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性と生と死

2019年09月27日(金)

昨夜は、泌尿器科医達を前に、男性ホルモンの講演をした。
まさに釈迦に説法だけど、専門医と談義すると勉強になる。
そう、これから、自分のテーマは「性と生と死」でいくぞ。
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昨夜は東京で、順天堂大学の堀江重郎先生に呼ばれて新宿
で専門医の方々向けにメンズヘルスについてお話しました。

堀江先生と言えば、我が国のメンズヘルス研究の第一人者。
その先生から、専門医でない私に講演依頼が来た事は凄い。

というわけで、釈迦に説法なのは重々承知の上で、町医者がやっ
ている<街場のメンズヘルス>について、お話をしたのだ。
 
男性ホルモンであるテストステロンの存在が、今、大きな注目を浴びている。
男性ホルモン治療≒セックス目的というイメージを持つかもしれないが違う。

更年期のうつ症状や、認知症予防も、テストステロンの話し
なしでは語れない時代になりつつある。

たとえば、夜間頻尿。

皆さん、夜中にトイレに起きていますか? 何回起きますか?
もしかしたらその悩み、テストステロン補充で解決するかもしれません。

現に私は、外来で来られる患者さんのテストステロン値を測って、
補充療法をして夜中にトイレに起きなくなったと大変喜ばれている。
 
また、がんがせっかくがんが完治したのに
「術後うつ」になられる方が結構いる。

体力、気力ともに落ちてしまい、社会復帰できないのだ。
精神科に行けばここで抗うつ剤治療となるが、効かない。

私は男性ホルモンが低下した状態≒LOH症候群をまずは疑い、
もしそうであれば、ホルモン治療を行うことにしている

こんなお話を泌尿器科専門医にしたら、堀江先生に「その通り!」と
お褒めの言葉をいただいた。嬉しかった。
 
また、ある先生からは、女性の更年期障害は、女性ホルモンの補充よりも、
テストステロン補充のほうが有効だという話を伺ったが、さすがに驚いた。

エストロゲン補充は、肌や髪を若々しく、見た目の女性性を保つ
効果はあるものの、やる気、元気を取り戻すことはできないそう。

確かに、溌剌さや、社会性は、主にテストステロンのなせる業だろう。
更年期の女性の皆さんに一度試してみたいと思ったが保険適応は無い。


泌尿器科専門医と しばしの間、「テストステロン談義」に花を咲かせた。

あらためて思ったのだが、人間は死ぬまで性欲に支配されているということだ。
え? もう何年もあっちはご無沙汰だけど・・・死んじゃうの? と思うのは早合点。

たとえ実践がなくとも、「異性に興味を持つ」こと
それ自体が、性欲の表れなのである。

ええかっこしたい、モテたい、女性ならばキレイに見せたいと思うのも、
性ホルモンのなせる業だ。

そういう気持ちが一切なくなったときに、人は本当に老いるのであろう。
人間、「灰になるまで」女であり、男であろうとすることが、生きるということだ。
 
だから、高齢者施設でももっと、男女の交流を活発にするべきだと思う。
80歳、90歳の自由恋愛、大いにけっこう。

AKBじゃないんだからさ、「恋愛禁止」にしてどうする? 

でもじいちゃん、ばあちゃんの恋愛を邪魔するのは、大抵遠くの娘と息子だ。

「いい年して、気持ちが悪い」と言う。

親の尊厳死、平穏死はもとより、老いらくの恋さえ許さない子どものエゴ。
まさに、家族という病の範疇の話かもしれない。
 
ならばせめて、介護施設は昼間からピンク映画を流してみてはどうか? 

今のじいちゃん世代は(私もそろそろそうだけど)、
必ず一度は映画館で、ピンク映画を観ている世代だ。

若い頃を思い出して認知症対策になるし、何よりもテストステロン値も復活。
夜間頻尿や周辺行動も減って、施設職員の方は、大助かりするかもしれない。


そう、高齢者こそ、ピンク映画を!
半分冗談で、半分本気です。
 
というわけで、先週もちらっとお知らせしましたが、
次回の「ドクター長尾のオトナのための死の授業」は、渋谷だ。

ラブホテル街のど真ん中で、映画『痛くない死に方』で久しぶ
りにメガホンを取ってくださった名匠・高橋伴明監督をお招き
して、監督のピンク映画時代の代表作品『襲(や)られた女』
を観ることに決めた。

先日、DVDで観させていただいたところだが、
青春時代の懐かしさがふつふつと蘇ってきた。

背徳感とせつなさと甘酸っぱさが一気にこみあげてきた・・・
これって、きっとテストステロンが上がっているのかなあ。
 

というわけで、今回のイベントにはR18指定がついてしまった。

だけど、当然、女性禁止のイベントではありません。
カップル、女性単独大歓迎!

女性はこういう機会でもなければ、ピンク
映画を観ることはないかもしれない。

上映後は、性と生と死について、伴明監督と私が語りつくす。
かなり過激な夜になりそうだ。

是非、遊びに来てください。今回は新宿のロフトプラス
ワンではなく、渋谷のロフト9です。

駅から歩いて10分くらい。
文化村からすぐのラブホテル街ですが、女性ひとりで歩いてい
ても、全裸でもない限り、まったく怖い街ではありません。
安心かつ、ドキドキしながらお越しください。
 
ただいま、e+にてチケット発売中。ファミリーマートの端末
でも、直接ご購入いただけます。詳細は、渋谷ロフト9の以下
HPでご確認ください。
     ↓    ↓    ↓    ↓
 
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/128705

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この記事へのコメント

中学生向けに、「生と性と死」をテーマに講演活動を続けている僧がいる。
文科省の指導要領では「性交」は取り扱ってはいけないが、「コンドーム」は取り上げている。ただしアヘ政権は、「使用法」はまかりならぬという。
困り果てた教師が、学外・伊万里市の僧に依頼しているのだろう。
また「自任する性」について、「学校では戸籍欄の性で男女に分けられているが、性は男女だけでない。同性が好きでも異性が好きでも、いいのだ」と強調。

同時に、「子どもの問題は大人社会のゆがみを映す」とも感じるという。
たしかに、「大人社会の病巣」はあまりにも深い。
中国では「愛国無罪」という造語があるが、日本ではいまや「強姦無罪」だ。
戦前は、夫以外の子を産むことを許さず、「女性に必死の抵抗を示すことを求めた。」「女性は子を産む道具という家父長制、男子世襲制の意識が前提。」(斉藤豊治)
内閣府調査では、13人に1人が「無理やり性交」を経験しているという。
気弱い?男性のため、薬入り飲酒で強姦する手口を教える「塾」まである。
日本では、「不同意性交は無罪」。司法のお墨付きだ。
「おっぱい触っていい!」(事務次官)「セクハラ罪って、あるか!」(大臣)。
「死ぬまでセックス」に煽られた読者が、妄想に妄想を重ね盗撮やなにやらに及ぶ。
「生と性と死」。酒煙草抜き、小中学生同伴で、DVD鑑賞しながら、熱く静かに語れ。

10.1。北京に指示された香港警察が、高校生の胸に銃弾を撃ち込んだ。
「革命」を忘れ殺人兵器パレードだけの権力。
「光復香港時代革命」を叫ぶ香港人。
日本の中学生、高校生諸君。
「香港革命」をかかげる中学生、高校生の叫びに、耳を傾けてほしい!

Posted by 鍵山いさお at 2019年10月01日 09:58 | 返信

60年安保闘争で、樺美智子さんが亡くなりました。私は小学6年生でした。
今の上皇様と正田美智子さんも、ご結婚なさったと思います。
樺美智子さんは、何気なく東京大学に入学して、デモには、死ぬことを覚悟して参加なさったと思っていました。数年前に出版された「人知れず微笑まん」と言う本であったか読んで見ますと、樺美智子さんはお父様が私立大学に教授を、あちこち転々と歴任されたので、ご自分も教授になりたいと思っていたようです。一年間駿河台予備校に通って東京大学に入学し、60年安保闘争の時は、大学4年生でした。
大学院に行くための卒論に全力を投じていたようです。ですから死ぬつもりデモに参加したのではないようです。樺美智子さんが「死んだから来るように」と言われてご両親が警察の死体安置所に行くと、「美智子がこちらを向いて横たわっていたので、動転した」と書いていらっしゃいました。
デモに参加する女性は狙われるそうです。70年安保闘争でも、私の学友が狙われて、頭を殴られて、大けがをして、もう少しで死ぬところでした。
そのような話も、今は昔。今は社会主義中国が社会帝国主義をむき出しにして、しかも国家財政は大赤字なのだとエコノミストには書いてあります。ソビエト連邦は、ベトナム戦争に財政を貢ぎ過ぎて崩壊したと言う説もあります。丁度フランス帝国が、アメリカ独立戦争に財政を貢ぎ過ぎて大赤字となり、革命が起きたのと同じなんだそうです。
中国は今のところどこかに貢いでいるようでもないので、ソビエト連邦に様に崩壊するには、まだ時間がかかりそうです。
香港も台湾も日本も中国から独立を維持して欲しいですね。
でもこれ以上若い人達の血が流れるのは、辛いです。
奢れるものは久しからずと平家物語で言われています。ローマ帝国も、イギリス帝国も、フランス帝国も、スペイン帝国も、(大)日本帝国も滅びました。若い兵隊を殺すことなく、長い闘いにしたいと思います。

Posted by にゃんにゃん at 2019年10月04日 07:40 | 返信

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