このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com

クルーズ船の3600人を想う

2020年02月12日(水)

クルーズ船に14日も監禁される3600人を想う。
8割が60歳以上であるので,生命が心配である。
凄いストレスだろうが、対策がいくつかある。
2つの応援
クリックお願いします!
   →   人気ブログランキングへ    →   にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
 
 


ちなみに国内では新規の感染者は出ていない。

一方、チャーター便組は、館山のホテルに監禁中。

ホテルかクルーズ船か病院か自宅待機か。は、
有料ホームかグループホームか病院か在宅か。


だから、クルーズ船で院内感染が起きていることが
分かっていても、下船できない状況に置かれている。


つまり、まだピークが見えていない。
だから感染症二類を外せないわけだ。

そもそも陽性であっても、下船すらできない。
受け入れ先の病院が一杯で見つからないのだ。

検査の1日に1500件が限界というので一向に進まない。
国を挙げて「簡易キット」の開発が急がれるのは当然だ。



3600人にとっては、まさに「災難」である。
日本人だけでなく多国籍で、乗員も1200人いる。

私は、「早期解放」を願って、念を送っている。
14日間のサバイバルゲームを生き抜いて欲しい。

「入院関連機能低下症」と同様に「クルーズ船監禁機能低下症」
を防ぐヒントとは、とにかく「こまめに歩く」こと、である。


万一、このブログを見てる乗客がいたら書き込んで欲しい。
私は、皆さまが無事に下船できる日を心から祈っています。


・ウイルスが空気中に浮遊しているので
 風通しのある通路や甲板を歩いて欲しい。

・大切なことは人と人の距離だ。
 とにかく空間を空けて欲しい。

・あれだけの船なので、人毎に時間を細かく区切って、
 甲板などの解放空間を、自由に歩けるようにして欲しい。


・感染者の半数以上は、70歳以上。
 80以上は検査なしで、無条件下船とすべし。


・感染者数ないし感染率が一定割合を超えたら、
 陽性者の無症状率を公表して欲しい。


・もしそれが5割以上であれば、もはや隔離する意味は無いので、
 早急に5類を外して、インフルと同じ5類に格下げして欲しい。

・そうなれば、全員「自宅待機」になる。
 インフルと同じことだ。ことだ。

・教育を受けた在宅医療スタッフが在宅の見守りをすべき。
 今後のこともあるので「地域包括感染症ケア」を模索する。

・パンデミック時には、在宅医療という選択肢もあることを
 この際、感染症の専門家にも広く知って欲しい。



3600人、は国のために犠牲になっている。
壮大な実験材料になっているともいえる。

・どれだけ、エアゾール感染するのか
・船底と最上階ではどれくらいの差があるか
・本当の「潜伏期間」が分かる
・無症状陽性者は、閉鎖空間でどのように増えるか
・どんな人が発熱者や肺炎併発者となるのか
・人種差や性差はどどれくらいあるのか・・・


今日、感染症の専門家が船に入っていったが、今回だけで
何十本もの医学論文が出るので人類の叡智には貢献し得る。


だから私達は彼らにエールを送らないと。

そして本来は時こそ、「遠隔診療」なのだが。

このブログをご覧いただいている政府関係者のは
実験的にでも「遠隔診療」を解禁して欲しいなあ。

スカイプは、やろうと思えばすぐにできる。
医師はせめて心のケアだけでもやるべきだ。


日本医師会は政府に提案して、
有志を募るべきだと思うのだが。

連日、記者会見している厚労省の迫井さんは知り合いだ。
今夜の会見はとても疲れていて、役人の疲労もピークだ。



PS)
野村監督が風呂で亡くなった。

奥さんと同じ「虚血性心不全」。
大好きな人だったので悲しい。

一昨日、週刊誌の「入浴死」を紹介したばかりだ。→こちら

野村夫妻を襲った「虚血性心不全」とは 
冬に多発 生田悦子さんらも急逝(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース →こちら


今日、北海道の公立紋別病院の粟田副院長から
「流氷」の写真が届いた。

春は近い。

3600人も頑張って!


86365637_168156567940321_2869980052940914688_n[1].jpg





**********************************
日本の船舶検疫は異常
 
海事代理士
関家一樹
 
2020年2月8日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp
---------------------------------------------------------------------
日本における新型コロナウイルスでクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の検疫が連日ニュースを騒がせている。3711人乗員乗客が上陸することができず隔離され、14日間船内に拘束される方針との報道だ。だがこの隔離と船舶検疫は、現状の国際標準から考えてかなり異常な行為である。
 
船舶検疫の歴史は古く、15世紀にペスト対策としてヴェネチアが船舶乗員の隔離を行ったことに端を発する。英語で検疫を意味する「quarantine」は、元々ペスト患者を隔離するために40日間、船舶乗船者を離島などに拘束したことを語源としている。
 
実はこの長い船舶検疫の歴史の中でも今回の日本の船舶検疫は史上最大のものである。そもそもダイヤモンド・プリンセス(総トン数115,875)のような総トン数が10万トンを超えるクルーズ船の登場は、2000年代以降のロイヤルカリビアン社のカリブ海クルーズの成功を受けて始まった。戦艦大和の総トン数が6万5千トン程度であることを考えると、いかに巨大な船舶であるかが理解できる。つまりこのように巨大な船舶の検疫が歴史上行われたことは無いのである。
 
伝染病防止のための国際検疫についても歴史が古く1912年のパリ国際衛生会議において国際間取り決めが結実し、1926年からは日本も参加している。これらの取り決めはWHOに発展解消し現在、国際保健規則(IHR)として日本も遵守しなければいけないこととなっている。日本においては検疫法が国内法として、船舶検疫の実施を定めている。
 
この検疫に対する国際的な解釈は、20世紀初頭までは伝染病の蔓延防止という観点から各国において強制的に行われることが求められていた。第二次世界大戦後はおおむね各国の主権行使として、国内保健衛生の保護という観点から各国における基準で行うことと理解されていた。そして21世紀以降においては国際間移動人口の飛躍的な増加を受けて、むしろ検疫を受ける旅行者の人権保護に重点を置くようにシフトしている。2007年に発効した国際保健規則においては、32条で「参加諸国は旅行者をその尊厳、人権及び基本的自由を尊重して扱い、且つ、かかる措置に伴う不快感や苦痛を 最小限に抑えなければならない。」として過剰な検疫に対しての警告を示している。
 
これに照らして現在ダイヤモンド・プリンセスに対して行われている日本の検疫はどうであろうか?実は新型コロナウイルスに関してはイタリアにおいて、地中海のクルーズ船「コスタ・スメラルダ」(総トン数185,010)で、乗客に発症が確認され6000人強の乗客乗員が一時足止めされるという事態が発生していた。しかし2名の感染者について処置をした後は12時間強で乗客について解放している。ダイヤモンド・プリンセスのほうが発症者が多いとはいえ、3000人強の乗客乗員を拘束している理由は全くない。やるのであれば、検温や自覚症状の申告をさせた上で、自宅待機を要請すれば十分である。つまり、現状の日本の船舶検疫は国際保健規則32条に違反している。
 
実際検疫について考えるのであれば、空港のほうがはるかに危険である。成田空港だけでも1日の国際乗降客数が10万人を超えている状況であり、発症まで1週間程度潜伏期間がある新型コロナウイルスのことを考えれば、感染者はほぼ空港を自由に通過している。だが空港が止められないのは結局、経済活動への影響が大きいからであろう。また検疫が国土交通省が管轄する港湾に対する厚生労働省の指定ポストなのも、こうした無意味な検疫が実施される原因である。
 
ともかくこのような前時代的で無意味な船舶検疫と乗客の拘束は一刻も早く止められるべきである。
 
------------------------------------------------------------------------
ご覧になる環境により、文字化けを起こすことがあります。その際はHPより原稿をご覧いただけますのでご確認ください。
MRIC by 医療ガバナンス学会 http://medg.jp
---------------------------------------------------------------------------










2つのランキングに参加しています。両方クリックお願い致します。皆様の応援が日々ブログを書く原動力になっています。

お一人、一日一票有効です。

人気ブログランキングへ ← 応援クリックお願い致します!

(ブログランキング)

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ ← こちらもぜひ応援クリックお願い致します!

(日本ブログ村)

※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

なるほど海自代理士、関屋一樹氏によると
(21世紀以降においては国際間移動人口の飛躍的増加を受けて、むしろ検疫を受ける旅行者の人権保護に重点を置くようにシフトしている。2007年に発効した国際保健規則においては、32条で「参加諸国は旅行者をその尊厳、人権及び基本的自由を尊重して扱い、且つ、かかる措置に伴う不快感や苦痛を最小限に抑えなければならない。」として過剰な検疫に対しての警告を示している。
~~~~~~中略~~~~~
3000人強の乗客乗員を拘束している理由は全くない。やるのであれば、検温や自覚症状の申告をさせた上で、自宅待機を要請すれば十分である。つまり、現状の日本の船舶検疫は国際保健規則32条に違反している。
~~~~中略~~~~~
ともかくこのような前時代的で無意味な船舶検疫と乗客の拘束は一刻も早く停められるべきである。)
と書かれているのを拝読しまして、目から鱗が落ちる思いでした。

Posted by にゃんにゃん at 2020年02月12日 09:59 | 返信

帰国第一便の方々が解放されていますね♪
素朴な疑問なんですけど、このホテルと船の違いってどこなんだろうと・・・
だって、室内から基本的に出たらいけないのは一緒
食事とかも接触なしで置いたりしてるのも一緒じゃないの?
建物が違うだけで、何で船の人達は感染が広がるんだろう・・・
ハッキリ言って、スタッフとかクルーって遠隔支援の徹底が出来てなかったんじゃないかと・・・
クルーからも感染者ということは、クルーってかなりの数の乗客と接触する
から徹底した対策をしてないと拡がると思う。
外国人のクルーが多いと思うので、その点の徹底が難しかったんじゃないかなと思うんですが・・・

場所か違うだけで、隔離は必要だし、やり方を間違えてなかったら
拡がらなかったはず!空気感染はないと言われてるのにオカシイですよね!
人と人との距離を1m以上空けるどころか、部屋からも出られないようにしてたのに、感染者が増えてるということは、それ以前にやはり感染していたということだから、仕方ないような気がします。
解放されたホテルの方々も、同じ状況に置かれていたのだから、対応としては
全く間違ってはいないと思う
ただ、インタビューでは、地元に人達やボランティアの人達が浜辺を通して
コミュニケーションを取っていたということと、癒やしになっていたみたいで
やはりメンタル面だけが問題じゃないかと思います。
船の人はバルコニーがある部屋はいつも外気に触れられるけど、逆に
ホテルの場合は、窓は開けれてもベランダはない事が多く、出られない
それでけでも、条件的に違ってくると思う。
そして、船の場合は右舷と左舷側では大きく違ってきますよね
港の方だと、人とのふれあいができる可能性があるけれど
海の方だと海しか見れませんから・・・窓のない部屋はもっと苦しい
隔離は仕方ないとしても、メンタルの問題をどうするかがポイントのような気がします。

Posted by K at 2020年02月13日 09:03 | 返信

武漢からの飛行機帰国者はホテルや施設で待機でしたが、今回のクルーズ船は船自体が感染温床であるのでここで待機というのがまず過酷だったと思います。船に留まることで二次感染続発したという印象です
下船させるにしても4000人近い乗客を詰め込む施設もないわけなので、やはり邦人は自宅待機、外国人は帰国?しか方法はなかったと思いますが、もしやるなら接岸して間もない時期に実施すべきで時すでに遅しという感じがします。しかし言うのは簡単ですが、人数が多すぎただけにこれもおそらく実行は困難だったと思います。インフルと違って、潜伏期が長く10~14日以上たってから症状が顕性化・重症化する、ワクチンも抗ウイルス薬もない、簡易診断法もない、というウイルスに対して現段階で水際対策やらないとなれば、間違いなく厚労省は批判されると思います。おそらくは現在の米国のインフル(薬を投与しない)感染爆発状態よりもっとひどい状況になるでしょう。今回の事態への厚労省の対策で感染症の専門家とか学会が本当に役に立っているのか?が気になる所です。

Posted by マッドネス at 2020年02月13日 12:31 | 返信

私は鍼灸師でしかないので、素人考えなのですけど何故ダイアモンド.プリンセス号で、急速感染した原因は、まさかエアコンではないではないかなとも思います。
「レジオンドヌール勲章」はフランスの名誉ある退役軍人が貰う勲章ですが、アメリカの退役軍人の同窓会が毎年開催されたら、その度に風邪が流行した。その原因はエアコンの室外機から出る汚染された水であった。それだ「レジオネラ菌」による肺炎と言われています。
ダイアモン.プリンセス号も、エアコンの室外機か、もしくはどの部屋も共通の空気が流れていたので、急速にコロナ新型肺炎が、蔓延したのではと思いました。それで船内に留まればとどまるほど、肺炎に罹患するのではないかと。

Posted by にゃんにゃん at 2020年02月15日 07:15 | 返信

コメントする

                                               

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com


過去の日記一覧

安楽死特区

糖尿病と膵臓がん

病気の9割は歩くだけで治るPART2

男の孤独死

痛い在宅医

歩き方で人生が変わる

薬のやめどき

痛くない死に方

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣

認知症は歩くだけで良くなる

がんは人生を二度生きられる

親の老いを受け入れる

認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?

病気の9割は歩くだけで治る!

その医者のかかり方は損です

長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか

家族よ、ボケと闘うな!

ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!

抗がん剤 10の「やめどき」

「平穏死」10の条件

胃ろうという選択、しない選択

  • 長尾クリニック
  • Dr.和と一緒に仕事をしませんか?
  • 長尾クリニックメールマガジン まだまだ知らないDr.和情報がてんこもり!
  • にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ

  • 尼崎市の訪問看護ステーション

  • ケアマネセンターながお

  • 一般社団法人日本尊厳死協会関西支部