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同級生のお通夜
2020年02月24日(月)
同級生だったI君の訃報が、届いた。
お通夜に参列しご冥福を、祈った。
静かにいろんなことを考えていた。
お通夜に参列しご冥福を、祈った。
静かにいろんなことを考えていた。
同級生ということは、当たり前だが、同じ年だ。
45年前の記憶が鮮やかに蘇ってくるから不思議。
I君が撮影し一緒に映画を作ったなあ。
I君はバスケで僕はバレーで隣どうし。
I君は穏やかで親切で努力家だ。
同級生みんなが認める人格者。
神は理不尽だ。
病気という試練。
でも、心に染み入る(?)、お通夜だった。
なんだかコンサート会場にいるような錯覚に。
I君が大好きだった名曲が、続々と流れてきた。
最後にi君によるお別れのビデオメッセージが流れた。
I君はしっかり終活してから、穏やかに旅立ったのだ。
参列者がたくさんいて、第3か第4会場まで溢れた。
全員がI君の素晴らしい人柄を偲び目頭を熱くした。
「ああ、人間はこう生きるべきなんだなあ」
と、還暦過ぎの同級生に期せずして教えられた。
素晴らしい家族と職場仲間、そして友人たち。
私と同学年の友人や先生ら、10数人もいた。
でもI君は、もうこの世には生きていない。
でもまだあの世に行っておらず、静かに横たわっている。
1時間のお通夜に居て、自分自身の死、について考えた。
長い目で見れば、私もすぐにI君のところに行くはずだ。
でも私は葬儀はない。
「葬儀をする」に値しない人間であることを自覚している。
I君のように誰からも愛されるような人生を、歩んでもない。
こんなにたくさんの悼む人もいない。
数ではないが義理で数人程度だろう。
家族葬もやらない、と決めている。
せいぜい「直葬」と、決めている。
だから2年前の還暦誕生日に盛大な「生前葬」をやった。
死んだ時はやらなくていいように、先に済ませたわけだ。
しかし、I君の通夜に参列し、ビデオを観て、少し血迷った。
自分の最期に重ねている自分が卑しくさらに嫌いになった。
私が死んでも誰にも知らせない。(ようにしておく)
このブログも早めに閉じて静かに消える。
葬儀や通知も一切出さないように完璧に造っておく・・・・
これから真剣に終活しないと。
中途半端ではダメだ・・・・
通夜の終わりがけに、携帯電話が鳴った!
2年前にお見送りした患者さんのお母さまが旅立った。
順番が少し違うのだが、それも人生、なのだろうか。
通夜の再中にお看取りに行くことに。
I君の35歳年上の方が静かに旅立った。
人生は長さ、ではない。
還暦過ぎたらもう充分。
お看取りから急いでお通夜の席に戻ったが、
久々に会った同級生たちはもういなかった。
新型コロナで死ぬのは嫌だけど、
死ぬ時は死ぬ、のが人間である。
病院をいくら増やしても、医者をいくら増やしても
人は必ず死ぬわけだから、覚悟のほうが大切だろう。
I君が獲ってくれた映画を、もう一度見たいな。
でもどこかに行ってしまった。I君に聞こうか。
PS)
今日は、丸尾多重子さんの会に参加した。
とっても温かい、やる気が出る会だった。
3月7日の「かいご楽快」も必ず隣の人と
1メートル以上空けて座るので安心して。
笑いヨガの途中で、往診に呼ばれて出た。
何をやっていても、呼び出される運命だ。
つくずく寂しい人生、だと思う。
、
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この記事へのコメント
いや、決して、さびしい人生ではないと思います。お世辞ではありません。
Posted by K-mira at 2020年02月25日 10:18 | 返信
その時が来たら、私は先生にしっかりお別れがしたいです。中村哲さんの時のように、もやもやしていつまでも気持ちが前に進まなくなる。先生はとても影響力のあるかたです。周りがほおっておくわけがないじゃないですか。先生は嫌かもしれませんが、もうたくさんの人に愛されているとおもいます。
Posted by 小林ひろ at 2020年02月25日 10:12 | 返信
ビデオメッセージて ご本人が生前に撮ったのを流すんですか?そんなの見たら 涙涙ですね・・・
Posted by 薬剤師 井澤康夫 at 2020年02月27日 08:24 | 返信
つくずく寂しい人生だと思う、だなんておっしゃらないでください。
少しお疲れなのではないですか?
Posted by 吉田 淳子 at 2020年02月28日 04:04 | 返信
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