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通院中断患者さんの孤独死
2020年02月10日(月)
芸能人の孤独死が相次いているが、
通院患者さんの孤独死も冬は多い。
痛飲中断して半年経過の人もいる。
通院患者さんの孤独死も冬は多い。
痛飲中断して半年経過の人もいる。
冬の朝一番に警察から電話がかかってくる。
これだけで「また孤独死か」とピンとくる。
誰かが見つけて、警察が入る。
当院の診察券を発見して電話。
60代。
男性。
酒。
タバコ・・・・
たいていそうだ。
外来通院されていた時の顔が浮かぶ。
通院中断の原因はよく分からない。
・お金が無い
・SOSを出さない
・自暴自棄
・生活保護だと役所が往診を制限する・・・・・
警察は、「なんの病気で通院していたか」を聞いてくる。
個人情報なので、本来は、家族の承諾無しでは言えない。
しかし「家族はいないよう」と言われると、まさか
本人に聞くこともできないので、簡単に伝えている。
頼まれたら検案に協力する。
既に亡くなっている60代の男の顔に
自分の死に顔が重ねて見えてしまう。
切ない。
冬と言えばヒートショック。
風呂場とトイレが要注意だ。
今週号の「週刊現代」の記事を読んで欲しい。
今週も、私自身のコメントが掲載されている。
『週刊現代 2020年2月15日 P168~P173』
PS)
毎日のように
入院したために寝たきりになった人
119番したためにために有無を言わさず胃ろうになった人
などに対峙するが、そこに「人生会議」なんて皆無である。
医療が細分化しているので、たとえば肺炎で呼吸器科に
入院すると3ケ月もバルーン水の交換がされていない人も。
在宅現場にいるといろんなものが見えて、泣きたくなる。
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この記事へのコメント
いろんなものが見えても、泣きたく、は、ならずに、見て見ぬ振りしてそれが習慣になっている医者が多いのだろうと思います。いちいち言うと「カドが立つから」。自分の身を守ることを第一に考える医者がほとんど。
在宅医と病院勤務医の関係性、病院勤務医と病院経営者の関係性、病院経営者と所轄官庁役人との関係性、医療現場の上下関係が、本来あるべき善意の医療を、患者を支配管理する医療に貶めているのだと思います。
Posted by 匿名 at 2020年02月11日 01:10 | 返信
野村克也さんが風呂場のヒートショックで死んだみたいですけど、正直悪くない死に方じゃないですかね。
認知症とかボケボケになって生きてるよりも、風呂場で死ぬ方が良いと思いますよ。年寄りならヒートショックも悪くないと思いますね。というか、年寄りの良い死に方ランキングとかでかなり上位に来るのでは。
若い人は気をつけないといけないですけど、ある程度年を取ったらその辺は無頓着の方が良いと思います。
年寄りは寒い部屋で裸になって熱い風呂にザブンと入って、そしてぽっくり逝く。これが最高。
私は妻と一緒に山に山菜を採りにいったら、悪天候で低体温で死亡、とかを希望しますね。雪崩とかも良い。
Posted by 匿名 at 2020年02月11日 02:21 | 返信
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