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インフルに負けない

2019年01月24日(木)

毎日がインフル患者さんとの格闘、である。
外来でも在宅でも、そしてクリニック内も。
インフルなんかに負けてたまるか!
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私はワクチンを打ったことがない。
インフルにかかったこともない。

正確には、毎日、たくさんのウイルスを吸い込んでいる。
私は、1秒で体に入ってきたことが分かる。

ノドの粘膜が、「入ってきたよ」と察知する。
そして、1秒ごとに増殖していくのも分かる。

その瞬間、念じる。
「負けてたまるか」

全身の免疫細胞に「頑張れ、負けるな」、と命令を出す。
自分の防衛システムを最大モードに上げて戦争をさせる。

要は、外敵(ウイルズ)と防衛軍(自分の免疫システム)との闘いだ。
もちろん、私の脳が最高指揮官で、専守防衛に徹底するしかない。


それでも体内を巡ろうとするのが分かる。
戦闘が数時間続くこともある。

「ちょっと不利かも」と感じたら、秘密兵器を出す。
手持ちの麻黄附子細辛湯を2包、水なしで口に入れる。

まず「ノド」に粉を貼り付ける。
そこで溶けて、局所での効果を発揮しながら体内に入ってくる。

少しかかりかけても数時間で治す。
症状が出る前に治す。

自然免疫もあるのだろう。
ベテランの職員はかからない。



インフルのために慢性疾患で通院中の患者さんに迷惑はかけられない。
だからわざわざ別棟を造り動線を分けるなどいろんな工夫をしている。


介護施設でインフルが出たら、大騒ぎになる。
予防投与を依頼してくる施設もあり対応する。

私は絶対にインフルにかからない。
人にもうつさない。

もし最後の一人になったらさすがに診療はできない。
でもたった一人でやっていた時期もあるから、やるかも。

今がピークのような気がする。
いつか突然出現する新型インフルへの練習と思えばいい。

みなさまもくれぐれもき気をつけてくださいね。


PS)
偉そうなことを書いて、なったらどうしようか。

でも私のささやかな夢は、死ぬまでにインフルで仕事を休むこと。
一度でいいから「インフルで休みます」と言ってみたい。

そうそう、新しい命が誕生した。
偶然だが、母親の命日に生まれた。

新しい命と触れながら、いろんなことを考えた。
ますます頑張って生きようと。


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この記事へのコメント

お孫さんなのでしょうか..。抱き方を見てそう思うし、お母様の御命日に誕生とかの巡り合わせを
聞くと、そうかなと思いました。赤ちゃんのお誕生おめでとうございます!
いいですねぇ♡ 「おぎゃァ~!」っていう声が聞こえそうです。ご多幸をお祈り申し上げます!!

Posted by もも at 2019年01月25日 08:41 | 返信

わぁ!先生のお孫さんですか?
おめでとうございます!!


インフル、周りで増えていて、今年はさすがにヒヤヒヤしてます。対策は「負けてたまるか」の気合いですね。わかりました。なんだか乗り切れそう!

Posted by 小梅ちゃん at 2019年01月25日 10:26 | 返信

もしかして、長尾先生、お祖父ちゃまになられたんですか?
おめでとうございます。そういえば、似てるような。

Posted by にゃんにゃん at 2019年01月26日 01:53 | 返信

お孫さん?ですか。
おめでとうございます。(╹◡╹)
長生きする理由が増えましたね。

Posted by 匿名 at 2019年01月26日 02:01 | 返信

麻黄附子細辛湯を2包、水なしで口に入れる。
まず「ノド」に粉を貼り付ける。
そこで溶けて、局所での効果を発揮しながら体内に入ってくる。

この飲み方、私も知っています。(薬は桔梗湯ですが。)
今は亡き近所の診療所の医師が教えてくれました。もう20〜30年ほど前のことです。
「喉が痛い時、桔梗湯を舐めるように、痛いところに塗るつもりで飲むとよく効く。」

麻黄附子が入っている漢方薬は慎重に使うべき、と聞いたことがあります。
麻黄附子細辛湯を、しかも2包一度に、は「ここぞ」という時の必殺ワザ、なかなか常人には難しいのでは?

Posted by 匿名 at 2019年01月26日 02:12 | 返信

先生のようにインフルエンザに絶対にかからない人、数年に一度かかる人、毎年のようにかかる人がいますね。おそらく生体の個別差なのでしょうね。個人の遺伝子が解析できればその謎もわかるでしょうね。
喘息とかアレルギー性鼻炎の人は粘膜が常時炎症で傷んでいるから、かかりやすいようですね。
現行のインフルワクチンは全然効果がないとはいいませんが、毎年のように変異するA型に対しては限界があると思います。ワクチンに本当に効果があるなら、こんなに毎年、大流行しないでしょう。
流行→受診、薬→大流行→受診増加、新薬→さらなる大流行→耐性化という負のスパイラルを歩んでいる気がします。様々な意味で時間と費用のムダが非常に大きいと痛感します。
欧米諸国のように、パンデミックを防ぐためには受診せず自宅で寝て治すのが一番なのかもしれません。
消炎鎮痛剤を飲んで無理に仕事をするという人が沢山いるので必要以上に拡散するのだと思います。
日本人の仕事を休まない、真面目すぎるのが仇になっているのではないでしょうか?

Posted by マッドネス at 2019年01月26日 11:42 | 返信

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