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栄養療法による認知症予防

2020年01月14日(火)

認知症の予防といえば歩行とバランスのいい食事。
栄養療法に関しては、まだあまり分かっていない。
権威である宮澤先生の講義を拝聴し、勉強をした。
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認知症と食事といえば
亜鉛と銅が大切である。

もちろん、糖尿病や高血圧も。
そうそう、コレステロールは低いのがダメ。


ホモスステインもAPOE検査もしたい。
あと、副腎疲労の検査もしてみたいな。

毛髪検査での水銀も、すごく気になる。
多ければキレーションもしてあげたい。


しかし・・・

問題は自費診療の費用だ。
検査と治療に何十万かかるので、一般的ではない。

だから簡便に安価な方法を開発できればいいな。
私自身はもういいので、小児や若い人が対象だ。


@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@



栄養療法による認知症予防   (宮澤先生の講演資料から抜粋し改変)
 
アルツハイマー病の原因も治療も、存在しない。
単一疾患ではなく複数の病態が絡んでいるから。
 
アルツは炎症、栄養、ホルモン不足、
毒物に対する防御反応という考え方。
 
〇リコード法。
デール・ブレデセン博士が100人の改善を報告。→こちら
 

〇炎症性
 ・CRP,IL6,TNF,ホモシステイン高値
 ・慢性炎症の指標としてのフェリチン
 ・砂糖、グルテン、カゼイン、トランス脂肪酸
  は、腸内環境を悪化させる(リッキーガット)
 ・腸のバリアはBBBと似ている
 ・腸が悪いと、脳が悪く
 ・40歳以上で腸の炎症を自覚する人は3人に1人
 ・APOE4遺伝子は、抑制遺伝子を抑制
 ・上咽頭(脳に入る)、胃(HP除菌後)、肝臓(解毒できず)
 
〇リーキーブレイン
 ・BBBの破綻、タイトジャンクションが開大
 ・睡眠不足
 ・過度のアルコール
 ・高血圧
 ・グルテン(だからグルテン、カゼインフリーの食事)
 
〇消化管対策
 ・乳酸菌、便秘改善
 ・消化酵素
 ・グルタミン(腸の一番の栄養)
 
〇APOE4
 炎症を抑える遺伝子を停止して亢進因子を増やす
 ・ひとつもない アルツ発症リスク9%
 ・1つ 30%
 ・2つ 50~90%、上手に使えばそれなりに有用。

 
〇栄養
 ・ホモシステイン測定
 ・ビタミンD,葉酸
 ・サプリ
 
〇ホルモン検査
 ・唾液中コルチゾール検査
 ・尿中ホルモン検査
 ・血中は、ACTH,コルチゾール、
  DHEA-S,テストステロン
 
〇マイコトキシン
 ・カビの二次代謝産物として産生される毒の総称
 ・易疲労などの原因になりえる 
 ・150度まで残り、蓄積する
 ・食品、汚染された穀物、ワイン、コーヒーなど
 ・古い家、水没した家(引っ越しするしかない)
 ・検査法 OchratoxinAが代表
 
〇水銀の源は魚と歯 
 ・血中半減期は3日
 ・毛髪ミネラル検査
 ・マグロ、カジキなどの過料摂取
 ・自閉症、発達障害、慢性疲労
 ・歯科でのアマルガム(2年前から保険的法外)
 ・蓄積量と排泄力を評価、そのバランスが大切
 ・胆汁として排泄 ウルソなど
 ・再吸収を防ぐ クレメジン、クロレラ
 ・キレーション

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

栄養療法の話は、何度聞いても面白い。

もしかしたら治せる認知症を見逃している?

時間があれば、宮澤先生の講座を受けてみたい。



PS)
今日は、骨折で緊急入院した外来患者さんをお見舞いした。
4日間寝たままで辛い、と泣きながら電話がかかってきた。

見舞いに行くと、これまた泣いて喜んで頂いた。
こんなに喜んでくれるなら来て良かったと思った。









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この記事へのコメント

漢方薬なら(今は??)保険適用ですよね。
ずっと保険適用であることを祈っています。
私は自分で認知危うしと感じたら漢方薬に頼るつもりです。
(今も柴胡桂枝湯と小青竜湯は常備薬ですが。)

ツムラ加味温胆湯の構成生薬である遠志(おんじ)という生薬は厚労省公認と書いてあるけど・・・
また頭痛薬として使われる釣藤散は認知症症状改善効果、かなりあるらしい。
若年性アルツの母上のために猛勉強されている方のブログにも釣藤散言及あります。(この方のブログは私のような素人にはかなり高度な内容です。)
https://alzhacker.com/nmdar/#
釣藤散(チョウトウサン)
伝統的な漢方薬釣藤散は臨床試験で血管性認知症治療に有効であることが示されており、マウスの認知障害への保護効果を有する。釣藤散の神経保護作用はGluN2Bの阻害と関連する。
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29146480

他にも漢方薬には期待できるものが多いと思います。
漢方薬は抵抗なく飲めるならば、ウン万円もするサプリよりも、試す価値は十分あると思います。
なのに、なぜ、漢方薬を処方する医者が少ないのだろうか?


Posted by 匿名 at 2020年01月14日 03:32 | 返信

釣藤散の続きですが、
「やさしい薬の説明書」という病院勤務薬剤師さんが管理人と記されているサイトがあります。
https://for-guests.com/chotosan/
ここにも認知症効果が説明されていますが専門的で私には「なんとなくわかるけど・・」の難しい内容です。
医療者が読むとどのようにお感じになるのでしょうか?

以下抜粋
釣藤散はムスカリン性M1受容体を介してコリン作動性神経を活性化させることによ り、直接アセチルコリン様の作用を発揮し、学習記憶障害の改善効果を発揮します。
さらに、脳内におけるNMDA受容体に拮抗する作用も持っており、それによっても学習記憶障害の抑制作用を発揮します。
NMDA受容体が活性化すると脳内に過剰のカルシウムイオンが放出され、それによっ て脳細部が死んでしまうということが起きます。
釣藤散は過剰なNMDA受容体の活性化を抑制することで細胞毒性を軽減し、脳細胞の 細胞死を抑制することで学習記憶障害の進行を抑制するのです。

また、グルタミン酸濃度を低下させる作用、セロトニンやドパミンによる神経伝達を活性化する、ことに言及しています。

この「NMDA受容体」というのを検索して読み漁っても、イマイチよく理解できません。
またグルタミン酸はアミノ酸の一種でシイタケや昆布など食品の旨味成分である、ただし自然食品はグルタミン酸だけで構成されていない、から危険性は(ほぼ?)無い、
が、食品添加物として(単体の化学物質として)過剰摂取すると健康を害する、
というのがおそらく正解に近いだろうと。

つまり、化学的に作られた単体物質のアミノ酸を過量に摂取するのは認知症への道しるべ??? 味の素とかコンソメとかお惣菜、鳥唐揚げなどには必ず「アミノ酸」が入っています・・・・ね。

これら総合的に素人的に感覚的に捉えると、
単体の化学物質としての食品やクスリを、長期的に一定量以上摂取するのは病気への道をたどる。
古来から人間が使ってきた複数生薬配合の漢方薬はそれなりの歴史的存在理由がある、ので、
私はもっと漢方薬が多用されると医療が良い方向へ変わると感じています。

まあ、漢方薬嫌いの医者は、複数生薬がどのように作用し合っているのか、の「エビデンス」が無いから、漢方薬を使おうとしないのですが・・・
「エビデンス」で説明できない事象は、世の中、たくさんあります。

Posted by 匿名 at 2020年01月14日 02:57 | 返信

読者のみなさんの「認知症談議」が、一向に「腑に落ちない」。
なぜ?だろう。

スペシャル『認知症の第一人者が認知症になった』の再放送があった。
認知症の名付け親、デイサービスの提唱者。
「100から7を引いていく」で身近。患者になって繰り返し質問された。

「何がしたいのですか? 何がしたくないのですか? そこから出発してもらいたい。
 ひとりぼっちなんだ。俺あそこに行っても。」
「デイサービスに行けば、家族の負担が軽くなるのは確か。
 僕が死んだら、やっぱり喜ぶかな。」

認知症状の細分類、薬談議のあれこれ。
「肝腎」の誰かを忘れてないかい。
「筋肉は裏切らない」「筋肉は死ぬまで鍛えられる」!
「脳は裏切らない」「脳は死ぬまで鍛えられる」!

Posted by 鍵山いさお at 2020年01月15日 09:46 | 返信

長谷川式認知症テストは、母の私も嫌いでした。母はアルツハイマーと言われ、アリセプトを飲まされた。でも9年経って、別のお医者さんに診てもらったら、91歳になって自分の生年月日を正確に言えるのだから、アルツハイマーでは無いと言われて、母は大喜びしました。でもアリセプトの副作用で、薬財政パーキンソン症候群になって、大動脈解離で死にました。でもこのテレビを見て、長谷川先生が、良い先生だなあと感じました。「キリスト教徒として生きてきた」「戦争中は東条英機内閣の大政翼賛会のせいでものが言えなかった」と仰っていました。ご家族が制止なさっていらっしゃいましたけれど。もっと自由に長谷川先生が思った通りに、感じた通りに仰って頂いたら「認知症」についてよくわかると思いました。長谷川先生も私も母も、広い意味では「認知症」なのかもしれませんが、記憶が途切れるだけで人格障害が無いと思います。
厳密には認知症ではなく、暖かい人間だと思います。
他の人より賢い人間だと思います。

Posted by 大谷佳子 at 2020年01月17日 12:41 | 返信

「認知症の予防といえば歩行とバランスのいい食事」。しかり。

筋肉や脳は老いるか。筋肉や脳は加齢にともない、衰えるだけか。
救急病院入院時の担当医が語りかけてくれた。「死んだ細胞はしかたないが、死にかけの細胞は生き返る。神経ネットワークには可塑性がある。再生代替作用がある。」
仰臥位のままベッドで過ごせば、麻痺側も非麻痺側も筋肉は無くなる。
だが、麻痺側も非麻痺側も意思で動かすようにイメージすれば、筋肉も脳もよみがえる。後期(臨終期)高齢者であっても、筋肉と脳が再生し蘇ることを実体験した。

イメージトレーニングの次は、「地に足をつける」こと。「素足」がいちばん。
東オリを前に国際陸連が、「厚底靴ストップ」を検討しているらしい。
これの是非については措くとして、陸運の当該競技規則の冒頭に「素足」が明記されている。陸上競技は元来「素足」だったのだ。
日本でも、コンクリートであれ土であれ、路上を素足で歩く女性がおられる。怪我はないという。
靴も靴下も断捨離してしまったので、今冬も素足草履を続けているが、アカギレにもならず足はいつも温かい。

かかと着地か爪先着地かは「距骨」の傾きに任せるとして、大地に足をつけることで脳に心地よい刺激を与え続けていることは間違いない。
「筋・脳」の相乗効果が、「認知機能」保持に影響していることは間違いない。

「腹・脳」を鍛える「カパーラ・バーティ」(しゃれこうべを輝かせるヨーガふいご呼吸法)がセロトニン・メラトニンの好循環をうながすように、
「背骨ゆらし」気功法が「脳脊髄液」の好循環をうながすように、
「素足歩行」がもっともっと注目されてよいのではないだろうか。

Posted by 鍵山いさお at 2020年01月17日 03:00 | 返信

やっぱり私たちみたいな一般人には認知症の分類などどうでもよいですよね
分類が違うから薬が違うというくらしかわかりませんね

腑に落ちない理由はそこに本人がいないからでしょう
”認知症”の○○さんであって、認知症の”○○さん”で焦点が本人ではなく、ビョーキに当てられているからだとおもいますね。

韓人、、いや間違えました 肝腎の誰かとは鍵山様ならやっぱりアベですか?
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いとは昔の人はうまく言ったものですね
アベガー スガガー 今年も健在で楽しみにしております
できれば、チラ裏で

匿名から鍵山いさおへの返信 at 2020年01月17日 03:24 | 返信

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