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コロナ症候群
2020年05月14日(木)
コロナは、ただの肺炎だけではない。
肺炎は入り口で、多臓器不全に陥る
人が、ごく一部にいる多様性が特徴。
肺炎は入り口で、多臓器不全に陥る
人が、ごく一部にいる多様性が特徴。
28歳力士の死亡報道で、さらに過換気症候群が増えた。
発熱や咳は無いけども
「息苦しい」
「息を吸いにくい」
「手足が痺れる」
これは不安からの過換気症候群である。
ただ、PCR陽性者のごく一部は多彩な経過を辿る。
・血栓症
・心不全
・腎不全
・肝不全
・川崎病
・髄膜炎・・・
そして治っても
・記憶喪失
・PTSD・・・
社会は不景気で個人は
・経済困窮
・うつ
・アルコール依存(ホント、これが増えています)
・自殺(一説によると、コロナ死の何十倍)・・・
これはコロナ肺炎というより
コロナ症候群と呼ぶべきでは。
肺炎は入り口にすぎない。
NYの加藤友朋医師の感染手記が参考になる。→こちら
実に多彩な症状だ。
そして、1週間後の急変。
最終的に、多臓器不全で死に至る人がいる。
しかし圧倒的多数は、軽症~無症状である。
以上のコロナの特徴を一言で表すと、「多様性」にある。
感染症を超えた、「症候群」と受け止めたほうがいい。
ウイルス側ではなく人間側の免疫反応に鍵がある。
反応の多様性の鍵を握っている物質はなんなのか?
それが分かれば、治療戦略が一気に進むはずだ。
個人的には、ウイルスに対する免疫反応の多様性、すなわち
免疫細胞(樹状細胞?)の受容体で重症化が決定される印象。
PS)
沢山の方から、マスクや消毒液を送って頂いた。
なかには「匿名」で手紙が添えられたものも。
本当にうれしい。
元気が出る。
ありがとうございます!
この場を借りて、感謝を申し上げます。
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この記事へのコメント
記憶喪失になった患者さんは、まだ若い方でした。生還なさって良かったですね。
日本で唯一の症例、と主治医の先生が説明していらしたニュースを見ました。
鼻から脳にウィルスが転移したと図解されていました。
・味覚、嗅覚異常
・手足が痺れる
・記憶喪失
新型コロナウィルスって、神経毒のように思えてしまうのですが..どうなのでしょうか。
Posted by もも at 2020年05月14日 10:12 | 返信
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