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特養の未来
2019年11月03日(日)
介護施設スタッフと介護の学生に、2時間の講演をした。
市民も含めてたいへん熱心に聞いて頂き、嬉しかった。
しかし特養の未来を考えた時、少し暗い気持ちになる。
市民も含めてたいへん熱心に聞いて頂き、嬉しかった。
しかし特養の未来を考えた時、少し暗い気持ちになる。
現在、特養の3割は、赤字である。
2000年以前からある特養は儲かっているところもある。
しかし2000年以降に造られた特養は、赤字の所がある。
そもそも、介護職員が集まらない。
新卒の介護職の年収が300以下。
10年目の中堅、リーダークラスで440万円が相場。
医療職に比べて低いので、就職希望者が増えない。
東南アジアからの就職者に頼らざるを得ない施設もある。
日本人に介護してもらえることが贅沢な時代が来るかも。
介護福祉士になる高校生たちも沢山来ていた。
15歳の彼らは、介護への情熱にあふれていた。
しかし、卒業後は大学に行きキャリアアップしたり、
企業に勤めたりして、介護現場で働く人は多くない。
スタッフ不足で閉じる特養、
M&Aで企業に買われる特養、もある。
特養のスタッフは病気になることが多い。
深夜業、過重労働、ストレスが気になる。
10年後には、介護医療院がライバルになる。
特養未来は、かなり不透明ではないのかな。
講演に行ったのだが、ついついいろんなことを考えた。
私は、「医療から介護」だと思っている。
削減した医療費を介護に回すべきだと思う。
病院崩壊とともに、介護再建を考えないと、ね。
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