長浜市と伊吹山

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長浜市と伊吹山

2019年01月12日（土）

滋賀県は、広島県や長野県と並んで地域包括ケアに熱心な県のひとつ。
琵琶湖の北東部にある長浜市と湖北医師会さんに講演に呼んで頂いた。
新年一発目の平穏死講演だったが楽しい時間を過ごさせていただいた。

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長浜には何度も行ったことがある。
古い町並みとガラス工芸で有名だ。

人口１１万人に公立の基幹病院が２つ。
医師会が地域包括ケアの旗を振っている。

既に湖北部は地域完結医療がなされている。
その中での在宅医療なので、やりやすそう。

看取り率が全国10位台とのことなので先進地域。
そんな長浜で平穏死のお話をさせて頂き光栄だ。

道すがら、伊吹山が見えた。

拙書「抗がん剤１０のやめどき」の中に伊吹山が出てくる。
本物の伊吹山は１３００メートルあるそうだ。

私の尊敬する先輩が、数年までこの伊吹山のおそらく
山頂付近から数百メートル滑落して、亡くなられた。

ハイキングクラブのリーダーだった先輩は、気分が悪くなった
ある女性が下山するのを手伝っていた最中に、誤って滑落死。

まさに殉職である。
そんな最期もある。

いいことをしている最中に死ぬことがある。
神様は実にむごい仕打ちをするものだ。

伊吹山を眺めながら、先輩のご冥福をお祈りした。
同時に、神の無慈悲を本当に恨めしく思った。

滋賀の人は、みな穏やかだ。
琵琶湖が穏やかだからかな。

長浜の皆さんありがとうございました！