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私が感染症にかからない理由

2020年02月20日(木)

医者はなぜ感染症にかからないのか。
インフル、ノロ、そしてコロナ?・・
毎日たくさんの感染症に接しているが。
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私は小学校、中学校と皆勤だった。(と思う)
高校も大学も社会人以降も病気をした記憶がない。

開業医になってから25年か経つが、病気で休んだことがない。
そんなことを自慢している人間はきっと突然死する、と思う。


今回の騒動で思うことは、感染症が怖い市民が多い事だ。
怖がり方が半端じゃない市民が多くてそれに驚いている。

診察室で、咳や痰を平気で顔にかけてくる患者さんがいる。
嘔吐物を顔にかけられたこともあるが、仕事柄仕方がない。

患者さんは、「まあ、医者だからいいだろう」と思っているのか。
あるいは「医者は感染症にならない。特殊な薬を使っている」と。

でも医者も人間である。

当院では、新人は医師も含めて必ずインフルになる。
しかし、ベテランになるほど、インフルにならない。

長尾は、新型コロナ自体は怖くない。
しかし、大騒ぎになることが怖い。

自分自身が感染症にならないために
普段していることを紹介しておこう。


1 まずは気合い
  「絶対に感染症にかからない」と心のどこかに言い聞かせている。
  ちなみに、私の夢は「インフルで仕事を1週間休むこと」である。
  だから、インフルで仕事を休める人が羨ましくてしょうがない。

2 危険を避ける
  相手の顔を見たら一瞬で病気かどうか分かるので、「ヤバイ!」と
  思ったら、その瞬間だけマスクをして、顔を離して、距離を取る。
  表情を伝えるために普段はマスクをしないが、やる時にはやる。
  とにかく危険をいち早く察知して、距離感を保つようにしている。
  一般の方は逃げられるが、医者は逃げられない。対峙しないと。
  その時は、仕方がないので息を止めたり、目を細めたりしている。

3 手洗いは要領良く  
  手洗いも相手次第だ。「ヤバイ!」と思った時には入念に行う。
  メリハリが大切で、無意味に頻回にやることは時間的にも無理だ。
  マスクよりも手洗いと距離感。

4 ヤバイと思ったら、手持ちの麻黄附子細辛湯を2包、水無しで飲む。
  そうはいっても、インフル患者さんと接していて、ウイルスが体に
  入って来て、秒単位で倍々に増殖していくのが分かる時がある。
  診察の途中で「ヤバイぞ、ヤバイぞ!」」と分かるので、その時は
  手洗いの直後にて手持ちの麻黄附子細辛湯を2包丸のみしている。
  ノドの奥に、粉薬を軟膏を塗るようにヘバリ着かせて、唾で飲み込む。
  その2時間後にもう1包飲んで、眠前にさらにもう1包丸のみする時も。
  昔、イソジンでノドを局所消毒したような感覚で漢方薬で消毒する。

5 それでも「ヤバイぞ!」と思ったら、20分程度歩くか運動をする。
  昔は「ヤバイぞ!」と思いながら、テニスを1時間ほどしていた。
  風呂に入り汗を流した後にまた漢方薬で体温を上げておく。

6 風呂に入る。
  「ヤバイぞ!」と思ったら、風呂に入る。
  普通は入らないだろうが、私は風呂で体を温めてウイルスを殺す。
  湯冷めなどは気にしない。というか入浴自体も所詮「気合」である。

7 酒は飲まない。
  「ヤバイ!」と思ったら、絶対に酒は飲まない。
  普段でも酒で鼻声になるのに、余計に悪化してしまう。  
  逆に酒をの飲む日は、「風邪なんか引かないぞ」と思う。
  まあ、偉そうに言っているだけで真剣ではないが、少しは思う。


8 とにかく寝るべし。
  「ヤバイぞ!」と思ったら、仕事が終わり次第、飯も食わずに寝る。
  この「飯も食わずに」が結構大切だと自分では思っている。
  飯を食べたら疲れるので、その時間も惜しんで布団に入る。
  もし昼間であれば、その時ばかりは1時間の「昼寝」をする。

9 次の日も早く帰る。
  風邪はぶり返しが怖い。だから昨日良く寝て治ったから遊びに行こう、
  なんて考え方は絶対にしないで、休む時は2日連続で休養を取る。
  もしも休日ならば、18時間くらい寝たおす。
  風邪は1日では治らない。
  休養と睡眠が一番の薬。


10 それでもダメな時は、ある注射を打っていただく。
   覚せい剤ではないし、抗生剤でもない。
   少量のステロイドであるが、これで一発。
   ただし、これは最終手段で年に1発まで、と自分で勝手に決めている。


この10ケ条は、自然に身についたもので教えられたののではない。
もちろん人に勧めるものでもないし、初公開だ。真似しないように。

いろんな人に「長尾先生はなぜ風邪を引かないのか?」とか
「感染症が怖くないのか?」と聞かれるので、書いただけだ。


私は、医者は微生物との戦争における兵隊、だと思っている。
自衛隊は訓練をして備えているが、医者も備えるべきと思う。

だからあまりにも弱い兵隊さん(医療者)を見ると、ちょと悲しくなる。
個人的には、臨床医の条件として1年間の自衛隊訓練があれば、と考える。


今日、神戸大学の岩田健太郎先生がネットやテレビに出ずっぱりだった。

「クルーズ船内がレッドゾーンとグリーンゾーンに分けられていない」
という指摘があったことについて、少し言及しておこう。

1)あと1週間早く行ってほしかったなあ。
  あれだけ有名な感染症医だからとっくに関わっていると思っていたが。
  感染症の専門家チームが充分に関わっていなかったことに素直に驚いた。

2)そもそも、レッドとグリーンが分かるのか?
  それはあくまで「病院」の管理区分の話であって、船内や
  生活圏内において使うべき概念として、違和感を覚えた。
  あと、そもそもそれが分からないから、困っているのではないのか。

3)「風邪と同じ」発言との整合性は?
  これまで「風邪と同じで大したことない」という旨の発言をしていた
  と記憶しているが、今日の発言とはかなりの温度差があるような気がした。

4)「悲惨」という表現が「悲惨」では。
  感情的、主観的な表現ばかりで、頑張っている乗客と乗員、
  そしてDMATや関係各位が気の毒だった。みんな必死だ。
  国際的にも注目されている中、もう少し同胞への気配りが欲しい。

5)CDCの提案は大賛成
  日本にはCDCが無い。だから早く組織すべきだ。
  でもそれはわざわざ船内から言わなくてもできることだが。
  パフォーマンス的すぎて、せかっくの提案が損をしたと思う。

結局、岩田先生は政府をボロカスに言い
政府は「なんも問題なし」と反論した。

これって、桜を見る会の与野党のやり取りと似てない?

しかし感染症対策はウイルスとの戦争であるので、
どちらが正しいとかという議論ではなく、作戦を練る場、だ。

だからいろんな仮説を立てて、いろんな情報を集めて
未知の敵との闘いを有利にする戦略を建設的に議論すべきだ。

感染症の専門家はそれなりの責任があると思う。
一方、私のような外野の意見はあくまで「野次」

だから私の意見はここだけの話で
一切、SNSには流してない、です。



PS)

ここまで書いたところで、今日2人目のお看取りの電話が鳴った。
凄いペースでお看取りが続いているが、ほとんど看取っている。

これだけ頻回に深夜に往診している医者は私だけだろう。
回数だけで言えば日本一、イヤ世界一、 のバカだろう。



















  























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この記事へのコメント

淡々と仕事をされているであろう、DMATのお医者さんや看護師さん、自衛隊の医官や看護官がお気の毒に思われます。社会不安を作り出す、専門家医師に見えてしまいますね。
私が診て貰っている先生に「マスクしなくていいんですか。」と聞いたら、「僕、馬鹿なんで大丈夫なんです。」と笑ってました。長尾先生のお仲間かな。

Posted by 樫の木 at 2020年02月20日 02:00 | 返信

長尾先生のマネしてるわけじゃないですが
漢方薬を水なしで喉に貼り付け唾液で溶かす飲み方を長尾先生がブログに掲載してから、
ああ、それでもいいんだ、と思って、寝る前とか湯や水を飲みたくない時に喉貼りをやってます。私の場合には半袋とかせいぜい一包ですが。
徐々に溶けて入っていくので胃にはやさしいかも。

Posted by 匿名 at 2020年02月20日 03:15 | 返信

先生の死生観と、日本人の大多数とのずれは、先生の頑強な肉体も理由なんですね。私も先生と同じような死生観ですし、同じく肉体的には頑強な方です。具合が悪ければ運動と筋トレした後熱い風呂に入れば一発だ、のような考えでいますし、実際、医者にかかったことはここ数十年記憶にないです。
しかしながら、このような人間は自分にも他人にも、命について突き放した感じになりがちです。「何をやっても死ぬときは死ぬから仕方ない」、「人は死ぬもの」、「コロナとか老人が死ぬだけだから怖くない」、「後期高齢者くらいになってきたら近藤誠の言うとおりにするのも悪くない」みたいな。
徒然草を書いた兼好法師も、友とすべきではない人に頑丈な人間をあげています。自分が頑丈だから他人への思いやりがないからだそうです。

Posted by 匿名 at 2020年02月20日 07:21 | 返信

今話題の医師「岩田健太郎」を調べるといろんな話題が見られますね
岩田健太郎医師は、志願して、現場責任者のあずかり知らぬところから約束をして入船したようですね
感染のリスクがある船に管理下にないものが入るなど周囲をパニックにさせかけないと思います。
現場責任者の橋本岳副大臣に丁寧にご退去いただいたとツイッターにあります
実際は、岩田医師はラウンジに数時間しかいなかったようです
youtubeでのあの発言ですが、社会混乱を招く専門医に見えますね
桜を見る会の野党議員にそっくりですね

コロナより 桜を見たい 野党かな  

補助金詐欺の夫婦に判決が出ましたね

Posted by 匿名 at 2020年02月20日 12:23 | 返信

元鍼灸師なんで、よく分からにないのですけど、ブラジルオリンピックの時は、「ジカ熱」が流行しました。ブラジルのジカ池だか、ジカ川に多く発生する風土病だそうです。
今度のインフルエンザは、武漢で発症したのですから、「武漢熱」あるいは「武漢インフル」と言っても良いと思います。何故かWHOのエチオピア出身の方が「渡航制限はしないでほしい」とか「中国はよくやってる」「中国を誉めてあげて下さい」とか「パンデミックではない」とか仰っていますけど、なんだかよくわかりません。現在日本で、あちこちに武漢熱の患者さんが発祥するのは、日本で武漢熱が発祥したのではなく、武漢熱のウイルスを持った中国からの観光客が、持ち込んだものです。
もう一方のダイアモンド.プリンセス号の豪華客船は、イギリス船籍で、アメリカの船主だということですけど、船長も船医も一度も現れない。無責任だと思います。たまたま横浜から出帆して、あちこち回って、香港経由でまた横浜に帰って来ただけなんです。
大型の豪華客船のクルージングと言うのは元々地中海を中心に航海していたそうで、今回のような難病は出現しなかったそうです。アジアには最近までなかったプログラムなんだそうです。ですから3600人もいる大型豪華客船に香港人が武漢熱を持ち込んだとしても日本の厚労省に、責任は無いと思います。
厚労省も、昔のように厚生省は、お医者さんが大臣になる。労働省は、法学部出身化、社会学部、経済学部出身がなると言うようにした方が良いと思います。
なんだか「中国は悪くない」「日本だけが悪い。オリンピックの事ばかり気にして人命を軽視してる」と悪口を言われているようで、「武漢熱」は武漢で発症したのですよと言いたいです。
ブラジルオリンピックはジカ熱が発祥して、平昌オリンピックはノロウイルスが発生したそうです。なんでオリンピックをやるとなると難病が発祥するのでしょうね?

Posted by にゃんにゃん at 2020年02月21日 01:41 | 返信

今回の新型コロナは、医者でも簡単に感染して、重症化して、そして死亡する。という印象を受けます。
従来の感染予防策はまったく通用しない印象で、今後医療関係者でも感染が続発しそうです。
今後クリニックや病院が相次いで外来閉鎖・休診が続発することになれば、新型コロナ以外の慢性疾患などの患者さんたちもどこにも受診できず路頭に迷うことになる。そのフォローは誰ができるのか?
医療者の多くは先生みたいな鉄人ではなく、免疫力は普通の一般市民と同じかそれ以下。
医療者の感染・発病→医療機関閉鎖→別の医療機関にしわ寄せ→そこが激務で免疫力低下→感染・発病・入院という武漢同様の負のスパイラルが繰り返されかねない状況が切迫しているのではないでしょうか?

Posted by マッドネス at 2020年02月21日 05:40 | 返信

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