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コロナ専用施設

2020年04月20日(月)

某介護施設で、高齢者30人の集団感染が発覚した。
感染していない入居者70人は自宅や他施設に移動。
その結果、某施設は「コロナ専用施設」に転身した。
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当初は、感染が判明した30人だけが残された。

その瞬間から「施設」から「病院」になった。

もちろん家族との面会は禁止されたまま。

「病院船」という選択肢も提示されたが、
全員が、「住み慣れた施設」を選んだ。

食事の配食や入浴介助にコロナに感染したが
治癒した介護職や受刑者らが、集められた。

医療は、このご時世に大宴会をやって、集団感染を
引き起こしたK大学の研修医たちが担当することに。

指導医からは罰として、研修医たちは介護の手伝いと
高齢者の横のボンボンベッドで寝ることを指示された。

高齢者の死亡率は半分を超えているので、
一か八かで全員に「アビガン」が投与された。

アビガンの早期投与が奏功して死亡者は3名だけに留まった。

Aさんはリビングウイルを書いているので指定病院に
搬送せず、酸素投与も希望しないまま、旅立たれた。

Bさんは、肺がんの合併もあったので、家族が
平穏死を希望されたので、自然な看取りとなった。

Cさんは、緊急人生会議で家族の意見が分かれたが、
1週間後に研修医が目覚めたらすでに息絶えていた。

3人とも長年の喫煙歴がある要介護4、5の男性だった。

家族との面会は、志村さん同様、骨になってからだった。

残る27人は約1ケ月を要したが、なんとか回復した。

大阪では市長の英断で市民病院からコロナ病院に転換したが。
この介護施設は、気がついたら「コロナ病院」になっていた。

そのころ、周辺施設での集団感染が多発した。
感染者が続々と運び込まれ、100人満床に。

全員、家族の承諾を得て、未承認薬を2~3種類投与された。
どれが効いたのかは分からないが以降、死亡者はゼロのまま。

介護施設では普通は治験薬など使えないのだが、
研修医がしっかり診るので、特別に許可された。

「コロナ病院ことコロナ施設」には、その後も続々と
施設内感染をした高齢者が運ばれてきて、大忙しに。


所詮、そこは介護施設なので、酸素も人工呼吸器もECMOも
無いのであるが、皮肉なことに、それが高齢者に歓迎された。

感染者だけを集めた施設なので、毎日、大宴会で酒も自由だ。
施設内での恋愛も自由で、舞踏会のような催しも開催された。

身体拘束は解かれて、胃ろうの患者さんも口から食べることを許された。
コロナから生還した70代の院長は、「死ぬかもしれないんだから」と。

自由に放牧された認知症の人は、コロナが陰性となった後、
どんどん元気になり、認知機能も驚くほど改善していった。

気が付けば市民から「ピンピンコロナ病院」と呼ばれていた。

なかには感染諸指定病院に搬送中の陽性患者さんが、急遽
「ピンピンコロナ病院に」と駄々をこねて救急隊を困らせた。

気が付けば、その施設に運ばれた要介護高齢者の死亡率は、
感染症指定病院の治療成績と遜色ない数字で、皆、驚いた。


-------------------


こんな夢を見た。

すると毎日新聞に障碍者施設が病院化した記事が出ていた。→こちら

ちょと趣旨は違うけど、コロナ専門施設があってもいいかも。



























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この記事へのコメント

介護の手伝いと高齢者の横のボンボンベッドで寝ることを指示されたその研修医たちは、
きっとその後、本来あるべき医療に目覚めて、患者の生「老病死」に伴走できる本物の医者になれるでしょう。

Posted by 匿名 at 2020年04月20日 11:57 | 返信

今日のアピタルに、待望されているアビガンについて、治験やエビデンスの必要性を強調する記事がありました。

あくまでも本人や家族の自由意志に基づいて、ですが、高齢者は未承認薬を使って良いと思います。
催奇形性やウイルス耐性がどうのこうの言っても、高齢者、ですから。副作用が出る前に寿命が来る可能性が高い。息ができなくなって死ぬより、はるかにマシだと思う。

医療崩壊で高齢者は治療しない、と断じる前に、高齢者に未承認薬投与を許可するべきではないですか? 
それともコロナをチャンスに、高齢者を放置して苦しませて殺したいのかな? 
私の親がまだこの世にあってコロナに罹ったとしたら、アビガン投与を強く希望します。

Posted by 匿名 at 2020年04月20日 12:07 | 返信

リビングウイルを書いる人が希望通り酸素投与も希望しないまま、旅立たれた。
これを読んで良かったと思ったが、「こんな夢を見た」ということでガッカリ。今のコロナ騒ぎの中で自然死(平穏死)を望むのは無理?
でも私は自然死を望む。

Posted by 古希まえ男性 at 2020年04月20日 02:50 | 返信

精度の問題はあるようですが、やはり簡易抗体検査の早期導入が望まれますね。
医療・介護従事者、特に病院勤務・施設勤務者、入所者にはルーチンで実施したほうがいいでしょう。
新型コロナは武漢以前、昨年9~10月にすでに日本で流行したのでは?1~2月にも流行しているので、おそらく今のは第3波では?という噂もあります。日本人はかなり既感染者がいるのでは?と推定
厚労大臣は「今月中に」と言ってるようですが、実現するでしょうか?
PCR検査は検査精度だけではなく、検査処理能力の限界(検査ができる検査技師が足りない)がありますので、やはり臨床現場では飛沫を浴びるので宇宙服が大量に必要で使い勝手が悪すぎるし、保健所ブロックがあるので、大量に捌けない。CT検査も撮るまでが大変。
施設・在宅の現場では簡易検査が重宝されるのではないでしょうか?

Posted by マッドネス at 2020年04月20日 05:30 | 返信

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