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とまどうケアマネ デイに行くのも行かないのもリスク
2020年03月24日(火)
クラスターが発生したデイサービスはしばらく閉鎖に。
しかし、独居の認知症や就労者が介護している場合は、
ケアマネさんは、別のデイサービスを探すことになる。
しかし、独居の認知症や就労者が介護している場合は、
ケアマネさんは、別のデイサービスを探すことになる。
デイサービスの役割は大きい。
これがあるので在宅療養が可能
となる人が沢山おられる。
もしもデイサービスが無いと
・閉じこもりで身体機能が低下する
・認知機能が低下する
・介護者が仕事に行けない
・介護者のストレスもたまる
しかしデイサービスに行くと
・感染するリスクがある
・新しい環境になじむかな?
デイサービスに行くのもリスク。
行かないのもリスク。
一種の賭けではあるが、
選択肢の無い人も多い。
独居の人には、そもそも入るヘルパーがいない。
介護崩壊が、新型コロナ騒動であぶりだされる。
今、ケアマネさん達は皆、頭を抱えている。
まさに、「とまどうケアマネ」の嘆きが聞こえてくる。
新型コロナ騒動は、武漢でも高齢者問題であることは
2ケ月前から分かっているのに手を打ってこなかった。
専門家会議に高齢者医療・介護の現場の人が一人もいない。
国はまさに無策だが、その自覚がない。
専門家会議は、介護施設を「管理されたクラスター」としてしか見ない。
しかしどの高齢者にも歴史があり、一人の人間であることを忘れている。
すなわち、すべての要介護認定がある高齢者に、
「緊急人生会議」をすべきではないのか。
日本医事新報3月にそう書いてみたのだが。
「新型コロナ対策は地域包括ケアのフェーズに」→こちら
私は、一人ひとり丁寧に人生会議をやっている。
時間がかかるが、それが王道であると信じてる。
あれだけ「人生会議だ」と、猫も杓子も叫んでいたのに
こんな大切な場面で誰も言わないのか不思議でならない。
そこで私は、一冊書いた。
「訪問看護師とケアマネのためのACP入門」→こちら
もちろん介護職や一般市民が読んでもいい。
まあ、立派な教科書があるので負けるかな。
PS)
当院には「ケアマネセンター」がある。→こちら
実はこれはとっても珍しいことである。
でもたぶん、私の本など読まない、と思う。
本が出ても読んでくれるスタッフは数人か。
読まないだろうなと思っていても
読んでくれていた時は、うれしい。
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この記事へのコメント
デイケア利用者は高齢者ですから、確かにデイケアに出ることが感染リスクになりますね。
都市封鎖・イベント一律中止するのはあまりにも経済的・社会的ダメージが大きすぎるので、
重症化リスクのある高齢者全般と持病のある中高年者のみ、行動制限したほうがいいでしょうね。
重症者が急増しなければ、医療崩壊も防げると思いますが、そういう議論がまったくない気がします。
欧州では要人クラスの高齢者が続々と感染して一部は死亡しています。急増する死者のほとんどは高齢者ですので、感染者も見つけてではなく、発症前の高齢者を隔離することが優先されるべきでは?
では具体的にどうやって隔離するかは非常に難しいテーマですが。
Posted by マッドネス at 2020年03月24日 12:35 | 返信
行くも行かないもリスクとはその通りだと思います
現在、病院は行くことにリスクしかありませんね
とくに定期処方のために通っている高齢者は大きなリスクだと思います
私のかかりつけの病院では高齢者の受診される数が減りました
新型コロナでみんな通うのを控えるくらいなので、普段はどれだけ通っているのか?通う必要があるのか
?疑問に思うところです
普段からこれだけ空いていれば、社会保障費の圧迫も少なくなるのでは?と思った次第です
Posted by 匿名 at 2020年03月25日 11:40 | 返信
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