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「かかりつけ医」になるための講習会

2019年05月26日(日)

今日は、朝10時から夕方5時まで、缶詰めになっていた。
日本医師会が主催する「かかりつけ医」の講習会である。
講習を6本聞いたらラジオ体操のようにハンコを貰える。
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せっかくの日曜日も、仕事と講習会と打ち合わせで深夜になる。
今週もいろんなことがあった、激動の一週間だった。

しかし今日の講習を受けないと「かかりつけ医」になれない仕組み。
東京の日本医師会でやっている講演が都道府県医師会に中継される。

本当に眠かった。しかし缶詰め。
1日中座っているのが辛かった。


全部、知っていることばかりだから。
「そんなの当たり前」と思っていた。

特に終末期医療の解説は、間違いが多く、情けなくなった。
現場にいない(?)エライ先生が話すと、こうなるのかな。

いろんな勉強会に出るが今日の講習会ほど退屈な時間はない。
まあ、ほとんどの受講者が下を向き、同じ気持ちだったのか。

日本医師会が推進する「かかりつけ医」=町医者型の総合診療医、である。
さぞかし面白いのだろうと少しは期待していたが、全く時間の無駄だった。

こんな講演をいくらやっても日本の医療は変わらないのではないか。
300人近い医者を集めておいてモッタイナイなあ、と思っていた。

そんななか最後の講演、産業医大の松田教授の講義は意味があった。
彼は「か「かかりつけ医と社会的処方」で話した。

要は、病気だけでなく生活や就労など社会的背景にも指示を出すべき。

・特定検診と保健指導は、専門医ではなく、かかりつけ医がやるべき。
・就労者の健康管理は産業医との連携を含めて、かかりつけ医の仕事。
・がん患者さんの就労支援もかかるつけ医がやるべき・・・

素晴らしい講演で、「さすが、松田先生だ」と思った。
私が普段やっていることを、彼の視点から解説された。


しかしある意味、理想論でしかない。
これらの話は、政治家にすべき話だ。


かかりつけ医型の総合診療を推進するにはどうしたらいいのか。
そんなことばかり考えながら快晴の1日を暗い部屋で過ごした。



PS)

昨夜は、サザン40周年コンサートだった。
36曲の素晴らしい演奏と演出を堪能した。

僕にとっては、最高のビタミン剤である。
しかしその効果は24時間で消えた(悲)。


この世は無意味というか、理不尽なことに溢れている。
まあそれを我慢する能力も生きていくためには必要だ。





















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