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第二のクルーズ船?
2020年04月14日(火)
介護施設や老人ホーム等は、厳戒態勢が続いている。
院内感染の報道を見せつけられると自衛は強くなる。
私には「第二のクルーズ船」にしか見えないのだが。
院内感染の報道を見せつけられると自衛は強くなる。
私には「第二のクルーズ船」にしか見えないのだが。
入居者全員、元気な人も一歩も外に出れない。
まったく一歩も、という超厳戒態勢が続く。
完全封鎖された施設。
これは刑務所よりも厳しい環境である。
刑務所は体操のため屋外に出してもらえる。
郵便物や送付物や買い物も受付け付け経由しかダメ。
医師だけかろうじて入れるが、2人の看守が見張る。
家族でも一切面会できず、まさに「生き別れ」。
感染していないのに、看取りにも立ち会えない。
過酷な、過酷な、完全牢屋生活。
高齢者を2ケ月間、完全に閉じ込めれば、どうなるのか?
確実に、衰弱していく。
まさに衰弱実験である。
本当に可哀そうである、
経営者は経営しか考えていない。
風評被害を減らすことしか考えない。
第二のクルーズ船に思えてならない。
完全隔離といっても、介護職員などは出入りする。
無症候感染者がバラまけばそこは「孵卵器」になる。
つまり、時間の問題だ。
感染死か、衰弱死か。
「施設の完全封鎖」は幻想ではないのか。
そんな中、先週、脱出してきた要介護5の人がいた。
終末期の看取りに家族が立ち会いたい、という想い。
帰宅直後は、ウンともスントも言わなかった。
しかし今日伺うと、満面の笑みで会話できた!
本当は施設のデッキで日光浴をすればいい。
たったそれだけでも、かなり生き返るのに。
自立した元気な人は看守つきで公園を散歩させればいい。
しかし自分の歩く本など、まったく理解されないだろう。
高齢者医療の知識がゼロの施設管理者や経営者に
直訴しようとも迷うのだが、その時間が、ない。
なにせ、2台の携帯電話が交互に鳴る。
大量のメールや相談に忙殺されて1日が終わる。
PS)
もしかしたら、感染拡大ではなく、
「院内感染の拡大」ではないのか?
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この記事へのコメント
「院内感染の拡大」そのものです。
病院、診療所、〇〇施設、が、感染の温床となっているのが現実。
「東京都は12日、中野区の中野江古田(えごた)病院で医師や入院患者ら計87人が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。同病院では今月4日に入院患者5人の感染が判明しており、感染者の累計は92人になった。都は院内感染が起きている可能性が極めて高いとみており、・・・」
https://mainichi.jp/articles/20200413/dde/041/040/021000c
「埼玉で29人感染、所沢の障害者施設でクラスター発生か」
https://www.asahi.com/articles/ASN4D75MTN4DUTNB003.html
Posted by 匿名 at 2020年04月14日 03:13 | 返信
施設に入れた家族は見殺しにしたような気分になり、コロナ関連衰弱死してしまえば、罪悪感が高まり、
うつになり自殺企図、または結果責任で施設や嘱託医を攻撃してモンスター化する可能性あり。
施設に入れずに自宅で介護を続けた家族は、逆に安堵しているでしょうね。
辛くても自宅で介護を頑張り続けることが、高齢者のためには最良であることが証明されましたね。
これが本当の在宅医療ですね。
Posted by マッドネス at 2020年04月14日 12:35 | 返信
弊施設でも厳戒態勢を敷き面会規制とした。但しリハビリの手は切らさない。お上からは密な集団リハはするなとのお達しが出ているが、密を避けてでもする、寝かせきりにならないよう。数ヶ月後には廃用が進んだ高齢者の要介護度が日本の平均でいくつ上がっているのだろう。
この状況でウイルスを運んでくるのはスタッフ、医者、出入りの業者しかない。その全ての行動監視なんてできるはずもない。が、万一感染が出てしまったらバッシングを受ける未来しか見えない。恐怖である。
Posted by 介護士の地位向上を目指すもの at 2020年04月14日 08:35 | 返信
高齢者介護施設のコロナ関連問題は、医療機関同様、感染防御物資の不足が一番大きいと思います。
介護職員には一般用のマスクさえ行き渡らない状況。
ウイルス侵入を防ぐ効果が高いマスクは医療機関でさえ不足している。
もし、
感染防止効果が高いマスクが、医療・介護職員全員に行き渡り、
感染防止効果が高いガウンや手袋が、医療・介護職員全員に行き渡って、
感染防止効果が高いシールド(遮蔽物)が入居者各居室と面会室に設置可能で、
面会者も、事前に検温、手洗い、感染防止マスク・ガウン着用ならば、
高齢者介護施設も面会謝絶せずに済むのではないでしょうか?
現在の医療崩壊・介護の崩壊の原因は、日本の医療介護行政の脆弱さにあるのです。
責任は政府にあるのです。
にもかかわらず・・・マッドネスさんのように「自宅介護が最良であることが証明された」など、改革を引き戻そうとする発言が出てくることを危惧します。
まあ、医者というものは、介護が必要な人を「家族に押し付ける」のが大好きですよね。
「家族責任を前提にして、日本の医療は発展してきた」のですからね。
お医者様はいつまでも「家族介護にしがみつきたい」のでしょう。
Posted by 匿名 at 2020年04月15日 12:10 | 返信
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