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墓参りをしてから初詣

2019年01月02日(水)

梅沢富美男さんの教えでは元旦にまずすべき事は墓参り。
先祖と両親に感謝の祈りを捧げてから、氏神様にご挨拶。
それから親戚一同で宴会と毎年順番を固定させるといい。

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元旦早々、お看取りがあった。
毎年、年末年始は看取りが多い。

昔、元旦に3人看取ったこともあった。
だからどこかの介護施設で1日に5人亡くなっても驚かない。

元旦の看取りは最高である。

1)年を越えた
2)みんながいる
3)孫やひ孫もいる、死の教育になる
4)2日がお通夜で3日が葬式なので全員参加できる
5)「おめでとう」という挨拶は、元旦の朝に済んだ


辛いのは12月30日のお看取りである。
大晦日も元旦も、身動きがほぼ取れない。


しかし人の死はだれも左右できない。
すべては神様の采配なので受け入れるしかない。

私は元旦も普通に往診していたが、快適である。
道路が空いていて、スムースに走れるので気持ちいい。

おまけに、自分の墓参りや初詣も済ましているので
晴れやかな気持ちで旅立つ人と接することができる。


昨日、お看取りを宣告した後、家族にこう言われた。
「長尾先生、まだ死んでいません。生きています!」

たしかに、臓器や細胞はまだまだ生きているので正しい。
ただ、とりあえず法律に従って、線を引いているだけだ。

厳かな元旦の別れを惜しむように、急に雨が落ちてきた。
でも心の中は、あったかい。


PS)
2日の深夜のEテレのベルサイユ宮殿の特集に感動した。

あのベルサイユ宮殿は、ルイ14世という太陽の神様の自宅。

ベルサイユ宮殿とその周辺には3万人が住んでいたという。
パリ市民は誰でも自由に宮殿に出入りできた。

ルイ14世は、羞恥心が無いのが特徴。
公衆の前面で寝て、食事して排泄した。

ものすごい食欲だったそうだ。
食べきれない食料は市民が食べた。

宮殿内で11時からずっと執務していた。(忙しかった)
彼の狂気の象徴である宮殿の美しさと、羞恥心欠如という意外性。

そんな番組を観ていて現代社会はこじんまりとしすぎて
個人主義から秘密主義に偏りすぎているなあ、と思った。

明日からクリニックの外来は開く。
さあ、頑張って、仕事と遊び、だ。

今年のテーマは「よく遊び、よく学ぶ」













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