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第三の自爆!?  

2020年03月03日(火)

森田童子の「僕たちの失敗」を思い出した。
今まさに第三の自爆作戦が実行されるのか。
そろそろ町医者の声も聞いたほうがいいよ。
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一つ目は、クルーズ船に2週間閉じ込めたこと。
無症状者は自宅隔離で良かったのに、真反対。

多くの船内感染者を出してしまった。
世界からも大批難を浴びた、大失敗。



二つ目は、唐突な全国学校の一斉休業要請だ。
北海道知事の真似をしたのだろうが、短絡的。

相談も準備もなく思い付きでやること自体、正直怖い。
大人や若者の動きを制限するほうが効果があるのにね。

すでにあちこちで余波が起きていてこれも、逆効果かも。
カラオケボックスや地下街は子供達で満員なんだけどね。

第一弾が失敗に終わったので、第二弾で汚名挽回を
図ったのだろうがこれも大きな疑問が指摘されてる。

まだ結果は出ていないし、評価はずっと後だが
少なくとも成功だった、とは言われないだろう。



そして三つ目は、PCR検査の市場化と保険適応である。
これは現在進行形で、まだ最終決定ではないので書く。


開業医で、保険診療で検査することだけでも、止めたい。
ノロウイルスはやっていないし、インフルもホントはやりたくない。


今日もいろんな介護施設関係者からの発熱者の問い合わせがあった。
「入所者が熱を出し具合が悪いけど、保健所に届けるべきか?」

私は毎日、こう説明している。

「くれぐれも保健所に捕まらないようにしてくださいね!」

「え!? 捕まる?」

「そう。もしも陽性だったらその要介護5の90代の患者さんは
 強制入院になり、貴方も隔離だし、施設は閉鎖になりますよ!」

今日も陽性になった西宮の40代男性の足取りや家族の足取りなどが
まるで逃亡犯の後を追うように、深刻な顔でテレビで報じられていた。

検査をする=保健所に捕まる=陽性だったら自動的に強制入院になる。
これは新型コロナがコレラと同じ第二類指定感染症のままであるから。

少なくとも、高齢者はインフルと同じ五類に降ろしたほうがいい。


〇 「世界の7割の人が感染する」という予測がある。

〇 一方、感染者の8割は他人にうつさない、とも。


この2つの推測の接点はなんだろう?

どちらかが間違っているのか?

とりあえず、無症状のスーパースプレッダーを捕まえたいのか。
検査をすれば「犯人」が捕まり、それで市民は幸せになるのか?



今日は、2つの大胆な仮説を書いてみよう。

1)すでに全国で何十万人もが感染している、という仮説。
   
  すると日々更新される「感染者数」はほぼ意味が無くなる。
  意味がある統計は、「死亡者数」でいいのではないか。

  「また犯人が見つかりました」みたいな報道は無意味である。

   ライブハウスやフィットネスクラブが問題の本質なのか?
   保健所や専門家の仕事は「罪なき犯人」を追う事なのか?
  
  あるいは、「どうせかかるんだから早めに済まして免疫を
  作っておいたほうが不安が無い」という意見にどう応える?
 
  

  五輪開催のために、かかる人はやや目にかかったほうがいい、
  という意見にどのように反論すべきなのだろう。



2)ウイルスが持続感染する人が多いのでは、という仮説。
   
  今、感染しても大半は自然治癒して抗体ができるから
  そんなに心配しなくてもいい、という前提で議論されている。

  しかし、肝炎ウイルス(BやC)やパピローマウイルスや
      ヘルペスウイルスのように持続感染し得るウイルスだったら・・・

  つまり「自然免疫で完全排除されないウイルス」である可能性は
  本当に否定されているのか、誰か詳しい人がいれば教えてほしい。



私たちは今、自分勝手な想像で成功への絵を勝手に描こうとしている。
しかしその前提自体から疑ったほうがいいのでは、と常に思っている。

つまり、あらゆる可能性を想定しないと、バランスのいい作戦はできない。
もちろん「賭け」の要素はあるのだが、少なくとも2つは万馬券狙いだった。


3つ目も裏目になる可能性が高いと考えるので、昨日に続き警鐘を鳴らしておこう。
もしも3つとも失敗したら、「三本の矢」ではなく「三本の自爆」となってしまう。



PS)

今日、3月3日(火)15:28頃から45分間、参議院の予算員会で
高校と医局の後輩である梅村聡議員が、質問に立つ予定である。

・オンライン診療やオンライン処方箋
・高齢者施設での発熱者の取り扱い
・PCR検査の保険適応の是非
・感染症法を外すことについて、などを聞くことに。

NHKで生中継しているので、興味のある人は観て欲しい。


実は、2月29日(土)の夕方、梅村議員が当院にヒアリングに来てくれた。

その時に私と訪問看護師とケアマネは、現場からの要望を挙げた。

200229_梅村聡議員との対談 47分
https://youtu.be/10E9EfBYRp0


このメイキング動画を、お時間のある方に。



200229_NCL_2981[1].jpg






























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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

「新型コロナ「検査をもっとやれ」派は、むしろ不安と混乱を煽っている」
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70767

「新型コロナで「情報汚染」されたメディアが報じない「5つの真実」」
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70709

そのほか、少なからぬ知識人たちがコロナ検査と感染ルート追跡が無意味であることを論証している。
だれが、検査したいのだろうか?
  自分の仕事を増やしたい検査業者?
だれが、感染ルートを追跡したいのだろうか?
  ヒマな役所勤めのオジサン?
コロナで死たくない一般大衆? 
  一般大衆がアホでコロナについて正しく理解できない、だからむやみに怖がっている、のだとしたら、その不安を解消するのが「当局指導者」であり「医療専門家の仕事」であります。その仕事をしたくないから検査へ逃げているのかな? なぜ? 一般大衆への人気取り? そんな悠長なこと考えてる段階じゃないはずだけど。

Posted by 匿名 at 2020年03月03日 02:25 | 返信

検査推進と犯人探し主張者は、テレビのコメンテイターに多いような気がする。
ネット検索しない、新聞は見出しだけで細部を読み込まない、週刊誌はタレント記事だけ、おしゃべり大好き、同調大好き、自分の考えを持たない、常日頃からちょっと不調だと「お医者様に行ってお薬飲んでね!!」・・・こういうタイプがコロナを怖がって、検査と犯人探しを求めるのだろうな、と思う。
こういうタイプに一番影響力あるのはお茶の間テレビです。

「長尾ちゃん」も、安楽死特区でちっとは名が知れたから、どんどんテレビに出て、コロナの正しい恐れ方を宣伝してください。

Posted by 匿名 at 2020年03月03日 02:55 | 返信

マスゴミは、どこの誰それが感染しました。という報道ばかりで、視聴者の不安を煽って視聴率稼ぐ
TVには同じようなコメンテーターが同じことを壊れたテープレコーダーのごとく繰り返す。
PCR検査を早く拡大しろ!と煽る。PCR検査原理主義派が、大衆の味方を演じている。
軽症の若者が感染を拡大させていると専門家会議がのたまう。職場で咳がよく出るだけの若者の勤労者が冷遇される。咳している人、熱出している人は、バイキン扱いで差別される
本当に怖いのは、ウイルスではなく、人間の心理、差別意識による社会崩壊ではないでしょうか?
感染症ではなく、社会心理学の問題でしょう。心理学者の出番ではないでしょうか?

Posted by マッドネス at 2020年03月03日 06:48 | 返信

梅村聰議員が、ケアマネジャーさんの持っているメモを「ちょっと見せて」と取ろうとしたら、ケアマネジャーさんが「いや、これは未だ要ります」と拒否したのは、笑っちゃいました。

Posted by にゃんにゃん at 2020年03月04日 10:30 | 返信

感染者が出るたびに、「首長がどこそこの誰が陽性でした」と会見する
この会見や報道はまだ必要なのでしょうか?

そして、PCR検査推進派の方は、30~せいぜい70%しか当たらない検査に多額をかけ、特効薬はまだかと報道する
無知ほど、安心するためにと検査や薬を欲しがるものです
豊洲市場の「アンシン」のために開場を遅らせた小池知事の件とも似ていますね
これだけ感染者もいますし、無症状・潜伏期間が2~30日程度と言われていますので、感染ルートを特定する方が無駄だと思います。特定されればされたで、廃業まっしぐらです

ここには差別問題に繋げるのが好きな差別推進者がいますが、現実になっているのでさぞ喜んでいるでしょうね

Posted by 匿名 at 2020年03月04日 12:09 | 返信

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