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沖縄を想う
2018年12月30日(日)
ずうーと、沖縄のことを考えている。
沖縄の未来は日本の未来そのものだ。
沖縄が大好きだからもっと知りたい。
沖縄の未来は日本の未来そのものだ。
沖縄が大好きだからもっと知りたい。
寒いのが苦手。
これだけ寒いと南の島に逃げたくなる。
沖縄に移住した中学校の同級生のFBを
うらやましく眺めて眺めているこの頃。
辺野古への土砂投入の前日、雨のなか国会議事堂前で
「移設反対」のデモを見ながら、地下鉄を乗り換えた。
この人たちは誰なのか。
どんな想いなのか・・・
沖縄の基地問題は大切だけど、
2つに分けないと議論が混乱する。
1)辺野古移設の是非
2)そもそも、沖縄に基地は必要か
2)が前提となり、1)の議論が成立する。
しかし2)は難問なので、1)の議論が前面に出てしまう。
私は、2)のことをずっと考えている。
親父が自衛隊員だったこともあるはず。
自分の国は自分で護る。
永世中立国で海が無いスイスには海軍もある。
徴兵制をしてでも国を護るのは当たり前の事。
戦後70年経過して、独立国を目指すため
自衛隊の在り方を議論することは、大切だ。
沖縄は日本である。
100年後も日本であって欲しい。
沖縄の人が大好き。
「デニー知事にソックリ」と言われることが嬉しい。
2月14日(木)は、昨年に続いて那覇で講演をする。
現地の空気のなか、この問題をもっともっと考えたい。
朝日新聞にはいつも首をかしげるところがあるが、今回の記事の中で
使われている「行動なき良心」という言葉が、なぜか引っかっている。
私自身も医療以外に対しては「行動なき良心」派であるが、
医療に関しては「行動する良心」を貫きたいと思っている。
抗認知症薬のぞう増量規定を撤廃させた結果、認知症界の大物から
「君はエビデンスというものを知らないのか!」と、首を切られた。
でも、腐っている人に向かって「腐っている!」と言っても本当は意味が無い。
少しでも自覚症状がある専門家なら、恥ずかしくてそんなことは言えないはず。
来年は、もっと「行動する良心」を目指したい。
患者さんのためだと信じたら、身を呈すべきだ。
医療界はおかしなことばかり、と嘆いてばかりじゃ変わらない。
自らが行動して、前向きに解決していくことが大切である。
1月27日の抗認知症薬のセミナーは、年内に満員御礼になった。→こちら
医者の良心(?)に共鳴してくれる人が沢山いて、とても嬉しい。
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辺野古埋める「行動なき良心」
(社説余滴) 朝日新聞 2018年12月28日 国際社説担当・箱田哲也
隣国や民族をのみ込む業(ごう)を思う。
日本の敗戦により、35年の支配から解かれた朝鮮半島。
ヤマト(本土)から侵略を受け、「処分」され、約500年の王国を閉じた琉球。
いずれも抵抗は、武力を背に抑えられた。
協定だ、解決済みだ、と何度言われようと、帝国日本を支え、いまを生きる韓国の元
徴用工らは納得できず、その不義を訴える。
法は法として、支配された側との距離を縮めようとするならば、彼ら彼女らの無念さ
をやわらげる営みが要る。
この1年、韓国の記者から多く尋ねられたのはしかし、歴史認識の違いではない。日
本人はなぜ怒らぬのか、という素朴な問いだった。
政治の指導者は国会での質問にまともに答えず、はぐらかす。役人は堂々とウソをつ
き、公文書は組織的にねじ曲げられる。これが150年も前に近代化に歩を進めた日本
の民主主義なのかと。
道理にかなわぬ現職大統領を追いやった自負からか。若い記者の「まるで政治的に去
勢されたかのような日本人」とのつぶやきが耳に残る。
翻って沖縄。戦場(いくさば)となり、多くの命が奪われた地に、支配者然とした政
府は容赦なく新基地建設を進める。
那覇に住む女性が30年近く前の話を教えてくれた。留学先の韓国で「我々は日本か
ら解放され、奪われた言葉を取り戻した。沖縄は本当に気の毒だ」と言われたことを。
初めはピンとこなかったが差別意識をむき出しにする政府を見て、その言葉の意味や
重みが増してきたという。
基地あるがゆえ、沖縄は今なお多くの矛盾を抱える。
例えば。教え子に基地の街の現状を伝えようと、ヤマトから強行軍で乗り込んだ高校
教師が「なんだ今日は戦闘機が飛ばないハズレの日か」と肩を落として去っていく。
哀れ、だけでは何ら解決しない沖縄の一つの日常。
「社会変革は『行動する良心』にしかできない」と説いたのは、民主化運動の先頭に
立ち、幾度も死線をくぐりぬけた韓国の金大中(キムデジュン)・元大統領だった。「
行動なき良心は悪の側にいる」とも語った。
沖縄への無情の仕打ちに、芸能人らは請願書への署名行動を呼びかける。去勢などさ
れていない。それでも――。
辺野古の海の褐色は無残に広がる。日本政府によって。私たち「行動なき良心」が投
じる一握りの土砂によって。
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沖縄でデニー知事と会いたい。
写真を撮りたい。
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この記事へのコメント
辺野古の件、埋め立てを批判する芸能人らを批判する著名人・メディアがいますが、彼らこそ本当は無関心・他人事と思っているのでしょう。確かに日本単独の防衛には限界がありますが、現状は日本が米国側に『遠慮』して、自国の主権や国民の権利といったものを差し出しているような状況ですよね。
日米地位協定に関する専門家の著書を読んだ事があるのですが、米軍機が事故を起こした場合、欧州では基地のある国の当局が事故調査に参加でき、米軍基地敷地内への立入検査すら認められているのです。そして米軍側に個々の飛行訓練の可否や飛行できない空域とかも指示できるそうです。どれも日本政府は出来ていません。
その状態へ無関心・無知でありながら、疑義を呈する人間は「左翼」と。バカバカしくて見ていられません。
Posted by Voice of ER at 2018年12月30日 01:21 | 返信
米軍施政権下の沖縄に、船で渡ったことがある。
沖縄出身で関西在住の青年たちが呼びかけた、全軍労支援やコザ暴動騒乱罪適用反対の
街頭行動に参加したことがある。
今にして思えば、「本土復帰」「沖縄返還」をかかげるのではなく、
琉球処分(139年前)や米軍統治(73年前)に抵抗し、沖縄の自治・独立に舵切る人々に
耳を傾けるべきだったのではないか。
21世紀の日本人に欠落しているのは、歴史を振り返らず、未来を「語る」ことだ。
沖縄の「民意」には、聞く耳をもたない。
「ほかにない」からアヘ支持、という日本人の民意。
トランプ詣でをセットしてくれたカジノ業者に、カジノ法プレゼント。
地元後援会員のために、国際捕鯨条約脱退。
1933年、42対1で「満州国支配」を非難した国連を、罵倒して脱退。
金日成が核不拡散条約脱退、トランプが温暖化パリ条約脱退。
歴史は繰り返す!
30年前、「大嘗祭違憲」の疑いを投げかけていた皇族の再提起にも、「聞く耳をもたない」。
「前例踏襲」に、なんら疑問符をつけない「国民性」。
「昭和の時代」「平成の時代」などという歴史区分に興じる、思考停止のマスメディア。
「新元号」を祝う「大型連休」を心待ちにする、読者諸氏?
1945年を挟む「昭和時代」。戦争責任をうやむやにした「国民性」。
ブッシュのイラク戦争の総括文書。
イギリス6000ページ。日本4頁。国民性の差か。
新元号元年。アヘが狙う「壊憲」国民投票。
都道府県や市町村が、「条例」で拒否してもよいのか。
投票率1%でも、賛成票が反対票を上回れば成立する。
いや、反対票が賛成票を1票でも上回ることで、「壊憲」の息の根を止めるべきか。
なんじ、モノ云ふ「後期高齢者」、平穏のうちに息絶えるべし、か。
Posted by 鍵山いさお at 2018年12月30日 02:41 | 返信
沖縄のことを言葉にして語るのは、どうしても無責任な発言になってしまいそうで、躊躇します。
けれど、沖縄が引き受けている現状(事情)に、胸が痛む気持ちは持ち合わせています。
原発の危険性を承知の上で、電力の恩恵に預かっている自分の日常と、その矛盾を思う気持ちとも
似ているような、とても複雑な気持ちです。
基地を引き受けている地域は他府県にも存在します。その地域の人々は、ただひたすらに声高に
『反対』を唱えれば済む問題ではないというシリアスな部分を知っていると思います。
問題が『簡単』ではないですが、住民の声を親身になって聞くという姿勢が大切だと思います。
「気持ちを封じ込める」という行為は、暴力のようでもあって、それは後世にも引き継がれてしまう
愚かな『負』の出来事になるのではないでしょうか。
難解な問題こそ、不利益を被る当事者の気持ちを発言してもらったうえで、どこかで妥協点を見つける
という歩み寄りが大切ではないでしょうか。
亡くなられました前・翁長知事は、沖縄の基地問題に寿命を捧げた(縮めた)ようにも思います。
Posted by もも at 2018年12月30日 08:48 | 返信
朝日新聞
今度は元徴用工のことを書いたんですね。
すみません
長尾先生が横に置いといてといった、韓国のこと、元徴用工の記事に反応してしまいました。
従軍慰安婦の事では吉田談話を載せ、日本との関係をさんざんややっこしくさせた挙句訂正記事を出したのではありませんか。
もちろん慰安婦のことは許されることではありませんが、二千円で募集したことであるのに人さらいのように集めたことになってしまったことに懲りていないのでしょうか。
徴用工のこともこの記者さんはどれほど協定の内容を調べているのか疑問です。
金銭的に言えば65年から75年まで10年かけて日本が毎年韓国の国家予算ほどの保証をしているはずです。
日本も決して豊かでもないときにそれこそたくさんの日本人が働いたお金です。
企業も出したように思います。
協定はその中から徴用工の人たちに保証をすることになっていたはずです。
それをしなかった韓国に問題があるはずです。
解決済み解決済みなどと書くのはまるで何の根拠もなく言い張る北朝鮮と同類にされているようです。
政府も同じような言い方をしていますが、、、
大新聞の記事は事実になってしまうのです。
怖いと思うのは私だけでしょうか
Posted by ノバ at 2018年12月30日 11:37 | 返信
社説中の文章、民族をのみ込む業(ごう) という箇所や「行動なき良心」という言葉に悲哀を感じます。
共感と言うには、重くせつない気持ちになります。知ること、考えることが大切だと理解できます。
今年、旅行で訪れた九州で偶然、有明海の諫早湾を遠くから見ました。夕景が綺麗で有名な沿道を車で
通過するうちに、視界に開けた独特な景色は干潟でした。下調べしていた訳でもなく、沈みゆく夕陽を
車の窓越に眺めていると、これまでに見たことのない美しい海岸線が目に留まり、景色を振り返りながら
「あれっ?」と思うの同時に、「ここだ!」と脳裏にひらめき、諫早湾潮受け堤防や水門、そして
国と漁業者・住民とが係争する問題の、その場所であると理解が及びました。ムツゴロウが生息する
湾を国がせき止めた、その日のニュース映像の断片を思い出します。
事を知らずとも、「綺麗だな」と胸に染み込む景色が、とても悲し気に見えました。
そして以前には、もっともっと綺麗で、その土地の人々の生活のための大切な基盤の場所であること必然であると思いました。一度、人間が壊してしまった「自然」を同じようには再生できない「愚か」な行為
であるということも。
基地のない沖縄の景色を想像すると、琉球王国という言葉が相応しい「楽園」な土地と海であり、
人を癒す場所として大きな価値を持つ、歌や笑顔が似合う場所であると思うのです。
Posted by もも at 2018年12月31日 10:55 | 返信
ノバさんへ
ナチスが国外でおこなった戦時強制労働者176万5000人にたいし、
ドイツの政府とVWなど6600社が『記憶・責任・未来』財団に出資して、戦後補償をおこなったことは、
ご存知でしょうか。
補償が完了した2007年6月12日、メルケル首相は、「補償は、平和と和解に向けた旅の始まりにすぎない。
ドイツは過去の罪を永遠に償う」と宣言した。
民間人にたいする戦後補償は、ドイツと日本では、まったく異なる。
「完全かつ最終的かつ不可逆的に解決した。孫子の世代まで責任を負わせない!」
日本人は、アヘもノバさんも、『協定』を振り回す。
旧日本国籍者(朝鮮人・台湾人)だけでなく、「内地人」の空襲被害にも、請求権そのものを認めず、
時効だなんだとふりまわして、司法も追随させた。
ハシモトが、スガやコウノ、ニホン会議を完膚なきまでに叩いている。
「韓国民であれ(北朝鮮人であれ)、政府間の協定や文言は、国民の請求権を否認できない。
また、司法は、三権分立で行政から独立している、韓国最高裁がパクチョンヒや現政権と異なる判決をだしても
非難されることはない。日本の最高裁は行政に追随しているが」旨、のべている。
ノバさんご見解の、元ネタ、発信者は知っていますよ。
戦時慰安婦のかたのお話しを初めてうかがったのは、30年も前のことです。
ノバさんも、「朝日たたき」をするおヒマがあるようですから、いちど元慰安婦や徴用工のかたの
お話しを直接うかがったら、いかがですか。
それにしても、ナチスドイツの国民性と、ヒロヒト大和の国民性は、どこが似通っていて、
どこが違うのでしょうね。
在米日系人は、戦時強制収容を糾弾し、合衆国政府は謝罪と補償をおこなった。
在日日本人は、原爆投下を糾弾し、合衆国政府に補償を請求しただろうか。
そのまえに、ヤマト政府がたたき潰す!
戦後日本は、銀座や御殿場に、日本国政府の命令のもと、米軍用慰安施設を経営した。
「慰安婦はいなかった! アウシュビッツはなかった!」
鍵山いさおからノバへの返信 at 2018年12月31日 09:51 | 返信
むつかしい事は、分かりませんが、沖縄がアメリカからも日本からも独立する日が来ればいいなあと思います。
気の毒なことに、尖閣列島沖の海底油田があるが為にアメリカと習近平共産党の一党独裁の中国との取り合いになってしまったのではないかと思っています。
孫氏の兵法に「大国に逆らってはならない」との言葉があって、何だあと拍子抜けしますが、しかし今は、例えばインフルエンザの一番ひどい時期の様に、唯々耐えるしかないのではないかと思います。
ローマ帝国も長い時間をかけて滅んで行ったように、アメリカの帝国主義的要素も、中国社会帝国主義も長い時間をかけて滅んでいくのだと思います。個人的な感想ですけど、プーチンや習近平よりトランプの方が、まだましのような気がします。
中国も、周恩来の時は良かったと思います。周恩来は、共産党員ではあっても原則論者であったし、弁証論者であっても「唯物論者」では無かった。ソビエト官僚国家を嫌いな周恩来と、アメリカの嫌いな田中の角さんがハイタッチしたのが日中友好条約であったが、周恩来の死後、中国は変質して、かつてのソビエト官僚国家と同じ国家になってしまったのだと思います。
大河ドラマの西郷隆盛も大久保利通も、公家の岩倉具視や長州の山縣有朋に謀られて殺されたみたいに思えました。天皇制や貴族制度があるのに、士族階級だけ崩壊させられたのも奇怪な話です。教養のある士族階級を崩壊させて、理念なき教養なき軍隊制度を作ったのが山縣有朋なのでしょう。
どこの国も同じように変質するのだと思います。
翁長県知事は、古武士のような方でしたけど、デニー知事はどうかなあ?
Posted by にゃんにゃん at 2018年12月31日 10:14 | 返信
ノバさんへ
ノバさんのご見解は、このブログ読者のほぼ全員の方から同意されていると思いますよ。
さすれば、当該企業の賠償債務を国民が納税を通じて肩代わりしていることになります。
ノバさんを筆頭に納税者たる国民は、当該企業に肩代わり分を補償してもらうことができます。
当該企業は、どっちに転んでも賠償責任から逃れることはできません。
中国の元徴用工には、和解して支払いに応じている企業もあります。
「チャンコロ」には支払うが、「センジン」には支払いたくないということなのでしょうか。
当該企業は、原告全員が死に絶えるのを待つのではなく、速やかに判決に従うべきです。
そして、韓国政府が猫糞しているというのであれば、韓国政府を訴えて、取り返せばいいのです。
中国政府の人権弾圧、民族浄化、台湾侵攻には一言も発せず、韓国政府や韓国人には上から目線でバカにする「宗主国」気取り。
今問題の「日韓軍事紛争」でも、同様です。
1993年の「日露海上事故防止協定」によれば、「火器管制レーダーの照射」は危険行為として禁じられていません。
韓国海軍と「一戦」交えたいのであれば、まず日露協定を改正したうえで、日韓間で日露なみの協定を結ぶべきだとは思いませんか。
隣人や友人とトラブった場合、いかにして収拾するか。クニれべるではどうか。
ノバさんご見解の、ネタ元、発信者に心当たりはありましたか。
アヘの「サンゴ全部移植」というフェイクニュース(事前収録)。そのまま垂れ流したNHK。
ネタ元、発信者は、突き止めること、不可能ではありません。
で、しょう。
Posted by 鍵山いさお at 2019年01月12日 01:46 | 返信
2月14日(木)は、昨年に続いて那覇で講演があるのでしょうか!?
もしありましたら有給取って参加したいです。開催予定でしたら、告知お願い申し上げます。
Posted by 伊良 at 2019年01月22日 11:02 | 返信
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