- << 感染症指定病院の現状と近未来
- HOME
- 志村けんさんとタバコ >>
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
「嗅覚喪失」 コロナが鼻から入る人、口から入る人
2020年03月26日(木)
世界的にコロナの初期症状として同じ報告が続いている。
突然に嗅覚が無くなる「嗅覚喪失」が感染の兆候かもね。
熱も咳も無いけど、急に嗅覚だけ無くなればコロナかも。
突然に嗅覚が無くなる「嗅覚喪失」が感染の兆候かもね。
熱も咳も無いけど、急に嗅覚だけ無くなればコロナかも。
急激な嗅覚を自覚した人は
・仕事に行かない
・家で寝ている
・マスクをずっとしておく
・とにかく人と会わない
・誰とも会話しない、ことが大切だと思う。
3つの「密」に加えて、「嗅覚喪失」を啓発すべきだ。
以下、私の勝手な妄想だ。
適当に読み流してほしい。
コロナの感染ルートには2つある、と考える。
1 口・鼻ルート=接触感染 (嗅覚喪失ルート 若者タイプ)
手についたコロナが口や鼻から入り、口腔粘膜や鼻腔粘膜で
まずは、急激に増殖する(=その結果が、嗅覚喪失)
この段階で免疫獲得する人もいる(IgA IgM IgGの順番)
これは若者に多い無症状陽性者ないし不顕性感染者だ。
それが肺に入れば、二次的に肺炎に至る人もいる。
しかし、かなりの時間がかかる。(潜伏期が長い)
胃に入ったウイルスはPH2~3の強塩酸で不活化される。
しかしPPIなどの胃酸抑制剤を飲んでいる人は、できない。
小腸に入ったウイルスは小腸の絨毛にあるACE受容体に結合し
小腸粘膜内でも増殖し、「下痢」という症状を引き起こす。
手洗いは、1には有用。
2 いきなり口→抹消肺ルート (肺炎ルート、高齢者タイプ)
いきなりステーキ、ではないが、
いきなり肺炎、で発症するタイプ。
小さなウイルス粒子はいきなり肺の奥に到達する。
肺の抹消で増殖して、淡いびまん性の肺炎を発症。
小さな肺炎は単純レントゲンでは検出できず、CTで分かる。
開業医ではPCR検査よりもCT検診の方が有用かもしれない。
これは、「マイクロ飛沫」ルートとも言える。
いわゆる空気感染であり、クルーズ船での集団感染がモデル。
免疫獲得の場所や時間的余裕がなく、重篤化しやすい。
高齢者が2~3日で呼吸器が必要になるのはこのタイプ?
オルベスコは、この予防になり得る。
あるいは、二酸化塩素の吸入もいい。
2には、「換気」と「空間除菌」が有効だ。
換気できるまでの時間を空間除菌製剤が補う。
咳エチケットではなく、
「会話エチケット」としてのマスク着用が極めて重要。
マスクは、自分の感染予防ではなく、
社会のためにつけることが大切だ。「
だから「使いまわし」でも、しないよりは全然良い。
繰り返すが、マスクで自分の感染の予防はできない。
-------------------
いずれにせよ「嗅覚喪失」というキーワードを知ってほしい。
これは検温や酸素飽和度などをいくらやっても、分からない。
自分しか分からない感覚。
逆に言えば、自力で自分のコロナ感染を知ることができる。
PS)
ブレイクアウト寸前なので本数が増えることをご容赦ください。
役に立ちそうな情報だけを拾い読みしてくだされば、幸いです。
コメントは有難いのですが、「匿名」はやめてください。
「匿名さんから匿名さんへ」ではなんのことか意味不明。
このブログがあったほうが良ければ、
毎日、2つのクリックをお願いします。
- << 感染症指定病院の現状と近未来
- HOME
- 志村けんさんとタバコ >>
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
この記事へのコメント
「鼻・鼻・鼻」! まさにタイムリーな情報、ありがとうございます。
「マスク」「口うがい」はしていませんが、「鼻うがい」は朝晩に加えて帰宅時も「頭髪洗い」とセットでやっています。「アルコール」はなくても、「あら塩」は店棚に十分揃っています。「上気道でストップ」したいもの。
問題は「嗅覚」。「嗅覚」は「視力」「聴覚」「味覚」とともに年々低下。
嗅覚の「急速低下・喪失」を嗅ぎ分けるのは容易ではない。
ガスコンロ閉鎖・電子レンジ1本という料理習慣のない身にとって、嗅覚力はないに等しい。素人には、検温はできても酸素飽和度も測れない。
だが、「鼻うがい」のいいところは、
①.「口呼吸」がなくなり「口➡末梢肺」を遮断できるかも。
②.鼻毛増加や塩残留で潜入ウイルスを減殺できるかも。
③.末梢肺からの高温多湿の呼気に含まれる「弱毒化ウイルス」を「無毒化」して大気に放出できるかも。
「微生物からすれば、自らの生存のために変異しながら人間への親和性を高めているのかも知れません。環境や自然を含む地球の健康と人類の健康を総合的に考え・・、人類と微生物との共存を模索することも大事だと考えます。」(國井修3.25)
「復興五輪」から「ウイルス殲滅五輪」へ(アヘ親衛隊)。
Posted by 鍵山いさお at 2020年03月26日 06:18 | 返信
嗅覚だけではありません。
(1)嗅覚、聴覚、視覚に異常が現れることが、コロナの初期症状。
(2)武漢では、耳鼻咽喉科、眼科の医師が大量に罹患し死亡した。
(3)容体が安定している患者が急変し、肺が体液で満杯になる。ウィルス性肺炎では通常観察しない現象である。人工呼吸器で処置することになるが、回復しても予後は芳しくない。
https://www.nytimes.com/2020/03/22/health/coronavirus-symptoms-smell-taste.html
Posted by 通行人 at 2020年03月26日 07:36 | 返信
重度の花粉症を克服したせいかも知れないが、喉或いは鼻にきた違和感をキャッチできるようになりました。いつでしたか、長尾先生が "インフルに罹らないための極意"を披露されていましたが、「わかるなぁ」と思って読みました。外出先で鼻うがいはできないけれど、「まずいな」と違和感を覚えたらすぐに、鼻炎スプレーで除菌してから唾液をティッシュで拭ってみたり、必携のペットボトルでお茶うがい。
医薬系ののど飴で除菌。「???」位な違和感のうちに、葛根湯を飲むとか、全て自己流ではあるけれど
喉や鼻に神経を注いでいると、「変だな...」という感覚を当たり前にキャッチできるようになります。
感染症の入口は喉か鼻であることは間違いない!!
Posted by もも at 2020年03月26日 11:15 | 返信
2年前くらいのインデックス大阪の「介護フェア.フェスティバル」に参加しました。
3時か4時以降でもう終わりかけだったのですけど、沢山の参加者と出店参加団体がありました。
「認知症コーナー」の方に、何気なく歩いて行きましたら、小柄な中学生か高校生に見えた女性が私の鼻に、いきなり笑いながらラベンダーの匂いがする紙を押し付けました。私が驚いて「ラベンダーの香りだ。認知症ではないわよ!」と言うと、女は口を尖らして「なんだ。知ってるんだ」と言って離れて行きました。以前鍼灸の勉強会で、確か神戸大学医学部の教授が「嗅覚鈍麻は、アルツハイマー型認知症の証拠です」と仰って驚きました。風邪をひいても、スギ花粉症でも嗅覚鈍麻になる原因は沢山あると思いました。
いきなり若い女が他人の鼻に匂い紙を押し付けてニンチかどうか調べてやろうと虎視眈々と狙っているとは、恐ろしいなあと思いました。今回は新型コロナ.インフルエンザウイルスの症状で嗅覚鈍麻もしくは、嗅覚消失があると言うニュースが飛び込んで来ました。それで、早速喘息の鼻腔に噴霧するスプレー型の薬を買い占めたいとの要望が製薬会社に寄せられているとニュースで言っていました。
スギ薬局では、「スギ花粉症用のステロイドのスプレーはありますが、喘息用のスプレーほどはステロイドの量は有りません」とのことでした。スギ花粉用のスプレーは、買い占められないから安心だわと思いました。
Posted by にゃんにゃん at 2020年03月27日 06:44 | 返信
私の父が、1992年の4月に心筋梗塞の発作を起して森ノ宮の成人病センターで、TTPとかいうカテーテルによるバルーン治療をしてもらって、九死に一生を得ました。その時のお薬は硫酸アトロピンだったと思います。無事に我が家に帰ってからしばらくして、「料理の味がしない」と言いだしました。それはZn(亜鉛)の不足だとNHKの今日の健康に載っていたので、夏の北陸の牡蠣を食べたり、海苔とかゴマを食べているうちに味覚異常は治りました。鼻も匂わないと言いだしてのですけど、耳鼻科に連れて行ったのですが、なかなか治らなかった思い出がありました。父が死んだ後、母の介護をしている時はブロマックとかいう亜鉛の入った胃の薬を頂きました。最近私がスギ花粉症で嗅覚鈍麻になった時は、スギ薬局でステロイドのスプレーを売ってくれるので、治っています。あまり長期間に大量に噴霧しないで、少しづつ噴霧してくださいと書いてありました。
そういう事情がありましたので、私は嗅覚鈍麻については少し知っていましたけれど、この度のコロナウイルスと関係があるとは驚きでした。
Posted by にゃんにゃん at 2020年03月28日 08:17 | 返信
胃に入ったウイルスはPH2~3の強塩酸で不活化される。
しかしPPIなどの胃酸抑制剤を飲んでいる人は、できない。>これ大切ですね。
Posted by 薬剤師 井澤康夫 at 2020年03月30日 05:01 | 返信
コメントする
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: