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シンクロする日々、その繰り返しが人生

2019年02月06日(水)

私の毎日は、強烈なシンクロニシテイの連続である。
その人(患者さん)のことを想った瞬間にその人から電話がある。
あるいはその人が目の前に現れるなど、とても不思議が続く日々。
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ある珍しい単語を喋った1秒後に、TVからその単語が流れる。
そんなことが、毎日のようにあり気持ちが悪い。

噂をすれば影、ではないが、話をし始めたらその人が目の前に現れる。
その人のことを書いていると、その人から電話が鳴る。

この程度のことなら、誰でもあるのかもしれない。

しかし昨日は本当にびっくりした。


5年以上、まったく一切交流が無い人にある要件で連絡をしようとした
その瞬間に、その人から電話がかかってきたので、激しく驚いた。

先日、東京地裁で判決が出たリビングウイル裁判だが、なんと内閣府は
控訴期限ギリギリの2月2日に、控訴をしてきた。


また「患者が自分意思を表明すると医師の訴訟リスクが増すか」の議論をしなければならない。
なんてこった、なんていう国なのだ、いいかげんにしてよ、なんて悩んでいた。

控訴したのは内閣府、すなわち安倍晋三さん。
そうだ、内閣府の大臣政務官の長尾敬・衆議院議員に相談してみよう。

今朝のうちに電話してみようかな。

そう思って携帯をかけようとしていた。
彼とは5年以上、まったく交流がない。

私のことをお覚えているのかな、電話はつながのかな。
いろいろ想いながら携帯を取った瞬間に当の本人から電話がかかってきた。

ええ、なんで?
俺の心をなんで彼が知っているの?


電話は全くの別件で、講演の依頼だった。
3月4日に国会で食支援の講演をして欲しいと。

彼の要件を聞いた後に、今度は私の要件を話した。
すると長尾議員が驚き、親身に相談にのってくれた。


それにしても、何年も連絡を取り合っていない人と、
まったくの別件で、同時に電話をしあうなんて・・・

まさにシンクロニシテイの極み。

看取りもシンクロニシテイ。
医師の応募もシンクロニシテイ。

患者さんとの出会いも運命的なもの。

研修医にある希少難病の説明をしていたらなんとその病気の患者さんが
初診で目のまえに現れるなんてことも、よく経験するが本当に不思議だ。


小さい時、親父はこう言っていた。

「なんでも神様が上から見ている」

無口だった親父と会話を交わした記憶がない。
覚えているのは、この言葉だけである。

今となっては、親が言っていたとおりで、何でも神様にはお見通し。
自分の意思ではなく、神様の意思で運命は操られている気がする。


池田清彦先生はこう言われた。
「人生に意味などない。意味は無いのに人は意味づけをしたがる」

そう考えると樹木希林さんの言葉が身に染みる。
「いっさい、なりゆき」

テレサテンさんの名曲「時の流れに身を任せ」の心境だ。
なんでも他力本願のほうがハッピーに生きられるのでは。

親鸞さんとのご縁が年々ふか深まっている。
・北御堂で2回講演した
・釈撤収さんとタイを訪問
・築地本願寺で講演した
・来月、小倉の西連寺で講演・・・・


尾畑春夫さんは今、東京から大分まで1100kmを歩いて帰っている最中だ。

1)歩いて帰る、のは自分の意思
2)しかし今夜どこまで行って、どこで寝るのかは一切なりゆき

私は尾畑さんが尼崎を通過する時(通過する気がする)、必ず捕まえるぞ!
そこまでは私の意思であるが、尾畑さんがハグ返ししてくれるかは成り行き。

シンクロニシテイこそ、人生。

そして死も、おそらくシンクロニシテイ。
































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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

日本尊厳死協会HPより「日本尊厳死協会の公益認定申請に係る不認定処分取消訴訟について」
日本尊厳死協会の勝訴後、国が控訴しました。
公益財団法人申請に係る不認定処分取消訴訟は、第一報でお知らせしましたように、今年1月18日、東京地裁が国の不認定処分を取り消し、協会が勝訴しました。
これに対し、国は1月31日、控訴し、今後、控訴の日から50日以内に控訴理由書が提出されることになります。
ーーーーーーーーーーーーーーー
控訴理由書も協会HPで公開していただけると思いますが、内閣府は、リヴィングウィル普及は「公益」ではない、と言いたいのでしょうかね。
「リヴィングウィル裁判」でググったところ、この裁判については長尾ブログ以外には出てきませんでした。が、興味深いサイトがありました。

日本公証人連合会の「尊厳死宣言公正証書」について、です。
http://www.koshonin.gr.jp/business/b06
もしかするとこれが、ネックなのかしら、とも感じました。
つまり、尊厳死を希望する人は、日本尊厳死協会ではなく、国が認めた公証人役場へ行って数万円を支払って「尊厳死宣言公正証書」を作りなさい。国が認めた公証人の仕事を増やしてあげなさい・・・?

Posted by 匿名 at 2019年02月08日 02:33 | 返信

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