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陰徳 平田淳一教授

2019年01月20日(日)

兵庫医科大学・救急救命・災害医療講座の主任教授に
平田淳一先生が就任したのが10ケ月前のこと。
今日、彼の教授就任パーテイがあった。
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全国で一番若い救急医療の教授、だそう。
2000年卒の45歳なので働き盛りだ。

兵庫医大に救急医学講座ができて45年目だ。
講座ができた年に生まれた人が教授になった。

日本会救急医学理事長や日本臨床救急医学学会理事長や
歴代の教授や学長などそうそうたる医師が集まっていた。

大相撲にたとえるならば横綱襲名披露パーテイだ。
スピーチした人全員が、彼の努力と人徳を褒めた。

お世辞ではなく、彼は本当にそんな人だ。


本当によく働く働く。
月に8回の当直もやる。

阪神間200万人圏域の救急医療の頂点に立つ。
救急や消防の指揮を執るのも平田先生である。


会の最後に彼は抱負をこんな風に語った。

・正しいと思うことはしっかりやる
・困難事例の救命に挑戦する
・自分の時間をすべて患者さんに捧げる
・人と争ったり足を引っ張ったりはしない
・今日死んでもいいと思える生き方をする
・死にちゃんと向き合える救急医を育てたい
・陰徳(人が見ていないところで特を積む)
・後進をしっかり育てる
・これらの目途がつくまで教授主任パーテイを延期してゴメンナサイ。


うーん。
こんなスピーチは初めて聞いたぞ。

会場がシーンとなった。
私は感動で胸いっぱい。

趣味は京都のお寺で瞑想することらしいが知らなかった。
なんだか東大の救急におられた教授を、思い出していた。



実は彼は長尾クリニックの外来を週末、時々手伝ってくれていた。
週末や休日は私の椅子に座って、救急患者さんたちを診てくれた。

つまり長尾クリニックの非常勤職員だった。
彼とそんなご縁は、もう10年以上になる。

昔、彼に常勤医にならないかと誘ったことがある。
今考えるとこんな大物をよく誘ったものだ、と冷汗が出る。

彼は、日本の救急医療のトップになる。
兵庫医科大学を代表する人になるはず。


この元旦、彼と偶然コンビニで出会い、ハグをしたばかり。
無精ひげとジャージ姿で、無邪気に自転車をこいで去った。

一見すると浮浪者風の彼こそが、人の命を救うチームのトップだ。
わずか10ケ月で立派な後輩が育ち、今春2人も入局するという。


15歳年下の後輩をこれほど尊敬することは初めて。
それは彼に私欲が無く、まさに「陰徳」の人だから。


私の48歳で死んだ父親の名は「徳治」という。
「陰徳」という言葉を聞くと、父親を思い出す。

こんな尊敬できる大物に出会えた私は幸せものだ。
朝一番に松山から駆け付けたが清い気分になった。

パーテイ会場を出たまさにその瞬間、携帯が鳴った。
9年間在宅で診てきた人が亡くなられたとの知らせ・・・

いつもこう。
なんで??

俺を待っていたの?
よくわからんけど、いつもそう。

神様が天の上から見ていて「そろそろね」と指図しているような気がしてならない。
看取り往診や訪問診療などを10件こなしたらいつものように22時を回っていた。

そういえば、パーテイから帰り道、何人かの先輩にからかわれた。
「長尾、ちゃんと仕事せーよ!」

どこに行ってもそのように言われるが、一応、24時間365日全部働いている。
職員全員がインフルで倒れても、私は気合で絶対に倒れない、という自信がある。


でも仕事量では絶対に負けるだろうな、と思う医者が一人だけいる。
それが今日盛大にお祝いをした平田先生だ。

今頃、何もなかったような顔をして、研修医と一緒になって
続々と運び込まれる3次の救急患者さんと格闘しているはず。

彼は世俗の評価などとは無縁の人。
こんな人こそが医者に向いている。


PS)
平田教授のお招きで、来月、講演をする。
演題は「在宅医療と救急医療の連携」→こちら


































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