の8月2日の夕方のことだった。
「妹に送ったお中元が帰ってくる、心配なので見に行ってほしい」
伯父は電話口で慌てたようにそうまくし立てた。
和彦さんの母・京子(仮名)さんは、一人暮らし。和彦さんは、最後に実家に帰ったときのことを思い出した。あれは約1カ月前。そういえば、その後、お母さんに一度メールしたが、返信がなかったんだっけ。
和彦さんは、自宅からすぐに電車を乗り継いで実家のある千葉県にある団地に向かうことにした。
いつもならチャイムを鳴らすと、すぐに出てくる母だったが、その日に限って何の返答もない。ドアにはU字ロックが掛かっているようで、びくともしない。
ただ、一つだけ気になることがあった。
生ゴミを何日も放置したような生臭い臭いが、なぜかドアの辺りにプーンと漂っていたのである。
「それでもそのとき、母が中で死んでいるなんて思いもしませんでした。ゴミ収集前日とかにドアの近くに生ゴミを置いたりすると、臭いがするじゃないですか。それかなぁとか。呑気に思ってました」
開かない実家のドアに、困り果てた和彦さんは、最寄りの交番に相談に行くこと、警察官は急に慌てた様子を見せた。警察官のただならぬ雰囲気に、和彦さんは大げさだなと思った。
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内縁30年 死んだつ妻は誰? 無戸籍か、身元分からず →こちら
アパートの取り壊しに伴う退去期限が迫った今年9月末、遺体を放置して逃げた。「30年も一緒にいた。嫌いになってしたわけではない。『わかってくれ』という気持ちだった」
妻は一体誰だったのか-。捜査関係者は「無戸籍だったとは思うが、妻がうそをついていたかもしれない。真実は分からない」と話す。17日、福岡地裁で被告の初公判が開かれる。
無戸籍者、全国に837人 法務局調べ
法務省の調べでは、無戸籍者は全国に837人(11月10日現在)いて、うち146人は20歳以上だ。市町村の行政窓口を利用したことがある人しか把握できず、支援団体「民法772条による無戸籍児家族の会」は、独自の集計で1万人以上と推計する。
同省によると、無戸籍者の8割は、離婚を巡り母親が出生届を出さなかった事例。民法772条は「離婚後300日以内に生まれた子は前夫の子」と規定し、離婚後に出産しても一定期間は子どもの父親は前夫になる。暴力が原因で離婚した前夫の子どもにはしたくない、などの事情が多いという。ほかには、記憶喪失や戸籍制度反対、ネグレクト(育児放棄)もある。
家族の会の井戸正枝代表は「無戸籍者は、過去の事情を知られたくないため身近な人にも出自などを話さないのが特徴。大野城市のアパートで死亡した女性が無戸籍者の可能性はある」と語った。
西日本新聞社
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死は死でしかなく、
孤独も孤独でないも、
切ないも切なくないも、
奇麗も腐敗も、関係ないのか・・・
でも、でも。
できれば自分の望む形に近い形であって欲しい。
そう願い、世界中の多くの人がリビングウイルを書いている。
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この記事へのコメント
私は孤独死の可能性大ですね。
それでと言うわけで、自治会長が「これまで要介護者、独居老人」に届け出てもらっていたが、その人達に「自分達のケアマネジャーの名前と、かかりつけ医の名前を書いて貰わなばならん」と言いだしました。
早速私宅にもやって来て「あんたは、未だ介護保険には掛かってないが、良かったらかかりつけ医を言って貰えんか?」というので「○○先生です」と言いました。」
これが医療生協のお医者さんですというと「共産党か社会党や!!」と大騒ぎになるのでしょう。
以前にも「緊急連絡先を言え」と言うので従兄の住所を書いたら、
「あんたの従兄の家、大きいねえ!皆で調べに行ったら、もっと小さい家かと思ったら、大きい家だったからびっくりしたわ!」と近所の主婦が言った。その主婦は直ぐに精神病院に入れられた。
「皆と調べに行った」とは皆とは誰だ?と思っていたら、自治会ブロック委員の妻が「だってエ、部落かどうか調べなかったら、おつきあいなんかできないわ」と言った。その主婦も実は交通事故を起こしてお医者さんに「アルツハイマー」と診断されていた。
自治会の会長になると「孤独死をなくすため」と言い訳しながら他人のプライバシーを覗きたがるスケベーが多くて困る。
そういう男の妻に限って、アルツハイマーと診断される妻なのはなぜ?
Posted by にゃんにゃん at 2018年12月20日 03:26 | 返信
私は、痛みさえほどほどで済むなら、孤独死、覚悟しています。
孤独死させてほしい。
困るのは、第三者に事務手続きを頼むと100万単位のお金がかかること。
信頼できる「死後事務処理引受会社」を、長尾先生、作ってください。(せいぜい20万円くらいの費用で)。
Posted by 匿名 at 2018年12月21日 03:55 | 返信
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