３０年近く、僕にかかってくれてありがとう。
数あるお医者さんの中で僕だけ選んでくれて。

いろんな話をしたね。
幼少時から女学校時代の昔話も、

１０２年も生きたから、とっても含蓄のある話ばかり。
今も声が聴こえてきそうだけど、もう話すことは無い。


今年最後のゴルフの約束は果たせなかったけど
大切な人とのお別れに立ち会えることができた。


目覚ましが気になって眠れなかった。
でも結局、なんの関係も無かったぜ。

普通の生活ではない。

みんな静かに眠っている。
僕は、静かに裏街道を歩く。

粉雪のひとつひとつが、その人との思い出のよう。
すぐに消えてしまう儚い記憶だけど、それでいい。

雪の華。

せめて華のある雪になって、散りたいなあ。
その人がそう教えてくれたような気がする。

今年のお看取りは１２０人くらい。
１２月に入ってからが、特に多い。






PS)
忙しくて、忙しくて。
仕事に埋もれている。

皆様は、どんなクリスマスでしたか？

メールやプレゼント、ありがとう！

どんなに元気をもらったか。
感謝しきれない、よう。

明日は、今年最後の講演がある。
ある病院グループの医師が対象。


さて、何を話そうか。
さすがに「雪の華」は歌えないしなあ。