- << 吉本芸人、医局員、プロゴルファー
- HOME
- ポジテイブヘルス >>
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
離島の小児医療
2019年07月28日(日)
鹿児島市で開催された離島医療談義に参加した。
第5回目のテーマは「離島の小児医療」だった。
小児在宅医療に従事しているので勉強になった。
第5回目のテーマは「離島の小児医療」だった。
小児在宅医療に従事しているので勉強になった。
種子島医療センターの岩元先生 県立大島病院の今村真里先生 鹿児島大学の河野先生 元徳之島保健所の亀之園先生が講演。 |
|
笹川保健財団の喜多会長も来られていて、ビックリ。
鹿児島県には26もの有人離島があり、
12は医師が居るが、14の無医離島と。
無医離島には近隣の島や鹿児島や沖縄から
循環診療や遠隔診療などで対応していると。
どの島も少子高齢化に悩まされているのは共通だった。
驚いたのは、どの離島も発達障害が多い事だった。
小児医療において、離島においても発達障害は必須科目だ。
日本中が超高齢化に加えて、子供と大人の発達障害だらけ。
なんと言っても離島のハンデイは、重症患者の移送手段だ。
・ドクターヘリ
・自衛隊ヘリ
・民間飛行機を活用するが、天候で飛べないこともある。
また小児科専門医の数が少なく大半は内科医や
総合診療医が対応しているのが現実のようだ。
小児科専門医と総合診療医の連携や情報共有が、今後の大きな課題。
そのなかで、後に診た医師が前医を批判しないことが離島でも大切。
オンライン診療ができても、オンライン処方ができない。
なぜならば、島に薬局がないと薬の現物がないのだ。
小児医療には外来と在宅があるが、外来がほとんどで、
私が診ているような医療的ケア児は離島にはいなかった。
ドクターコトーのモデルになった瀬戸上先生ともお話しした。
柔和な先生だった。
与論の先生、徳之島の先生、奄美の先生、種子島の先生、
五島の先生、上五島の先生、そして看護師さんや保健師。
みなさん熱い。
離島の小児医療の姿に、総合診療の原点を見た。
私も話すように言われたので、そんな想いを伝えた。
総合診療と離島医療、小児診療は非常に関係が深い。
私も、小児の在宅医療に関わっている。
呼吸器や胃ろうがついた子どもさんが常に何人かいる。
小児科の先生がた多忙だったり、管理できないとのことで依頼が舞い込む。
しかし本来は都会では、小児科の先生が関わったほうがいいのではないか。
そう思っていたら、小児科科医会から講演依頼が舞い込んだ。→こちら
阪神でも小児在宅医療の裾野を広げよう!、と話すつもりだ。
その時に、この離島医療談義もお話したい。
PS)
桜島の花火大会だった。
今週は花火に縁がある。
鹿児島の懇親会は何度参加しても、超熱い。
ワイワイガヤガヤで人の声が聴きとれない。
- << 吉本芸人、医局員、プロゴルファー
- HOME
- ポジテイブヘルス >>
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
この記事へのコメント
長尾先生
ホント、奇遇でしたが、先生は、神出鬼没ですから、どこでご尊顔を拝してもびっくりではない。
私は、離島の在宅看護はどうかと思って、また、小児科に反応して参加させて頂きました。離島の皆さまが頑張っておられる様子、よく判りましたが、日本全土、人口減は進行していますね。どうすればよいのやら・・・
何はともあれ、お疲れ様でした。
Posted by 喜多悦子 at 2019年07月31日 11:04 | 返信
コメントする
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: