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「裁判官のお弁当」と「検察官の風呂敷」

2020年02月02日(日)

東海テレビが熱い。   「さよならテレビ」や
「人生フルーツ」、だけではなく、奥深い映画も。
「裁判官のお弁当」と「検察官の風呂敷」も必見。
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少し前の作品ではあるが。

「裁判官のお弁当」→こちら

「検察官の風呂敷」→こちら

どちらも秀逸で、唯一無二のドキュメンタリーだ。
機械があれば2本まとめて観る観ることをお勧めする。

私達がまったく知らない司法の世界を知るには最適。
この2本の映画は是非観ておきたい、その価値がある。


私達は、政治や行政の世界は、なんとなく分かる。
しかし「司法」の世界についてはほとんど無知だ。


裁判官もヒエラルギーの世界。
検察官との関係も微妙である。


みんな正義感に駆られて司法の世界に入ってくる。
しかしその中でも様々な人間模様にもまれていく。


以下、蛇足だが。

彼らもチームで動く。
長くやっていると悪い奴も出てくる。


もみ消しとでっち上げ(冤罪)である。


私は尼崎南警察署の某副所長と尼崎検察庁が
身内の犯罪のもみ消し事件と3年間、闘った。

検察審査会に助けてもらい、最高裁で勝ち、
「警察と検察による犯罪」に完全勝訴した。


そんな経験から、この国の司法制度のいい加減さを肌で
知ることになり、司法制度の抜本改革に、興味を持った。

よく犯罪被害者が日本の司法制度の欠陥を訴えているようだが
自分自身がその立場にならないと、その無念さは、伝わらない。

一般の人がそんな目に合うことはないので
司法に関心を持つ人は、なかなか増えない。

もっとも印象的だったシーンは、ある殺人事件の判決結果が
裁判所によって無罪から懲役3年まで「バラバラ」であった事。

実は、どっきりカメラのように後で種明かしされるのだが、
全国統一の「模擬裁判」であったのだ。これには驚いた。

判決結果にはこれほどのバラツキがある。
その振れ幅の大きさに唖然とさせられた。


現代社会に生きる限り、司法と無関係ではいられない。
そんな闇を描いてくれた大躍進中の東海テレビに感謝。


PS)
今日は、尊厳死協会で外部有識者が集まり、
リビングウイルのワーキング会議があった。

その後、あるベテラン病理医と病理談議に花が咲いた。
病理診断も模擬裁判と同様に、相当なばらつきがある。

人間のやることは間違いだらけ、と言ってもいい。
この対談はいずれ本になると思うので、楽しみに。

夜は、大物官僚と大物政治家と医療改革や
新型肺炎対応について深夜まで話し合った。


































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