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わがままなコロナウイルス 10の行状

2020年03月13日(金)

これまでの風邪とはかなり違う。
インフル、ともだいぶ違う感じ。
我儘な行状を、整理しておこう。

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なんだか、新型コロナは、従来のウイルスとは振る舞いがかなり違う印象。
勝手に「わがままウイルス」と呼んだが、特に気になる特徴を書いてみる。


なにが「わがまま」なのか。

10の行状を並べよう。


1 無症状陽性者が多すぎる

  陽性者のうち症状のない人が半数居る
  =実際の感染者は、公表数の何倍、何十倍もいる
  =もし検査をするなら、国民全体にしないと真実は分からない
  =大半の人には無害ないし弱毒性のウイルス


2 潜伏期間が長すぎる
 
  最大3週間の潜伏期とうのは長すぎる
  =細胞内でかなりゆっくり増殖
  =一見、「のんびり」ウイルス
  =しかしその後、持続感染に移行する人も
  =潜伏期に感染拡大し得る


3 持続感染の可能性

  再陽性化率が14%もあるという事実
  =一部の人には持続感染する可能性がある
  =再活性化するので、観察期間の終わりが分からない
  =そんな人は、抗体ができにくい人かもしれない
  -不活化できる人と、できないで持続感染する人に大別される
  =いずれにせよ長期観察が必要となる
  =C型肝炎やヘルペスやEBを連想させる

  
国立感染症研究所ウイルス第三部の田口先生の総説によるとコロナウイルスは
培養細胞レベルでは容易に持続感染する感染が進むにつれて病原性が低下する
コロナウイルスの一つのマウス肝炎ウイルスの脳内感染性ウイルスは
2週間ぐらいで消失するがウイルスRNAは数ヶ月にわたり脳内に存在する。



4 PCR特異度が低い理由

  PCR検査の特異度が3~5割程度、と低すぎる
  =検査の精度問題よりも、ウイルスの変動が大きいのでは
  =やはり、PCR検査のハードルは上げていた方がよさそう
  =もしやるのであれば、全員にやってみては(サンプリング)
  =あるいは、抗体検査のほうが意味がある


5 便に出る、という意味

  便にウイルスが出る
  =消化管上皮で生息する
  =嘔吐下痢、という臨床症状とも合致する
  =糞便感染があるのでトイレの消毒、手洗いも重要
  
マウス肝炎ウイルスの経口感染例ではきわめて長期間糞便から分離されるケースがある。
このマウスはこのウイルスに対する高い中和抗体を持っているが、腸管上皮細胞では
抗体の攻撃から逃れたウイルスが細々と生き延びているメカニズムが存在するらしい。



6 尿に出る、という意味

  尿にも出てくる
  =腎臓や血液中にもウイルスがいる
  =だから脳にも移行するし髄膜炎も起きる
  =呼吸器感染というより全身感染と認識すべきか


7 必ず抗体ができるのか?
  
  簡易な抗体測定法が開発された →こちら
  =血液検体で、たった15分で可能(3月16日から)
  =一体、どれくらいの人が陽性になるのか?(特異度9割と)
  =おそらく全員に抗体はできないのでは?
  =肝炎ウイルスのような経過が想定できる


8 ワクチンはいつできるのか?

  ワクチンでの予防に期待されているが、
  =わがままなウイルスだから、そう簡単ではないのでは
  =新型インフルの時は、ワクチンができた時には、騒動は収束
  =ノロウイルスのようにワクチンができないものもある


9  「逆流」に備える  第二波のほうが怖い。

   いったん収束しても、第二波がありそちらが気になる
   =中国の収束報道が不気味である
   =日本も収したあとに中国から「逆流」しないのか
   =第一波のあとに来る第二波に備える必要あり
   =これは歴史の教訓だ
   =五輪開催が第二波のトリガーになる可能性は?

IMG_3859.jpgIMG_3857.jpg

10 そして、みんなかかる

   最終的に世界の5~7割が感染するという説
   =ドイツでは、政府がそう言っている
   =まあ、「市中感染」とはそのような意味だ
   =インフルと同じではないが、インフルのようは身近な存在になる
   =しかしピークを小さくして医療崩壊を防ぐことが大切
   =軽症者は自宅待機で電話診療、というドイツの施策が正しい
   =「闘いや克服」よりも「共生」という思考に変えたほうがいい
   =そのように転換するには、少々「勇気」が必要だ。


@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


・ウイルス感染の害
・感染状況
・疫学的な考察
・社会学を加えた対策会議
など課題を分離して冷静に思考すべき。

なにせ、相手は「わがまま」なウイルス。


その結末は、おそらく「共存」となるのだろう。
認知症施策も「共生」に変遷したことを思い出す。



よーく、考えて欲しい。

感染者の多くは
・サラリーマン
・結構、いい医業
・医療介護関係者
・政治家(の妻)など、身元がしっかりした人ばかり。

所属している組織に迷惑がかかるからPCR検査に至り、陽性が判明。

報道されている感染者のなかに、プータローや自営業者や自由業者や
浮浪者など、組織に属していない人が少ないことが気にかかっている。

おかしくないですか?

真面目(?)な人だKだけが、捕捉されている。

すなわち感染者数は、発表の何十倍もいるのだろう。
だからあるモデル地区でサンプリング検査をすべき。

きっと、あっと驚くような結果が出るのでは。

勝手な想像や仮説に基づいて、私たちは議論しているが、
私自身は、「その土台」が大きくちがTT違っているのではとそう想像する。

でもだからといって、「もっとPCRを」、とはならない。

もしもまだ理解できなできない人がおられたら、
以下の公式発表を読んでいただきたい。



@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@



【修正版】新型コロナウイルス感染症に関する日医の対応―釜萢敏常任理事
 
 釜萢敏常任理事は3月11日、記者会見を行い、厚生労働省から出された通知を
基に、都道府県並びに郡市区医師会長宛てに日医から発出した通知「新型コロ
ナウイルス感染症が疑われる者の診療に関する留意点について」の内容につい
て、説明を行った。
 
 本通知は、(1)地域の各医療機関の外来に共通する感染予防策、(2)新型
コロナウイルス感染症患者(同感染症が疑われる者も含む)を診察する際の感
染症予防策―等を示したものとなっている。
 
 同常任理事は、(1)について、まず、日常の外来診療での標準予防策として、
サージカルマスクの着用と手指衛生の励行を徹底することが明示されたことを
評価。更に、新型コロナウイルス感染症の疑いに対し、検体採取をする際には、
サージカルマスク等及び眼の防護具(ゴーグルまたはフェイスシールド)、ガ
ウン、手袋を装着することが求められ、感染を予め特定できない中で、全ての
患者の診察においても同様の対応が必要となったため、厚労省とも相談の上で、
「例えばインフルエンザなどの場合には検査せずに臨床診断にて治療薬を処方
することをご検討ください」との文言を付け加えたことを報告。「検査をしな
いことによるデメリットがないとは言えないが、現場で防護具が不足している
ことを踏まえれば、必要な措置であると考えている」とした上で、現場の医師
に対しては、患者への丁寧な説明を求めた。
 
(2)に関して、「原則として、診察した患者が新型コロナウイルスに感染して
いたことが後に判明した場合であっても、感染予防策を適切に講じていれば、
濃厚接触者には該当しない」旨が明記されたことについては、「新型コロナウ
イルス感染者との知らずに診察をしてしまう事例が散見され、医療現場では切
実な問題になっていた」とし、このことが通知で明記されたことは大変意義が
あるとした。
 
 その他、同常任理事は、政府の「新型コロナウイルス感染症に関する緊急対
応策第2弾」に感染防護具不足への対策が盛り込まれたことに触れ、「現場では
大変苦労しており、ありがたい」と述べた。
 
また、日医が実施しているPCR検査の不適切事例に関する調査に関しては、3月
13日に一旦締め切り、整理した上でその結果を公表する意向を表明。「検査に
結びつかなかった理由を見てみると、検査能力が限られている中で、帰国者・
接触者相談センターが苦慮していることが伺える」とするとともに、この問題
は検査できる機関が増えることで解消されるだろうとの見通しを示した。
 
 その上で、同常任理事は、改めてPCR検査はどの医療機関でもできるもので
はないことを強調。会見の出席者に対して、国民への周知に対する協力を求め
た。
 
◆問い合わせ先:日本医師会健康医療第2課 TEL03‐3946-2121(代)
 
◆会見資料はこちらから
 http://www.med.or.jp/nichiionline/press/

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