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ショータキでの看取り

2019年05月10日(金)

カンタキの勉強会を終えて、午前1時にヘロヘロで帰宅。
そしたら午前午前6時にショータキでの看取りがあった。
不思議なものだ。ショータキは番場っている。
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寝る間が無いのが悩みだ。

職員の入隊職に関わる業務も毎晩、午前零時を超える。

忌野清志郎の歌の歌詞ではないが、
「こんなこといつまでも続くはずない」なんてね。


基礎知識として、ショータキとは小規模多機能のことだ。→こちら

ショータキに看護が付いたものが、カンタキである。
尼崎には15ケ所、カンタキは2~3ケ所ほどある。

しかし一般に知名度はかなり低い。
在宅医でも1割も知らないだろう。勤務医はほぼゼロ。


さて、ショウータキに入る人は、どんな人なのか。

ほとんどが本人の意思ではない。

1)病院の地域連携室からの紹介
2)遠くの家族の意向
3)経済的事情

この3つが揃うことが多い。
ショータキを勧めるケアマネは少ない。

ケアマネを交代しないといけないからだ。
しかしショウータキの最大のウリは自宅と施設を「行ったり来たりできる」こと。

しかしショウータキにいる人のほとんどが、ずっといそこにる。
入所したら(ホントは入所ではないが)、最期までそこにいる。

ショータキの看取り率は高い。

あたかも住まいのようになっている人が多い。

しかし自宅ではない。
あくまででデイサービス中に亡くなったことになる。(そうする)

だから死亡診断書の死亡場所は7番の「その他」に丸をする。


自宅は「他にある」ことが、ショータキ(入所)の要件になっている。
・しかし、ダミーの自宅であったり
・仮に借りて、ほとんど帰らない部屋だったり、する。

生活保護の人だったら、2つの家が公費であるようなもの。
無駄だと思うことが多いが、生保の人も少なくない現状だ。


家族がほとんど来ないないし、1~2年に1度来るような人は、
皮肉な話だが本当に幸せなさ最期をここで迎えることができる。

入院を勧める人がいない。
過剰な医療が無い。


ショータキには、訪問診療ができない。
自費で泊まっている夜にそっと往診する。

24時間対応しているが24時間加算は取れない。
厚労省の保険局に直接交渉に行ったが、玉砕した。

介護保険をすべて使っているので訪問看護やリハビリは入れない。
しかし、末期がんや重症の神経難病があれば、医療保険で入れる。

摩訶不思議な在宅医と訪問看護だから、嫌がる在宅医が多い。
やっているのは、ボランテイア感覚の在宅医であろうあろう。

なんとも中途半端なショウータキ。
しかしそこには何人かの行き場のない患者さんが「暮らして」おられる。


ひとつだけ言えることは、スタッフがとても優しいところだ。
経営的には、赤字かチチョイ黒字化、とになく儲からない。

患者様の利点は確実に穏やかな最期を迎えることができること。
ただし、家族がほぼ居ないか、ほぼ関わらない都が条件である。













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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

かんたき、小多機では泊りのときのみ往診や訪問診療は可能です。
看取れば看取り加算がつきます。2万円。
でも、癌末の人や難病の人に訪問看護は医療保険で入りますので、1割ほどの減算を食らいます。
小多機からもかんたきからも訪問看護や訪問介護が行きます。
訪問リハビリや通いの時のリハビリが充実しています。
かんたきでは、週4回のサービスを提供しないと、サービス減産を食らいます。
男性職員二人でエレベータから階段を移動したり、ベッドへの移乗させたり、本当に偉い介護ばかりです。
要介護4.5の難病や終末期の方ばかりです。抗がん剤やファンタニルばかり・・・・
身寄りない方も何の条件もなく、引き受けます。勿論後見制度につなぎますが。尼崎では施策を充実する必要があります。
長尾先生が尼崎医療介護連携支援センターに関られてくだされば、再び私も力を尽くしたいです。

Posted by 峯 通子 at 2019年05月21日 08:40 | 返信

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