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深化する認知症医療
2019年03月18日(月)
昨日は終日、東京で第5回認知症治療研究会で司会やお勉強だった。
私は世話人をやっているが、こんなに勉強になる研究会は他に無い。
全国から聴講に来られた人たちは大満足だったんじゃないかな。
私は世話人をやっているが、こんなに勉強になる研究会は他に無い。
全国から聴講に来られた人たちは大満足だったんじゃないかな。
毎年、深い話になっている。
この5年だけでも、進歩だ。
・認知症とてんかん
・認知症と糖尿病
・世界の認知症事情
・中国やインドやアフリカの認知症
・画像診断と解剖の突合
・発達障害と認知症
・腸内細菌と認知症
・抗認知症薬の臨床治験の分析・・・・
この歳になっても、9時から17時まで8時間連続で集中して勉強。
知らないことを勉強することは本当に面白い、楽しい。
それにしても、まだ抗認知症薬の薬害に苦しんでいる市民が沢山いるとは情けない。
製薬会社から多額のお金をもらっているエライお医者さんが宣伝マンをやっている。
【Business Journal20190318】(尾崎 章彦)
製薬会社から謝礼金受領の医師リスト公開…年264億円、厚労省の審議会委員53人も→こちら
この国の認知症医療は本当に腐っている。
国もや役所もなぜ放置しているのかなあ。
まさに「放置国家」。
そんな中で異彩を放つのがこの研究会。
こんな医者もいることを知って欲しい。
来年は、2月16日(日)に品川の隣の田町で開催する。→こちら
手帳にメモしておいてください。
東京まで行けないよう、という人は、今年の8月25日(日)に
関西支部の大会を大阪でやるので、来てください。→こちら
どちらにも世話人として関わっています。
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この記事へのコメント
はるばる来たで品川!と無能な私が参加するのも気が引けますが、今回の研修会も、大変多くの事が勉強できて疲れました。
TMG朝霞医療センターの久保田有一先生の「高齢者てんかんと認知症の深いかかわり」に興味を持っていました。それは私の伯母が長男夫婦に連れられて私の家に遊びに来ていた時、突然口を真一文字に結んで「うーうー」とうなり始めたのです。長男の嫁が「何でもないのよ。直ぐ治るの。なんでもないのよ」と一生懸命、伯母の背中を擦ったので、直ぐ治まりました。伯母と息子夫婦が帰った後、伯母の症状はどこかで見たことあるなあと思っていたら、「そうだ。小学生が突然癲癇発作を起こした時の症状と似ているなあ」と思いました。米山鍼灸院に弟子入りしていた頃購入した、祖父江逸郎先生の「神経学」と言う金原出版の3000円くらいの本を読むと「高齢者は脳梗塞で、てんかん発作を起こすことがある」と書いてあったので、従兄の嫁に「伯母さんは、もしかしたら脳梗塞からくる癲癇発作かもしれない」と電話で言っておきました。暫くして従兄の嫁から「お医者さんに相談したら、お母さんの発作がなくなったわ」と言っていました。それで「脳梗塞性の癲癇発作」のおはなしかなと思っていました。でも久保田先生のお話は、もっと恐ろしい「痙攣発作の無い高齢者特有のてんかん」のお話でした。
高齢者特有の癲癇は(MRIや脳波でも非特異的な所見であること。また発作が意識障害(無自覚)を主体とした静かな発作であることより診断することが難しい。この高齢者てんかんについては、おそらく高齢者の交通事故や認知症と間違った誤診をされている可能性もあるため、今後社会で認知されるべき疾患である。」と書いていらっしゃいます。久保田先生の発表された動画の圧巻は「ご家族が、何かヘンだヘンだ」と仰って連れて来られたお父さんが、頭部に電極をつけて本等読んでいらっしゃった時、脳波は何時間の異常無かったのに、ある時突然画面の脳波が全体に異常な乱れがあって、その間お父さんは、まるで仏像のように、固く動かないのです。数秒後動き出したお父さんは、何事も無かったようにうごきましたが、癲癇発作が起きたことが、全く記憶がないそうです。
患者さんがまったく動くかない状態になる話は、アメリカ映画でもあったような気がします。「レナードの朝」だったか。サーコナンドイルの小説「シャーロックホームズ」にも、突然動かなくなる老人が出てきます。昔から洋の東西を問わず居たのかもしれません。
久保田先生の真摯なお話しぶりに、皆さん夢中になって拝聴いたしました。久保田有一先生のご本は、「高齢者てんかん」のすべてと言う題で、アーク書店より1600円で出版されています。
そのほか中山大学孫逸仙記念病院の劉軍先生の「中国での認知症診療」や鎌倉の額田記念病院の小野道夫先生の「コウノメソッドの画像解剖の理解とメソッド流布の為の海外講演報告も国際的にコウノメソッドが発展活躍しているので驚きました。もう狭い日本を飛び出そうという勢いです。
毎回「美味しいパンの好きな人、手を上げて!」とか「昼からの講義で眠たい人、手を上げて!」と呼びかけては「あなたは認知症です!」と断言する悪童(悪ガキ)石黒伸先生は、今回も「灸まんじゅう」なるものの動画をアップして何だろうと思ったら「裏を見たら、保存剤、膨張剤、人工甘味料など身体に悪いものばかりはいってる」とのお話でした。安いお菓子にはどれでも入っています。乳酸飲料にも「乳化剤が入ってる」とのお話もありました。
アメリカにおける酪農産業は、お金持ちは自然食品ばかり食べてるのだけど、貧乏人や、日本人に食べさせたがっているみたいですね。石黒伸先生の仰る事は、私も同感です。昔に中国でも「水を治者は、国を治む。食を治む者は国を治む」と言う諺があります。
現代は、貧乏な国日本も一応飢餓状態で無い様に思えます。でも石黒伸先生の仰るように殆どの食品に毒が入って居るように思えます。私は、それらの食品には発がん性物質が入って居るように思います。糖尿病になれば認知症にもなるでしょうけど、まずは発癌性を疑っています。そういう意味で日本は「食を治める国ではない」と言えると思います。
Posted by にゃんにゃん at 2019年03月20日 03:28 | 返信
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