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オプジーボの実力は?

2019年01月10日(木)

本庶先生がノーベル賞を受賞し、免疫チェックポイント阻害薬ブームである。
一千万円以上する高価な薬だががんの夢の特効薬のような報道がされている。
しかし私はいまだ、オプジーボが効いた人を診たことがなく、懐疑的である。

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私は、オプジーボを投与された人を10数人診てきた。
しかし「それが一時的でも効いた」という人はゼロだ。


私が診ている患者さんだからそれだけでバイアスがかかっている。
だから早く、ノーベル賞の威力を実感する人と出会いたいものだ。


オプジーボの発見で、「早晩、がんは完全克服」という論調が多い。
しかし私にはそうは映らない。

実力が過大評価されているように感じる。
だから過剰な期待を持たないほうがいい。



サンデー毎日が、5号連続で、「オプジーボの闇」を報じている。


12月9日号  不都合な真実1
        オプジーボはホントに万能可? →こちら

12月16日号 不都合な真実2
        オプジーボはホントに肺がんの特効薬か?→こちら

12月23日号 不都合な真実3
        オプジーボの本当の実力→こちら

12月30日号 不都合な真実4
        重篤副作用多発 「戦慄の実態」 →こちら

1月6・13日号  不都合な真実5
          丸山ワクチン 驚異のがん抑制メカニズム →こちら



ノーベル賞に便乗した、効果が無い免疫療法にも気をつけてね。
一般の人は、「免疫療法」という言葉にとっても弱い。

助かるがんを放置して、ニセの免疫療法に傾倒している人を診るのは辛い。
まあ経済力があって、本人か家族が満足していれば、それでいいのかもね。


免疫療法といっても幅がある。
・歩行で免疫力を上げる
・補中益気湯で免疫力を上げる
・良い食事や良い睡眠で免疫力を上げるのも、みんな免疫療法。


週刊誌のこのような記事を持参する人もいる。
これも免疫療法だ。→こちら


いずれにせよ、免疫療法の実力はまだ明確ではない、
というのが私のなかでの本音である。



PS)
さすがに、寒いですね。

インフルが警戒レベルに。
いい食事と質のいい睡眠。











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この記事へのコメント

長尾先生の、かっかと加熱していない文章を読んでいるとホッとします。
しかし、あの「長尾先生が免疫療法を批判」と、かっかしている人に利用されてしまうかもしれません。
治せる段階なのに、免疫療法だけなんて患者さんもおられるんですか。
どういう免疫療法なんでしょう。免疫療法を使っている人は、併用の人が多いと聞きます。併用を拒否された患者さんでしょうか。
患者さんも、お医者さんも、周辺も、治療に関しては、かっかしないのが一番いいのにと思います。

Posted by 樫の木 at 2019年01月10日 05:24 | 返信

特に根拠はないのですが、勘というか..
社会的に何か、意図があるのですか? オリンピック招致といい、大阪万博といい
ノーベル賞も日本人ラッシュのようですし..。
何かしらの目論見に加えて、意図的に社会保険制度崩壊への道筋・シナリオ、なんてことが
なければいいのだけど..なんだか嫌な予感がします。

Posted by もも at 2019年01月10日 08:25 | 返信

昨年平成30年11月18日(日)に森ノ宮医療学園専門学校で、第57回日本臨床鍼灸懇話会全国集会大阪大会が開催されました。「癌に対する鍼灸の可能性」と言うテーマでした。
特別講演で「癌診療の最前線」と題して大阪国際がんセンター副院長腫瘍内科部長の今村文生先生のご講演を拝聴しました。

~~がん診断.治療はめざましい進歩を遂げている。世界的にに注目されているプレシジョンメディシンが最も成功している分野の一つである肺癌の薬物療法を例にとると、発がんの中心的な原因となる遺伝子変異(ドライバー遺伝子)が同定され、そのドライバーの阻害剤が従来の治療を大きく凌駕する治療成績をあげている。特に非喫煙者に発生する肺腺癌では、ドライバーが約70%程度の患者さんでみつかり、中でも変異(L858R,Ex19欠失)し活性型となったEGFR遺伝子がドライバーの肺がん(EGFR肺癌)では、イレッサ、タルセバ、ジオトリフと言う第1,2世代のEGFR阻害剤(内服薬)が予後を大きく変えている。更に、最も新しい第3世代のEGFR阻害剤であるタグリッソは第1,2世代を上回る治療成績を示した。また、日本の研究者が発見した変異ALKをドライバーとするALK肺がんでも、複数の阻害剤が登場し、疾患の予後を大きく改善している。現在の課題は複数のドライバー遺伝子の変異の有無を一度に調べる効率的な方法の臨床導入である。現状では頻度の高い順に個々の遺伝子変異を順番に調べるしかなく、次世代シークエンサーの導入が期待されている。もう一つの大きな進歩が免疫チェックポイント阻害剤であるオプジーボ、キイトルダー、テセントリック、イミフィンジの導入である。従来は治療が期待できない進行癌に対して、頻度は低いながら治癒の可能性を示唆する治療成績が報告されており、世界的は注目が集まっている。癌の免疫療法はⅣ期の進行がんを主な対象として開発がスタートし、現在は化学放射線療法への導入に成功、更により早期のがんの治療に組み込まれつつある。進行肺がんでも、免疫療法と化学療法の併用、複数の免疫療法の併用の研究結果が次々と発表されている。今回は、肺がんの薬物療法の最近の進歩を中心として、がん医療の変革の大きな波をがいかつしたい。~~
との内容をお話下さいました。
私〈大谷)には内容が難し過ぎてよく理解できませんでした。
イレッサは、東洋人の女性で喫煙歴が無い方に、よく効果があると仰っていました。
ご講演の内容は、来年にならないとパンフレットにはなりませんので、よくわかりませんでした。サンデー毎日にはオプジーボの連載がありますし、混乱状態で報告できずにいました。

Posted by 大谷佳子 at 2019年01月11日 08:12 | 返信

オプジーボについてずっとモヤモヤしていたことを整理して書いて下さっており、とてもスッキリしています。
小児メラノーマの子供のブログ。
https://ameblo.jp/meron-paipin/
オプジーボによって副作用どころかオプジーボ自体が病状を悪化させ死期を早めてしまったのではないかと思います。
もっと研究が進んでからノーベル賞を受賞するべきだったのかなと個人的に思いました。

Posted by 同感です at 2019年01月18日 12:37 | 返信

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