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死者の四割は病院・施設内感染

2020年04月18日(土)

日本での死亡者の2割は院内感染で
2割は高齢者施設内での感染だった。
つまり、4割が病院と施設での感染。
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4月16日の毎日新聞。
「死者4割 病院・施設感染」こちら

この事実から目を背けないことが大切。

それでもみんな「病院、病院」。

行政もテレビも「病院、病院」。


PCR陽性なら無条件で入院の県も。

ああ、恐ろしい。

まだ気が付かないの?


健康な(?)を入院患者にもうつしてしまう。


一方、無知とは恐ろしい。

「認知症の親が騒ぐので、どこでもいいから病院に入院させたい」
 と気軽に言う子供たちに、私は何と言えばいい?

「仕事が暇なので2週間ほど病院に教育入院したい。
 保険会社から沢山お金がもらえるし」という男性。


まだまだ日本人の「病院信仰」は強い。

信じられないくらい、強すぎる。

これでもまだ、入院しますか?


大阪の十三市民市民病が「コロナ病院」になったけど、多くの
病院やや施設は、知らぬ間に「コロナ病院」「コロナ施設」に!?

今、病院や施設から自宅に逃げて帰る人が増えている。




病院や施設には、換気、換気、換気!

ピコ太郎さんに代わって、やってみようかなあ

「I have a door
  I have a window
 Open!
  Open,Open,Open,Open------」


怒られるかなあ。

誰か教えてあげて!


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ドイツに住む日本人女性から頂いたメール。




いつもブログのご意見を興味深く拝読しています。
私からは、今日(14.4.)ドイツのテレビで知った、ある介護ホームの状況を
簡単にお伝えしたく思います。これはドイツでも特殊なケースと思われます。
現に私の住んでいる、ケア付き住居の向かい側の介護ホームでも、十数人の
コロナ陽性者が出て、ホームは隔離状態にはありますが、どこまでの対応‐
処置が取られたかは不明です。
私が住むホームは、上記の介護ホームを経営する会社の管理下にあり、
ここでも一人で散歩に出ることの他は、人との接触を避けるため、スーパーへ
買い物に行くことも、訪問者をアパートメントに招くことも禁止されています。
 
問題の介護ホームですが、Ruempelという人口1300人の町にある、主に
デメンツ患者が住むホームで、一週間前に二人の介護人にコロナの疑いが
持たれ、それがテストの結果確認されたため、70人の住人と60人の介護人の
テストを行った処、53人の住人と、19人の介護人が陽性であった。
住人には今までの処(大した?)症状は出ていない。ホームはすぐに外部から
隔離した。介護人のうち陽性ではあるが、症状のない者は、本人自身と
その家族に、自宅での隔離状態が強いられたものの、車で施設へ出勤して
仕事をしている。
介護人二人にコロナが疑われてから一週間足らずの間に、これだけの速やかな
処置が取られた模様で、他の施設の参考になるだろうと、町長、医療者などが
出席して半時間近い記者会見が公開されたのでした。
 
ドイツでコロナ問題が発生してから、テレビでその進展を追ってきました。
先ず、ロバート・コッホ・インスティチュートの所長による現状解説のための
テレビ記者会見が、最初のうちは毎日、しばらく前からは一週間に3度くらい
(毎回30~40分)提供されています。
政治家、医療者、医学者(主にウイルス専門)による説明記者会見や、開業医、
介護関係者、罹患体験者などのインタビュー、最近は、心理学者、社会学者、
経済学者などが出席するトークショー等、テレビ番組はコロナ一色です。
市民は(私も)これほど政治に関心を示したことはないといってよく、政治家が
透明な政策を、真摯な態度で進めようと努力している印象を受けます。
普段はすぐに自由だ、権利だと口角泡を飛ばすドイツ人が、自粛の指令に大変
おとなしく従っていて、政治家や科学者が国民に感謝の言葉を連発しています。
(今日、メルケル首相と各州の長が協議をして、ほんの少しだけ自粛対策を
 緩めると発表されました。)
 
5月には、コッホ・インスティテュートが、いくつかの研究所と協力して血中の
抗体を全国的に調査する企画をしたようです。(1)に献血者の血液から、
(2)にはホットスポット(?)の住人の、(3)は広範囲に渡るグループを対象
とするという企画説明であったと思います。興味深い結果が出たらお伝えします。
 ただ、この手紙も、私がテレビで聴き取れたこと、感じたことをお喋りしている
程度のものですので、先生の処でお留め下さい。聞き違い、思い違いがあっては
いけませんので。
 
どうぞ、くれぐれもご自愛の上、ご活躍くださいますよう。

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この記事へのコメント

認知症を入院させるということは悪名高い精神科か精神病院です。
精神科や精神病院にひとたび入院すると一途に廃人への坂道を転げ落ちる。
その前に、入院させるということは身体拘束同意書に署名捺印するということです。
若い人たちは何も知らない。

とはいっても、親だから、肉親であるゆえにこれまでの色んな経緯があって、精神的に面倒見れないって部分が大きいのです。
三密じゃないけど、家族であるゆえの高密度の関係性が、暴力や虐待や介護放棄や殺害を生むのです。
今の状況、ほんとにほんとに難しい。
介護施設は原則身体拘束不可なので、介護施設へ入居できるのが一番いいと・・・今までは。
アメリカではすでに介護施設の介護放棄が始まっているというニュースが流れていました。

家族だけにしないで、ケアマネや介護福祉士レベルのプロが介入してくれると、まだ息ができる場合もあるかな、と思います。兄弟がいても結局一人が背負うことになるみたいです。
ウチは、両親とも2年以上前に、「無事に」鬼籍に入りました。後悔がまったく無いとはけっして言えないけど、終わっていて本当に良かった。

Posted by 匿名 at 2020年04月18日 03:19 | 返信

院内感染が広がっているのは、PCR検査でトリアージしなかったからだということで、
最近になって、PCR検査専門外来をやるべきだという動きが出てきましたね。
ご指摘のように肺炎発症例に関しては、PCR検査よりもCT検査のほうが感度・特異度とも上ですが、なぜかCT検査の話は出てこないですね。開業医のCTを使わせたくないのでしょうか?
医療・介護関係者、すべての救急・急性期患者にはルーチンで実施すべきなのでしょうか?
PCR検査拡充するにしても、検体採取のための防護服が欠乏しているうえに、煩雑で検査室の人的資源も不足している状況ですので、増やしたくても増やせないのが実状ではないでしょうか?
そもそも病院は入院適応の患者、肺炎だと重症度分類スコアで3点以上重症例だけを送るべきですね。
軽症例まで病院の院内外来で対応しているから、こうなるのでしょう。
病院と発熱外来は分離しないと、病院内に防護なしで発熱患者を入れてしまうとNGなわけです。
軽症例の若い発熱患者が救急で病院100件以上断られたというニュースがありましたが。
いつまでこんなことが続くのでしょうね。隣国に比べてあまりの無策ぶりに呆れるしかない。

Posted by マッドネス at 2020年04月18日 11:09 | 返信

またしても~替え歌、ぴったんこハマって凄いです!!!ピコ太郎さんに2番手のコロナ編として歌ってもらい、ついでに、四つのお願い、舟歌、替え歌シリーズも番外編で歌ってもらえたら、世のため人のために、とっても効果的だと思います。ピコ太郎さーん、宜しくお願い致しまーす。長尾先生の発信には、多くの皆様がいつも心強く思い、心の支えになっているはず。大変な日々の中、いつもありがとうございます。しかし、こんな凄まじい状況ですから、くれぐれも、ズル出来るところはズルして下さいませ。

Posted by 遠い声 at 2020年04月18日 12:17 | 返信

涙くんさよなら~コロナバージョン・・・考えてみました!・・・
コロナくんさよなら さよならコロナくん もう来ないでね 君は僕の天敵だ この世は悲しいことばかり 君とでは楽しく生きていけそうもない だから僕は決めたんだ 素晴らしい自粛なんだ だからしばらくは君と 会わずに暮らせるだろう コロナくんさよなら さよならコロナくん もう来ないでね

Posted by 遠い声 at 2020年04月18日 01:58 | 返信

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