初めてのラップ
 
今日は九州在宅医療推進フォーラムで
ミスターACPの木澤先生とダブル講演。
 
私の演題は「リビングウイルと人生会議」
 
1時間半ピッタリの講演の最後に、講演の
内容を「ラップ」という形で表現してみた。
 
この2日間、空いた時間、作詞をしていた。
そしてラップ音楽を、あちこち探していた。
 
今朝、やっと完成した。
でも予行演習の時間なし。
 
さすがに、ラップは人生初。
歌ったのももちろん人生初。
 
前奏が始まったら、会場の400人が手拍子を始めてくれた。
これを聞いて「よし、やるぞ！」と吹っ切れて3分やった。
 
木澤教授や二ノ坂先生に怒られるかなあ、とも思った。
でもみなさん笑いながら「良かった」と言ってくれた。
 
正直、良いはず、はない。
 
でも私なりに人生初めて作詞した曲を
あんな大会場で披露できて嬉しかった。
 
昨夜は、尼崎の桜井隆先生と一緒に頭を抱えていた。
来年、勇美財団の会で在宅の寸劇を依頼されている。
 
別に劇団員じゃないのでそんなに頑張らんでもいいのやけど、
一応、「新ネタ」をご披露しなければならないので共に考えた。
 
飲みすぎた。歌いすぎた。（いつもやけど）
朝方、電話で起こされたら寝ぼけていた。
 
朝、電車に乗ろうとしたら、人身事故で全線ストップ。
九州まで「死」を語りに出かける出だしから、暗雲だ。
 
諦めて迂回のJRまで歩き始めたら、沢山の人混みに
巻き込まれてしまい、おまけに前から沢山の人が来た。
 
避けながら、カーブを曲がろうとしたら、左上方に
なんか大きな石がはみ出していて、不意に頭を打った。
 
一瞬、何が起きたのか分からなかった。火が飛んだ。
スローモーションのボクシングのようにムチ打ちに。
 
軽い脳震盪。
軽い脳ミソが、ガクンと「揺れた」。
 
でも九州に行かなくちゃ。（井上陽水の傘が無いが浮かんだ）
JRまで、なんとしても歩かなくちゃ。
 
しかし飛び乗ったそのJRもまたなんでか遅れていて、
新幹線の切符の時間はとうに過ぎてしまっている・・・
 
でも、でも、こういう時は、イライラしちゃダメ。
「遅れも何かの意味がある」と自分に言い聞かす。
 
博多からは各駅停車。
鳥栖からも各駅停車。
 
佐賀駅のひとつ手前は、無人駅。
間違えたのかと思ってしまった。
 
佐賀は平たんで、素晴らしい。
エネルギーに満ち溢れている。
 
九州全土からのエネルギーに満ち溢れていた。
木澤教授のACPのご講演も素晴らしかった。
 
何度も「代理決定者」という言葉を発せたれた。
慌てて自分のスライドも「代理決定者」で統一。
 
木澤先生１．5時間。
長尾に、１．5時間。
 
こんなプログラムを組んでくれた満岡先生に感謝した。
彼と彼を支える仲間たちが九州の在宅を牽引している。
 
というわけでぶっつけ本場の「ラップ」となった。
私にとっては、「ラップ」だけが気になっていた。
 
ラップが終わって電波時計をチラッと見たら６：００：００．
誰も誉めてくれないので、自分で「すごいじゃん！」と誉めた。
 
懇親会の乾杯の音頭も取れ、と満岡先生が言う。
普通なら絶対に受けないが、受けて、しまった。
 
すべては、「ラップ」がまあまあ80点だったから。
ちなみに、曲名は「猫も杓子もACP」
 
最近、文章を書いていて、どうもラップ調になりがち。
このブログも酔って書くと、ついついラップ調になる。
 
最終電車で木澤先生と神戸への帰路へ。
博多までの電車をご一緒させて頂いた。
 
木澤先生は緩和医療学会の理事長。
難しい人なのかな、と思っていたが全く違った。
 
体育会系のラガーマン。
彼のファンになってしまった。
 
ああ、右の額がうずく。
鏡で見ると、青タンに。
 
日帰りの九州出張。
先週は沖縄だった。
 
この学会は明日も続く。
九州の在宅関係者、明日も頑張って！
 
佐賀の実行委員の皆様、大変お世話になり
心から、本当にありがとうございました。
 
これから、頭を冷やして寝ます。
また九州に、行かせて頂きます。