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介護崩壊を防ぐのは医療者の役割

2020年05月09日(土)

介護現場が大変なことになっている。
介護崩壊を救うのは医療者の役割だ。
国は介護の現場に目を向けて欲しい。
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当初からこのブログで書いてきたが介護崩壊が進行中。

介護現場をいろんな方面から支えるのも、医療者の役割だ。

以下のサイトは最新版で、参考になると思う。

----------------------------

全国訪問看護事業協会
新型コロナウイルス感染対策の特設ページ ~スタッフが感染しないこと、
利用者が感染しないこと、家族が感染しないことを目指して
~【令和2年5月7日更新】
https://www.zenhokan.or.jp/new/information/corona/
 
◇リーフレット「新型コロナウイルス感染症に係る通所介護事業所のサービ
ス継続支援」について
http://www.med.or.jp/japanese/members/bunsyo/data3/kaigo/2020kai_37.pdf
 
◇新型コロナウイルス感染症に係る要介護認定の取扱いについて
http://www.med.or.jp/japanese/members/bunsyo/data3/kaigo/2020kai_36.pdf
 


日本在宅医療連合学会
 在宅医療における新型コロナウィルス感染症対応Q&A
https://www.jahcm.org/assets/images/pdf/COVID-19_Q&A.pdf 


-----------------------------


介護現場で働く人からのコロナ相談が多い。
ヘルパーや看護師さんたちは、悩んでいる。


もし介護施設で原因不明の発熱者が多発したら?

答えはないだろう。

しかし誰かが何かを決断して実行しないといけない。
つまり、PCR検査を要請するのかどうか、である。


もしもPCRが陽性と出れば、それが「今生の別れ」となる可能性が大。
入院してもまず帰ってこない。

人工呼吸器をつけた高齢者の生還率はたった3%。
呼吸器をつけた高齢者の97%は亡くなっている。

入院したら鎮静をかけられて、死ぬまでそれが続く。
家族は看取りにも葬儀にも立ち会えず、骨で会える。

その境目は、実はPCR検査。

そのPCR検査を希望する介護スタッフが多い。
その施設から早く出ていってほしいのだ。

要は、集団感染と風評被害を恐れているのだ。

あのような煽り報道をみれば、施設管理者の気持ちは分かる。
マスコミは自分が介護崩壊に手を貸していることに気がつかない。


超高齢者がPCRを受けるときは、リビングウイルと遺書を書くべきだ。

リビングウイル=人工呼吸器をして欲しいか否か
遺書=遺産相続でもめないように


コロナ入院を人生会議に含めるかどうかには、議論がある。

医学的に未知の病態に人生会議は倫理的に有効なのか?

本人が拒否しても家族が望んだときはどうするのか?

リビングウイルは本当に有効なのか?

なにかあった時に責任があるのは施設長か主治医か?


答えのない課題が沢山ある。


5月26日(火)の国立認知症大学のZOOM講義では
こうしたテーマにも触れたいと思う。→こちら


学生さんは是非、聴講してください。
今年度第1回目の講座、になります。



PS)

今日のコロナチャンネルです。

#020  岡江久美子さんの死から考える「免疫力」  
https://youtu.be/1uEshbVZNsE



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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

免疫って難しいです。人間の身体は、複雑なシステムを自ずと形成している優秀さを知ります。
でも時に、免疫が暴走して正常なシステムを攻撃してしまう病気があります。それは大抵、痛みや
痒みを伴っています。深刻な事態に陥ってしまう病気がありますし、複雑だなと思います。
身近なところでは、アレルギー症状がそうだと聞きます。疲れを自覚している時に現れますが、
そうでない時に症状が出ると、自分のストレス具合を認知します。アレルギー体質も難儀です。

Posted by もも at 2020年05月09日 07:38 | 返信

故郷の介護施設に勤める親族から、地元では感染者が出ていないけれど、
やはりスタッフ皆ピリピリしていると聞きました。

体調に異変があっても、声を挙げずにじっと堪えていないだろうか。
ストレスから新型コロナでなくても他の病につかまってしまうかも。
離れている分気になりますが、直接訪ねて行くことも今はまだ自粛です。
使い捨てマスクを何日か使いまわしているというので、箱マスクを何箱か送るついでに
「歩行本第5弾」を同封しました。少しでもピリピリが和らぎますように。

Posted by taco at 2020年05月11日 01:50 | 返信

ダイアモンドプリンセス号で調べてわかったこととして、無症状のコロナ感染者の部屋ではトイレの床と枕とドアノブとリモコンなどからウイルスが沢山見つかったとのことでした。このことから、枕には消毒スプレイをかけ、ドアノブやリモコンは消毒清拭、トイレではスリッパに履き替えての対応が必要であると考えます。が、介護施設でのトイレでスリッパの履き替えは利用者には無理です。ですからトイレから出た後は、室内履きの靴底、車椅子のタイヤ、歩行器やシルバーカーの車輪などの十分な消毒が必要。しかし、現実的な実行は難しいです。そこで、トイレの出入口の床に除菌シートみたいなマットを置くのはどうかと考えました。段差もなく、一日毎にべりべりと剝がして使える、張り替え式の除菌抗ウイルスのシートみたいなものがあったら便利です。どこかの企業で作ってほしいです。長尾先生、その筋の関係者の方に、長尾先生から頼んでいただけないでしょうか。長尾先生からであれば、企業は乗り気になって作ってくれそうな気がします。特許も取得できるかも~。交友関係の豊かな長尾先生、どうかよろしくお願い申し上げます。PS・・・・毎回、コロナチャンネル楽しみにして見ております。

Posted by 遠い声 at 2020年05月13日 10:59 | 返信

アイデア商品の参考になるかどうか分かりませんが、
今日、繁華街にある某ショップの入口で除菌足元マットが作り付けてありました。
少し小高くなってしまうかも知れませんが、ガーデニングで使うビニール製の人工芝
(毛足状の部分が長いものでした)が敷いてあり、おそらく、その人工芝の下には
除菌液が染み出るようにしたマットが敷かれているのではないかと思われます。
工事用のテープで、ガッツリと止められていました。
入店する客は全員そのマットを通過するように道筋にしてありました。
踏みつけた感じは、全く液体感、水っぽい感じは無かったです。ずれることもなく、
大型店なので来店者数が多い所ですが、しっかりとしていました。
施設の場合ですと、少々のスロープ状にする必要がありますでしょうか。
除菌液を交換する方法も考える必要がありますから、営繕を得意とする会社さん(職人さん)
でしたら、素材とか作り付けとかのアイデアを提案して下さるのではないでしょうか。
実現可能かどうか分かりませんが、参考になれば幸いです。

ももから遠い声への返信 at 2020年05月15日 09:35 | 返信

ももさん、情報ありがとうございます。今のところ、トイレは床の消毒掃除を一日に数回行って対応中です。ももさんが教えて下さった除菌足元マットは、お風呂の入り口に工夫して取り付けられるかもしれません。会社当たってみたいと思います。緊急事態宣言が出されたり解除されりしても、非常事態は続いていて、ここ2~3年は続いていくことでしょう。しかし、新しい日常生活のスタートなんていう言葉は嫌いです。日本中がまだまだ日常が取り戻せずにもがき続けている最中。健全なる日常を取り戻すための、新たなる挑戦の日々の始まりと考えたいです。コロナ対策でトイレ掃除に悩んでることなんて、偉いお役人にはきっと想像もできないことなのでしょう。ももさん、一緒に逞しく乗り越えていきましょうね。

Posted by 遠い声 at 2020年05月16日 03:51 | 返信

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