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自宅から追い出される独居の認知症 精神病院かGHか

2019年05月21日(火)

独居の認知症は火の不始末を案じる世間が許さないことがある。
近隣住民や行政の圧力で精神病院に強制入院させられることも。
おひとり様が増えているが認知症と言われると隔離される傾向。

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老々認々、は今や当たり前。

一人が亡くなれば、おひとり様の認知症に。

日本中がそうなる。


精神病院か、グループホーム(GH)か。
究極の二者択一。


その人らしさを奪うための入院や入所を沢山見てきた。
正直、「あああ」と思うが、どうすることもできない。

寝たきり製造入院は、もちろん本人のためではない。
近隣住民やご家族の意向に私たちは全く逆らえない。

「本人意思の尊重尊重」とは本来、延命治療だけでなく
療養の場も考慮されるべきだが、日本においては難問だ。

いったん精神病院に入れられたら平均3年だから、実質、「さよなら!」だ。
GHでも当初は猛烈に抵抗する人もいるが、徐々に諦めていく姿を眺めている。

そしていつしか口から食べさせてもらえなくなり。
胃ろうがついたら、もっと食べさせてもらえない。


閉じ込められたり縛られている人を何度か見たことがある。
しかし私たちは治外法権だし、いつも無力さを感じている。。


そして僕ももし長生きすれば、そうなる可能性が充分ある。

まあ、そうなれるくらい長生きしてみたいものだけど。


話は変わるが・・・・

「Pen」という雑誌が「尾崎豊特集」をやっているので思わず見入った。→こちら

音楽の専門家が「どれが尾崎のベスト曲か」と書いているのが興味深い。

その中で「十五の夜」という曲の評価が高かった。
そしてこれが彼のデビュー曲であることを知った。


尾崎豊がもし85歳まで生きて認知症になったら、と夢想した。
実際もし生きていたなら、今53歳になっていた計算であるが。


もし85歳の尾崎豊がグループホームに入れられたら。
そして「盗んだ自転車で逃走したら・・」と夢想した。


そこで「十五の夜」を「85の夜」に替えてみた。

先日の大阪ナンバで歌った中の一曲を紹介したい。
緊張と物忘れで、いつものようにド下手であるが。

フラミンゴ・ジ・アルーシャ 「85の夜」
https://youtu.be/L0917R_0RPM



PS)
格好は、内田裕也さんです。
気持ち悪いね。すみません。

















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この記事へのコメント

自宅では精神も平穏に暮らしている人が、本人が望まない入院でせん妄になりますね。
せん妄になれば、管理目的で精神科の鎮静薬が処方されてそこから泥沼になり、退院できなくなる。
独居認知症の存在を許容できない不寛容な社会背景も問題でしょうね。
中にはごくまれに大変難しいケースがあるのでそれは例外として、大多数の認知症と言われている方々、特に80~90歳の方は加齢による生理的な現象として受け止めるべきでしょうね。
薬で認知症を治そうなどとは考えないことです。薬がない時代のほうが幸福ではなかったのか?

Posted by マッドネス at 2019年05月21日 11:22 | 返信

私の母が、キリスト教会で自然食品の共同購入に参加した時、近所に住んでいた道子さんと言う女性がいました。母は京マチ子さんと同じ年で、道子さんは、その母より一つ下でした。故郷の山口県で育ち、実家は戦前は裕福な貿易商であった。大正デモクラシイの為か、戦前に貿易会社を経営していたと言う人やその家族は多いです。道子さんも裕福な家庭の子女だったので梅林女学校と言うミッション系の女学校を卒業した。そういう関係でキリスト教の洗礼を受けていたようです。結婚が、なんだかヤヤコシイ結婚で、お公家さんの末裔のご主人と二人暮らしでした。そのご主人が胃がんで亡くなって、お葬式をキリスト教会で執り行うと、費用は¥0だと言われて教会で出しました。主人の親戚は良く思わなかったらしい。
一人ぼっちになった道子さんは、段々認知症みたいな症状が出て来て①物忘れはそうひどくない②足元がふらついて直ぐこける③本人が驚くくらい尿漏れがひどいの症状が出て、教会の婦人会では「道子さんは痴呆症じゃない?」「いやクリスチャンってあんな人多いよ」とか蔭で言われていました。教会のお世話役の人が道子さんに老人福祉のサービスを受けさせたが、道子さんは「お医者さんに貴方は老人福祉のお世話になっているのですか?と聞かれて恥ずかしかった」と言っていた。教会のお世話役が道子さんを特養のショートステイを利用させた。始めは一日だけだった。次はお正月に子供の家に帰る常連さんの利用者の代わりに特養に10日宿泊するように言われて、正月明けに、クタクタに疲れてマンションに帰りついた。あくる日ヘルパーがマンションに行くと、ベルを押しても応答が無く、上の階で鍵を預かってくれている人から鍵を貰って開けようとしても閂をして開かない。教会の人が消防署のレスキュー隊に頼んでガラスを割って入るとベッドのそばで倒れていた。教会に来ている医師の奥さんが陣頭指揮を執って救急病院に入院した。内科のお医者さんは「心臓発作を起こしたけど、点滴をしたからもうマンションに帰っていいよ」と言ってくれた。医師夫人が「私達は、この道子さんとは赤の他人です。責任が取れないから何処かの施設に入れないと危険だ」と言い張った。医師夫人が自分で施設に電話して入れてくれる施設があった。道子さんは、あまりの状況の激しい変化で動揺して病院内で転倒した。看護婦長さんが道子さんの足や股関節を動かして、「骨折してる」と言った。すると施設は入居できないとなった。死んだ主人の姪と親戚が出て来て、「面倒を見て上げる」と言ったので財産もマンションの権利書も渡してしまった。死んだ主人の姪が引き取ってK市の病院で股関節の手術をしたが、歩けないし、起き上がれ無かった。姪が「おばさんの手術にお金がかかったからマンションを売ってお金を頂戴」と言った。道子さんは、半狂乱になった。道子さんは、もっと規則が厳しい病院に転院した。主人の姪はK市内で施設を探したが、K市は、できるだけ施設は作らずできるだけ在宅介護ししてほしいと言う方針だった。姪は困って、元の教会関係者に泣きついた。道子さんは、私の町の私立の特養に入居した。私もできるだけ時間を作って面会に行った。最後に面会に行った時、いつまでもガラス張りの廊下で車椅子に乗って座っているのが見えました。私は母の介護が段々手が取られて時間が掛かるようになったのと、自治会のブロック委員になって2年間も防犯防災委員をやらされて、いつの間にか道子さんの面会に行かなくなってしまいました。そんな時教会に行っていた人の一人に「道子さん死んだよ。あんた知らんかったん。偉そうに言っていたのに、道子さんが死んだのも知らんかったん?結局教会が全部面倒見たんや無いの!」と嫌味を言われました。後に市役所主催の「介護保険の説明会」で阪大大学院の教授のなんとか美智子先生にお伺いしたところ「その患者さんを私が見たわけではありませんから、責任は持てませんが、多分正常圧水頭症だったのではないでしょうか」と仰って下さいました。私達が、初めて「正常圧水頭症」と言う今では誰でも、ご存じの病名を知った瞬間でした。子供のいなかった道子さんは、私の事を可愛がってくださって信頼して下さったのに、何のお役にも立てず、申し訳ない思いでいっぱいです。一人暮らしの私も70歳になって、もう直ぐ道子さんと同じ目に合うのだなあと、ひしひしと感じています。

Posted by にゃんにゃん at 2019年05月22日 11:17 | 返信

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