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ランドセル俳人の小林凛くんと会った

2019年09月01日(日)

今週は実にいろんなことがあった。書ききれない。
8月28日には、ランドセル俳人として有名になった
小林凛くんと焼肉を食べながら、世間話をしていた。
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「逃げる」といえば、今日、9月1日です。


9月1日は、防災の日であるとともに中高生の自殺がいちばん
多い日だと言われています。「内閣府自殺対策白書」の調査結
果です。そう、夏休みあけの始業式に子供たちが死ぬという…
そんな国が、他にあるのでしょうか。

18歳以下の自殺者は年間300人~400人と言われています。
大人世代の自殺が年々減っているなかで、18歳以下だけは横ば
いのようです。死にたくなるくらいなら、学校なんて行かなく
ていいのではないでしょうか。

ちょうど今週、小学校一年生からひどいいじめを受け、学校に
行けなくなり、俳句を詠んだことで新たな道を切り開いた少年、
小林凜君と会うことができました。
 
8月28日に、NHK関西「ニュースほっと関西」(18時30分~)
出演されたので、関西の人で見た方も多いかもしれません。
ええやん、この人
(以下、NHKの番組HPに飛びます。9月3日まで視聴可能)
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190828/2000019621.html
~幼稚園のときから俳句に打ち込んできた、岸和田市の高校生、
小林凜さんにお越しいただきました。小林さんは現在18歳の高校
3年生で、これまでに、4冊の作品集を出版しています。

小学生のころは「ランドセル俳人」とも呼ばれていました。
今は楽しい高校生活を送っていますが、小学生と中学生の頃は9年
間にわたりいじめを受けて、不登校を経験してきました。
そんなときに、心の支えになってきたのが俳句だったんです~
(番組HPより)
 
この番組生放送のあと、凜君親子と、NHKのディレクターさんと一
緒に食事をした。凜君とは、たまたま担当編集者が一緒というご縁
があって、小さな頃から応援をしていた。

さらに、二年前に亡くなられた日野原重明先生が、小林凜君のこと
が大好きで、日野原先生との俳句書簡集【冬の薔薇 立ち向かうこと
恐れずに】という本も出している。私も、日野原先生とは、大学時代
に学園祭に来ていただいてからというもの、たくさんの学びを頂いた。
医療と俳句──テーマは違えど、日野原先生という偉大な師を持つと
いう共通点が、私と凜君にはある。

凜君は、もうランドセル俳人とは呼べないほどに大きくなっていた。
170センチ、70キロはあるだろう。しかし、生まれたときは、
1キロに満たなかった。予定日より3カ月前に小さく生まれてしまい、
「1歳まで生きられないだろう」と診断されていたという。その小さ
さから、小学校に入ったとたん、命の危険が伴う壮絶ないじめに遭っ
てしまう。
 
凜君は今、いじめについてこのように語る。
「いじめとは、自分よりも弱いものに対し、暴力や嫌がらせで快楽を
得る犯罪だ。たとえそれが先生であろうと誰であろうと、傍観者も同
罪だ。いじめが続き、先生が対処してくれないなら、取るべき行動は
ひとつ。いじめの現場から、離れること──」
 
この言葉に、私もひどく共感する。私も、いじめられた経験が、数え
きれないほどある。大人になってからも、何度もあった。
「離れること。そして、生きてほしい」
小林凜君のメッセージは、どの世代にも通じることであろう。
 
今週は、そんな小林凜君の俳句を、いくつか紹介したいと思う。
「冬の蜘蛛 助けていつか 銀の糸」
「世の中は こういうものか えごの花」
「柊に 刺した鰯が 吾を見つめ」
「ぬかるみに 車輪取られて 春半分」
「春の陽の 我が生きざまを 照らしたり」
「黙るしか できぬ吾のそば 蛙鳴く」
「いじめられ 蝉の時雨を 聴けず逝く」
 
(以上 小林凜『ランドセル俳人からの「卒業」』より)
 
まっすぐな眼差しの凜君と対峙し、心から彼を応援したいと
思った。凛君は、こう言ってくれた。
「長尾先生の在宅医療の現場を、見学させてください」と。
生と死の現場を見て、18歳の彼は何を思うのだろうか。
そして、どう俳句をつくるのだろうか……。
「わかった。尼崎に遊びにおいで」と約束して別れた。

 
天国の日野原先生、あなたが紡いでくれた不思議なご縁に、
いつもいつも感謝しています。


‘@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

以上、まぐまぐのメルマガより転載。


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この記事へのコメント

私は辛い時や悲しい時は、あんまり俳句はできないのです。
鍼灸の免許を取って、3年間弟子入りして、自分で開業した時、弟子入り先のお師匠さんに、先生の小学生のお嬢さんが拾ってきた雑種の犬を飼ってくれと頼まれました。
それで毎日犬を連れて、近所の裏山を散歩した時に、折々の季節を感じて、俳句を作りました。

○;六甲に いざなうツツジの花燈籠
○;ウグイスの 子供と交わす相聞歌

Posted by にゃんにゃん at 2019年09月05日 03:42 | 返信

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