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多剤処方による認知症、抗認知症薬による認知症、日本の医療は狂っている
2019年10月29日(火)
毎日、駆け込み寺のように認知症の人と家族が駆け込んで来られる。
在宅現場や介護施設からも悲鳴で、主治医交代の依頼が寄せられる。
この国の国の医療は狂っているという想いをケアマネさんに話した。
在宅現場や介護施設からも悲鳴で、主治医交代の依頼が寄せられる。
この国の国の医療は狂っているという想いをケアマネさんに話した。
ここ数年、ケアマネさんの勉強会の講師を2ケ月毎に引き受けている。
今夜は「多剤処方による認知症、抗認知症薬による認知症、日本の医療は狂っている」
というテーマで前半は話したが、初めて聞く人も多くいたようで時間足らずだったか。
それにしても毎日、毎日、多剤処方の相談ばかり。
認知症の人が15種類のんでいたら、それだけで認知症になる。
家族の判断で「全部やめたら元気になった」なんて話は日常だ。
施設や在宅での相談は、「暴れる」認知症の話ばかり。
前頭側頭型認知症にドネペジル10mgで暴れまくる、
レビーにもドネペジル10mgで幻視・幻覚バリバリ。
そこに抗精神病薬が4種類も入る、典型的な「パニック処方」。
あかんやろ!!
でも「専門医」という肩書だけで家族はついていく。
ケアマネさんは「専門医は絶対正しい」と信じている。
同じ医療者として、こんな認知症医療が蔓延している状況は
言葉が悪くて申し訳ないが「狂っている!」としか言えない。
「ケアマネさん、お薬信仰はやめてね!」
とお願いしたが、無理なお願いかもね。
講義の後半は「身体拘束」の現状と課題について
9月と10月のNHKのクロ現を使ってお話しした。
・熱があるだけで、無断で119番、したり
・勝手に入院させることは「身体抑制してね」ということ、と解説した。
救急搬送を減らすことが「在宅医療の質」である、と結んだ。
質疑応答では「マッサージ同意書」に関する質問も飛び出す。
気が付いたら2時間が経過していた。
大幅に時間を超過してゴメンナサイ。
ケアマネさんに「光明」を見出したい一心で続けている講義。
自分のクリニックでオフレコで行っているので超過激な話に。
こんなボランテイア、もうそろそろ辞めたほうがいいのかな。
無駄な抵抗なんかやめて、遊んでいる人生の方がいいのかな。
終了後、我がクリニックの運営会議。
これが終わったら、23j時半になっていた。
ちょっと自己嫌悪。
もうちょっと頑張るか、
頑張らないか、のあいだにいる。
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この記事へのコメント
日本の医療は狂ってる
その狂ってる医療を政治が、公務員が利用している。
「市による精神科病院強制移送」(「医療保護入院の移送制度」を市職員が悪用している実例)
https://ameblo.jp/momo-kako/entry-12539848835.html
子育てをめぐって市ともめていた女性を、子育て支援課の職員がある日突然女性の家にやってきて、そのまま待たせていた移送業者の車に誘導。渋る女性を何とか説得し、車に乗せると、乗った途端に発車して、精神科病院へと運んでいった。
診察室に入ると、すでに「入院計画書」なるものが作られていて、医師はその紙を目の前の女性にちらりと見せて、そのまま医療保護入院となった。計画書の日付けは、移送された日の一日前のものである。(病名は「広汎性発達障害」。受診する前にすでに病名が記されている。)入院期間は4ヶ月に及んだ。・・・市はあくまでも、「精神科病院に運んだのは、女性に受診してもらうため。医療保護入院になったのは医師の判断」という姿勢を崩さない。...
こんな事実をマスコミは報道しない。注目する人もいない。みんな日本という国の怖さを知らない。
そのうち、ちょっとボケたり、ちょっと怒鳴ったりする老人は、どんどん精神科病院へ強制移送されてベッドに縛り付けられて、認知症薬や向・抗精神薬をドバドバ点滴されて、薬の効果で身体ぶるぶるギャンギャンわめいてヒクヒク痙攣しながら死んでいくことになる。
あなたも・・・
Posted by 匿名 at 2019年11月01日 02:25 | 返信
日本の医療は狂っている
だって、4錠以上の服用の際のエビデンスがないんでしょう?
組み合わせを考えたら星の数では済まないですもんね。
製薬会社だって知らぬ存ぜぬでしょう
吉本芸人のツイッターがステルスマーケティングだと巷では大騒ぎです
医師だって、お金もらって薬を使ってるんだから、「○○製薬からお金○○万円貰っているお薬ですが、大変いいお薬だと思うので処方したいのですが、どうでしょうか?」くらい患者に聞くべきだと思います。
Posted by 匿名 at 2019年11月01日 12:11 | 返信
認知症の根本治療薬はありません。加齢による誰にでも起こりうる生理的変化です。
遠くの専門医ではなく、近くの総合診療医に診てもらいましょう。
専門医ほどエビデンスのない多剤併用したがる傾向があるので、まず専門医には近寄らない。
新たに処方される薬は要警戒。1~2週間処方にしてもらう。
飲み始めて、調子が悪くなった、または効果が感じられない、場合は次回からはきっぱりお断りする。
効いてるかどうかわからんような薬はやめる。飲まない。
処方医対して薬はNOと言えるかどうか?それで逆切れする医者からは逃亡あるのみ。
Posted by マッドネス at 2019年11月01日 05:59 | 返信
狂った医療を変えられるのは、今の与党だけと思います。
今の野党は与党国対委員長の機嫌を見ながら、国会の日程に間に合う範囲で揚げ足取りをするまでで、対立法案など出せていないのが現状じゃないでしょうか?
・今の野党より、ベターな与党に入れておこう
・民主党が政権を握った3年3か月の悪夢を知っているから与党に入れておこう
こういう人が多いんだと思います。
これからの多死社会を変えられるのは、今の与党であり、長尾先生とご交流のある長尾敬先生や抗認知症薬の会の山東昭子先生などなどの方々と思います。
野党に法律を作る能力はありません
Posted by 匿名 at 2019年11月04日 12:17 | 返信
わたしの母は去年まてベッドで寝たきりで意思能力もなく、身動きとれずに低血圧血尿も酷く、このまま悪くなる一方と思っていました。
その時、施設で50錠以上の薬を毎日とろみ剤で服薬していました。何の疑いもなく「薬で生きていられる、車椅子に座れているだけで良い方」と主治医の言う事信じていました。がある方からこのサイトを教えて頂きm(__)m、薬の怖さを知り、主治医に家族の希望での減薬をお願いしました。パーキンソン 治療薬の副作用を病気の症状と間違えて、それを抑えるために新たに薬が増えると言う悪循環になり多剤併用処方に陥っていました。抗精神薬も5種類、他6種類いらぬ薬でした。減薬を開始してから母は調子が良くなり今は話せるし動けるし食べれようになりました。頻繁な通院もなくなりました。
増やした薬を減らすのは先生たちは減らした時に何かあれば責任を取らせられる事を恐れていることは主治医を変えた今でも感じられます。薬剤師さんも首になる事を考えたらあまり言えない事もありそうです。
薬は自分や介護している家族で注意しないといけないと思います。
薬の副作用で死んだとしても病気のせいだとごまかされて終なんだろうと 今も考えたらこわいです。
Posted by みー at 2019年11月05日 12:36 | 返信
日本の医療は狂ってる(匿名)
日本の医療は狂っている(匿名)
狂った医療を変えられるのは、今の与党だけ(匿名)
それにしても、与党政治は長ーいですね
昔の与党は狂っていた
今の与党は狂ってない
でも、与党政治は永久に不滅です
日本の医療も永久に・・・
Posted by 匿名万歳 at 2019年11月06日 06:39 | 返信
この国の、医療は狂っている。医師会第一主義。看護師、栄養士、リハビリテーション、等々の連携する科の医師、スタッフが信頼されていない。人間は、エビデンス、数字では出来ていない。病気になれば、誰でも弱気になる。単一民族の、欠点。白衣、権力に弱い。そんな物に、しがみつくから狂いが出る。医師は金持ち。夜勤を嫌い、ドクターズガバナンスが存在する。私は、病気は何故そのような状態に人間本体がなったのか、解らないと思っている。解らない所へ、さも解った用に理由付で投薬、諸々を行う。白衣を着た、専門家と言われる人々。結局は、子育てした親の感が、当たっている。そこから、先は白衣の人が手助けするしかない。あくまでも、その人を苦痛、不安、痛みから、家族の不安材料を取り除くこと位。私には、それしか出来ない用に思われてならないのである。
Posted by ひろっち at 2019年11月19日 07:26 | 返信
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