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ゴドーを待ちながら
2019年06月24日(月)
今日は、終日、ゴドーを待っていた。
要はなんにもせず、無為に過ごした。
数々の不条理を咀嚼する時でもあった。
要はなんにもせず、無為に過ごした。
数々の不条理を咀嚼する時でもあった。
「ゴドーを待ちながら」という演劇は(→こちら)
演劇関係者には、有名な古典だそうだ。
特に結論が無い、不条理劇だという。
その「ゴドー」とは何か? →こちら
演劇の中では一切明かされない、ヘンな劇だと。
神?
成功?
死?
我々はゴドーを待ちながら生きている。
私自身もそう聞かれたら、そうかなあ。
しかし結局、「ゴドー」は来ないまま演劇は終わる。
そんな1日を過ごした。
神は細部に宿り、
人生とは1日の集積。
それでいいのだ。
だから、ゴドーを待つ(待てる)一日は、素敵だと思う。
まあ在宅患者さんからの電話は数件あったが静かだった。
なぜ、ゴドーを書くのか。
「柄本家とゴドー」というドキュメンタリー映画、
に触発されたからだ。
柄本明さんの息子さんである、佑くんと時生くんの兄弟劇だ。
お父さんの柄本明さんが息子たちに演技指導するという内容。
先日、佑くんがクリニックに来てくれた。
「痛い在宅医」が映画化され、主役になりそうと。
2人だけで車の中で、映画の話をしたが、
小学生の時から凄い映画オタクであることを知った。
俳優は、誰よりも沢山、名作は何度も映画を観ている。
当たり前といえば当たり前なのだろうが、素直に感動。
佑くんが13歳の時に、親父が演じた「ゴドーを待ちながら」を観て
20数年後に兄弟で演じたいと志願した劇だというので興味があった。
正直、超難解な演劇だ。戯曲というのか。
しかしそれに挑戦する息子たちが可愛いかった。
ちなみに少し出てくる、安藤サクラさんも素敵だった。
「万引き家族」を観た時、彼女を実在の人だと思った。
その時点では恥ずかしながら、安藤サクラさんという女優さんも
柄本佑さんという俳優さんも、2人が夫婦であることも知らなかった。
「痛い在宅医」映画版はこの8月にクランクインすると聞いた。
一般公開は、撮影後、1~2年先になるそうだ。まだまだ、だ。
ゴドーとは、「待つ」こと。
そう「痛い在宅医」も「待つ」がテーマ。
平穏死とは、「ゴドー」である。
私の60代も「ゴドー」なのだろう。
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この記事へのコメント
安藤サクラさんと柄本祐さんは、よく知ってますけど、「ゴドーを待ちながら」は、知りません。
安藤サクラさんは、素敵な女優さんですね。朝ドラの「まんぷく」で安藤百福さんを甲斐甲斐しく支える奥さんの役で好演していましたね。
柄本祐さんは、「痛い在宅医」で主役をやるって、あの若い無能なお医者さんですか?
安藤サクラさんも、少し出演って「痛い在宅医」の亡くなった患者さんの娘さん役ですか?
亡くなった患者さんの娘さんは主役だから、少し出演ってことは無いですよね。
なんだか長尾先生は、徐々に映画の世界に入っていらっしゃるみたいですね。
興奮します。
良い結果が出ます様に、お祈りします。
Posted by にゃんにゃん at 2019年06月24日 01:22 | 返信
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