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本当のところ、医者の感染率は??
2020年04月01日(水)
非常事態宣言まで、もはやカウントダウン状態。
クリニック周辺の病院の医者もどんどん感染中。
そもそも医者の感染率は本当のところ、どれ位?
クリニック周辺の病院の医者もどんどん感染中。
そもそも医者の感染率は本当のところ、どれ位?
「三密」を避けろ、と国は言う、
3つが揃う場には行ってはいけない。
しかし医療は「三密」そのもの、である。
診療所、病院、診察は、三密だらけである。
「三密でない医療」は電話再診だけ。
一般市民にこれだけの感染者が出ているのだから
それと「三密」で接している医者は本当に大丈夫?
みんなそう思っていることだろう。
私も私の周囲の医者も皆そう思っている。
「もしかしたら、自分はもうかかっているかも?」
頭の片隅でそんなことを考えているが、PCR検査は受けられない。
中国製でクラボウが輸入の「抗体キット」を買えば
血液1滴で、igG抗体とIgM抗体を15分で測定できる。
一部の医者たちはこの抗体キットを私的に購入したり共同購入している。
密かに、自分自身の抗体検査をしている医師が結構いる、と想像する。
IgG抗体陽性であれば、既感染で治癒して、抗体があるのでもう大丈夫。
一方、IgM抗体陽性でIgG抗陰性であれば、1週間以内の感染を意味する。
もしこれが保健所に知られたら、2週間の診療停止を指示されるという。
「大丈夫だろう」という意見もあるが、保健所によって対応は異なると。
つまり自分どうかを知ろうとする行為は、そのまま「自爆」かもしれない。
そんな恐ろしい検査を密かにするかどうかで、多くの医者は悩んでいる。
同様に患者さんに抗体検査をして((自費になるが)
もしigM抗体陽性になれば、どこかに隔離される。
それが患者さんにとって幸せなことなのか?
世間にとっても、本当に幸せなことなのか?
つまり、陽性者の身辺調査が始まる。
会社の同僚や家族も検査を受けることに・・・
こうした検査を巡る悩みの根源は、すべて「感染症2類」である。
インフル同様「陽性者は自宅安静でいい」となれば、激変するのに。
今、「クラスター仮説」をベースにした感染蔓延防止策がとられている。
しかしこの仮説がもしも幻想だったら、今やっていることは意味がない。
公園にアリさんが無数に居るのに、あまり居ないものと勝手に仮定して
たまたま目の前にいる一匹のアリを捕まえて、アリの穴をほじくる戦略。
そんな可能性はないのか。
当初からそう思っている。
あれほど沢山の有名人が、コロナにかかっている。
ということは一般人はその1万倍の感染者がいる?
私は、偉い疫学者がチャブ台返しをすることを期待している。
私の仮説は数字(エビデンス)が無いと、証明されないから。
現在のクラスター対策はすべて幻想かも?
ウイルスは、人間より遥かに賢くあざとい。
人間の勝手な仮説など、通用しないのでは。
そんな相手とは、共存を目指したほうが現実的かも。
集団免疫(国民全体がかかってしまい免疫を作る)を目指して、
特に感染症対策をやらないスエーデンのような国、もあるのだ。
人生いろいろ。
感染症対策も国によっていろいろ。
以上を調べるために、以下の提案は意味がある。
国が「よし、やろう」と思えば1週間でできる。
ある医師会が「よーいドン」でやれば、1時間でできる。
そうした試みで、「パンドラの箱」が開くかもしれない。
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COVID-19感染拡大対策として今やるべきこと
えはら医院
江原 寛
2020年3月30日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp
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それは、抗体検査キットを早急に全国配備し、それによる感染状況のモニタリング体制を整備することです。
これまでの感染対策は隔離策が中心でしたが、すでに隔離策による拡大抑止力と社会経済活動再開の勢いとが拮抗しながら、国内感染者数が微増または高止まり状態の期間に入り始めているようです。今後は、どこかのクラスター監視網が決壊するたびに、一時的な制限措置を繰り返すことにより、感染者数をある程度抑え続ける形での長期にわたり自然終息を待つというのが、多くの国で予測されている共通認識です。死亡者数の増加は、医療供給体制の崩壊による受療機会の喪失によってもたらされていることが指摘されており、今後の感染拡大緩和策の第一目的は、すでに飽和状態に近い病院医療供給体制の決壊を抑えることです。
ワクチンまたは薬という決定策登場を当てにするのが非現実的な状況であり、幅広い検査の実施による感染の特定と患者の隔離を続けること以外打つ手がなく、米国連邦政府も民間セクターと連携し、検査キットの生産を加速中です。そのために必要な道具が検査キットなのです。地域のサンプリング数、つまり検体採取対象の被検者数を大幅に増やし、現在PCRの対象から漏れている無症候や軽症患者までをもモニタリングするために、一刻も早く抗体検査キットの大量の配備をすることだと信じております。
PCRはウイルス存在診断として必要ですが、元来大量処理には向いていない汎用性の低い高額検査です。一方、抗体検査は、取り扱い容易、普及させれば診療所や献血テントでも実施可能、15分で結果判明。採血は咽頭や喀痰採取に比して患者からの感染リスクが圧倒的に低く、検査手技の上手下手は結果に関係ありません。感染症指定病院以外でも必要な感染防護さえできれば実施可能、現在稼働中の全国の民間検査会社が容易に導入、受託できます。
抗体検査は一人1回あたりIgMとIgGの2種類のキット検査から成りますが、一般にIgM上昇により感染急性期、IgG抗体の上昇により感染症の回復期であることが示され、個別患者の経過判定において、PCRの結果と組み合わせることで、治癒判定の精度が上がることが期待できます。
この検査キットを全国配備し、
1.インフルエンザ予防接種の運用と同様に、許容可能な自己負担または無料で、全国の診療所や市中一般病院、保健所、自治体などで血液検査を受けることができるようにする。検査キットの供給量により、検体処理を民間検査会社への送付にするか、その場で処理するかを決める。保険診療にせず提供することで、保険財政や国庫に過剰な負担をかけずに済ませることができます。
2.事前同意取得により、検査結果を必ず行政管理のもとに置き、国内散布状況やクラスターの発生状況を把握し続けることができる体制を作る。
3.IgM陽性者については、もちろん感染者として自宅待機や治療対象者になるが、2回目以降の追跡検査を保険扱いにして、医療機関や保健所の管理下に置く。
という体制を整えることによってモニタリングすることで、これまで見逃されていたかもしれないウイルスの潜在的存在地域を網羅的に把握し、地域の隔離措置を的確に実行するための有効手段にもなりえます。
クラボウ社がすでに中国からの輸入販売(販売価格1回分2500円)を開始しましたが、地球規模での需要を想定すると輸入依存では十分な供給量が確保できないことも予想されるので、ぜひとも一刻も早い国産品の製品化と普及が望まれます。横浜市立大学がすでに抗体検査の技術は持っています。さらに、すでにあるインフルエンザなどの簡易キットの製造ラインを利用、フル稼働させれば、大量生産可能です。大学技術者や関係メーカーを招集、共同事業をすばやく実行、大量供給を可能にできる見込みがあるものと考えられます。さらなる低価格化も可能かもしれません。いずれにせよPCRよりも格段に安価で、仮に患者全額負担でも十分な需要が見込めます。
今日からの感染拡大緩和策に寄与する、今入手可能な限られた手段、かつ実効性の期待できるものとして、抗体検査キットの早急な大量入手または大量生産による全国配備をするべきです。最優先に資源、資金を投入すべき技術、製品であり、そのために政府がやるべきことは、特許手続きが必要であれば優先的に進め、製品化のために必要な予算を確保し、関係メーカーが早く協業できる態勢を確保することです。大学研究者とメーカーをすぐに招集し、小さなチーム日本を即刻立ち上げることです。制圧のために資金、人的資源や設備の提供をご希望になる民間企業や投資家の方々のお力もお借りすれば、計画のより早い実現が可能になるのではないかとも思います。
小さな一歩としては大きな効果を生みうる、現時点でまず手を付けるべき作業だと信じております。
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ご覧になる環境により、文字化けを起こすことがあります。その際はHPより原稿をご覧いただけますのでご確認ください。
MRIC by 医療ガバナンス学会 http://medg.jp
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長尾は大丈夫か?と聞かれたら3割の自信しかない。
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この記事へのコメント
NYはセントラルパークの中にデカいテント立てて、即席のテントコロナICU造設しましたね。驚き
屋内でICUやってると院内感染、医療者の感染が続発して、どうしようもないので苦肉の策ですかね。
空気感染のウイルスに対しては、外来も病棟も屋外テントしかないのではないか?
大量のウイルスを撒き散らす重症患者の治療を密室・密室・密着という環境でやっていてはダメ?
この厄介なウイルスに向き合うには、今までの価値観を変えないと。
東京も新宿御苑とか代々木公園にテントICU造設してみては?
抗体検査キットの件ですが、この先生の提案通り開業医に実施してもらうのであれば、大量のテントと宇宙服が必要ではないでしょうか? 現状開業医にマスクも十分配布されない状況ではムリでしょう。
検査以前のレベルです。
Posted by マッドネス at 2020年04月01日 02:42 | 返信
今日(4月1日)の「ひるおび!」でコメンテーターの田崎氏は、「緊急事態宣言」を出しても強制力がないので何も変わらないと言っていました。
ところが経済の話題に変わり「緊急事態宣言」を出すと経済が停滞するとの発言。
矛盾感ありありです。何かを守ろうとしているような・・・。
Posted by ワイドショー大好き主婦 at 2020年04月01日 08:42 | 返信
長い白紙画面の下に、思いがけず「長尾は大丈夫か?と聞かれたら3割の自信しかない。」の一文を発見し、「好きだな、こーゆうところが」と思いました。正直な長尾Dr.が在りました。
医療は法律で がんじがらめ なんだなぁと分かってきます。普段、分かっているよで分かってない市民なんですね..。ホント大変な状況でしょう医療現場..まさに「命懸け」=「戦場」ですね。お疲れ様です!!
かつての大戦で、もはや法律を云々と言ってる場合じゃないという状況下で、軍隊とかでも各々の人間性で判断が下されて、生死が分かれたとかの歴史がありました(映画や伝記による) 。そんなイメージが浮かぶ昨今です。「医療現場は、とっても逼迫した状況!!」をもっとアピールした方がいいと思います。
Posted by もも at 2020年04月01日 09:35 | 返信
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