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がん精密医療の現状
2019年02月24日(日)
第11回エピジェネテイック療法研究会、に参加させて頂いた。
毎回、著名ながんの基礎研究者と話ができる超貴重な場である。
分子標的薬や免疫CP阻害薬の恩恵に預かれる人が事前に分かる時代になりつつある。
毎回、著名ながんの基礎研究者と話ができる超貴重な場である。
分子標的薬や免疫CP阻害薬の恩恵に預かれる人が事前に分かる時代になりつつある。
◎基調講演1: 「臨床検体を用いたがんクリニカルシーケンス:
遺伝子パネル検査からエクソーム検査へ」
西原広史 先生
(慶應義塾大学医学部 腫瘍センター ゲノム医療ユニット 特任教授)
◎基調講演2: 「臨床からみた難治性がんの分子機序と治療戦略」
田中真二 先生
(東京医科歯科大学医学部 分子腫瘍医学 教授)
@@@@@@@@@@@@@@@@@
がん組織のプレパラートさえあれば、自費診療にはなるが、
慶応大学病院のがんゲノム外来の西原先生に行くと検査が可能。
抗がん剤治療を迷っている若いがん患者さんが、西原先生を紹介しようと思った。
西原先生は、「がん遺伝子パネル検査」を作った医師だ。
田中先生は膵臓がんやスキルス胃がんなどの難治性がん専門。
見たことなない芸術的なスライドとプレゼンに魅了された夜。
懇親会で田中先生と、膵臓がんの幹細胞について話をした。
がん幹細胞から非幹細胞を分裂する姿を世界で初めて可視化した。
幹細胞の話は大好きなので研究の最前線が確認できた。
特にメタボとがん免疫の関係は、とても興味深かった。
糖尿病と膵臓がんの関連性に関してだが、
自分の本に書いた以上の情報は無かった。
そうそう、この本が早くも3刷りになった、という連絡を受けた!
もし間違いがあれば、適宜、修正していきたいと考えながら聞いた。
昨年のこの会では、「がん細胞はブドウ糖と酸素が大好き」という話を聞いた。
今年は精密医療の現状と、がん幹細胞と免疫の関係を聞いた。
がんは、毎日診ている。
だから興味が尽きない。
いつか「がんとヤクザと親鸞さん」という本を書きたい。
その中に、がん医療のエッセンスをすべて盛り込みたい。
PS)
芸能人ががんを公表するたびにマスコミからコメントを求められる。
そんななか、NHKさんから「公表をどう思うか」という質問がきた。
「いいことだ」と答えたら、それが記事になっている。→こちら
私としては「ええ、ただそれだけ?」
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この記事へのコメント
「がん細胞はブドウ糖と酸素が大好き」
がん細胞を兵糧攻め!「究極糖質制限」の威力 初の臨床研究で約7割の末期がんが改善した
https://toyokeizai.net/articles/-/144042
(引用開始)ブドウ糖が枯渇すると、人間の体内ではブドウ糖に代わる、緊急用のエネルギーが生み出されます。それが、私ががん治療の鍵としている「ケトン体」という酸性の代謝物質です。
このケトン体は、皮下脂肪や内臓脂肪が分解されることで産生されます。そして、正常細胞がケトン体をエネルギー源にすることができるのに対して、がん細胞は基本的にそれができません。がん細胞には、ケトン体をエネルギーに変える酵素が欠けているからです。(引用終了)
などなど、興味にそそられてネットを読み漁り、メタボでもなく高血糖でもなく糖尿病でもないのに、なるべく糖質を摂取しないように、炭水化物は一番あとに食べるようにしていた(2年くらい)けど、最近は米をしっかり食べようと思っています。しっかりといっても1日に茶碗(しっかり)2杯くらい。理由は、ご飯を食べたほうが排便状態が良いからです。どこかのブログでも同じような意見があって、ご飯は便通に大事だと。
一番のワルは甘いペットボトル飲料ならびに砂糖や甘味料入りのコーヒー紅茶なんとかオーレ飲料。
次のワルがスナックと菓子パン。
ご飯やイモやかぼちゃや果物は、気にせずに食べたほうが良いというのが私の今の健康論であります。
癌かな?と思ったら、がっちり糖質制限やります。
・・・糖質と炭水化物は同じではないのですよ、ね。炭水化物は糖質プラス食物繊維。ゆえに血糖値上昇はゆるやか、ですよ、ね。。。。糖質とブドウ糖も同じ??ではないですよ、ね。私では説明難しいけど。
Posted by 匿名 at 2019年02月26日 02:48 | 返信
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