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職場復帰の目安
2020年05月17日(日)
コロナ携帯は、職場復帰と、コロナ差別ばかりになってきた。
相変わらず「コロナでない証明書」の対応にも時間がかかる。
国からちゃんと職場復帰の目安が出ているので従って欲しい。
相変わらず「コロナでない証明書」の対応にも時間がかかる。
国からちゃんと職場復帰の目安が出ているので従って欲しい。
熱発者の職場復帰
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1)発熱や体調不良あれば休ませる。外出は控える。
2)相談・受診の目安
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○ 少なくとも以下のいずれかに該当する場合には、すぐに御相談ください。
(これらに該当しない場合の相談も可能です。)
☆ 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいず
れかがある場合
☆ 重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある
場合
(※)高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方
や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
☆ 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
(症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。症状には個人差がありま
すので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。解熱剤などを飲み
続けなければならない方も同様です。)
○ 相談は、帰国者・接触者相談センター(地域により名称が異なることがあ
ります。)の他、地域によっては、医師会や診療所等で相談を受け付けている
場合もあるので、ご活用ください。
発熱や風邪症状を認める者の職場復帰
新型コロナウイルス感染症との診断に至らなかった場合(PCR 陰性、医療機
関を受診しなかった場合を含む)で自然経過により解熱・症状が軽減した場合
解熱後の職場復帰の目安
次の 1)および 2)の両方の条件を満たすこと
1) 発症後に少なくても 8 日が経過している
2) 薬剤*を服用していない状態で、 解熱後および症状**消失後に少なくても
3日が経過している
*解熱剤を含む症状を緩和させる薬剤
**咳・咽頭痛・息切れ・全身倦怠感・下痢など
8日を経過している;発症日を0日として8日間
3日を経過している;発症日を0日として3日間
ヨーロッパ CDC の隔離解除基準のうち Mild suspected or confirmed COVID-10 cases を参照した
復職後も4週間程度は衛生対策(外出時のマスク着用、顔やマスクを触る時
や食事前などの手洗いの徹底)と健康状態の毎日の確認(毎朝の検温)をお願
いし、発熱や風邪症状があればすぐに報告してもらう。
3)濃厚接触者
保健所の指示に従う。休職の上2週間程度は衛生対策(外出時のマスク着用、
顔やマスクを触る時や食事前などの手洗いの徹底)と健康状態の毎日の確認(毎
朝の検温)をお願いし、発熱や風邪症状があればすぐに報告してもらう。
4)感染者
症状軽快かつ24時間後PCR検査連続2回陰性の場合退院
まん延期は軽症者は自宅待機となります。
感染法上の縛りは入院、自宅療養いずれでもPCR2回陰性もしくは、自宅療養
では(PCR不要の場合)自宅療養を開始してから14日で自動解除されます。
退院(退所)と同時に「治癒」と判断されます。
退院または退所で同時に職場復帰可
陰性証明書は不要の事
健康観察
退院後2週間程度は健康観察を続ける
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2020年5月1日掲載
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第18 条に規定する
就業制限の解除に関する取扱いについて
https://www.mhlw.go.jp/content/000627457.pdf
新型コロナウイルス感染症の軽症者等に係る自宅療養の実施に関する留意事項
(第1版)の送付 について
https://www.mhlw.go.jp/content/000627458.pdf
相談・受診の目安
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00094.html#soudan
新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安 5月8日改定 厚生労働
省
https://www.mhlw.go.jp/content/000628620.pdf
新型コロナウイルスに関するQ&A(労働者の方向け)
風邪の症状があるとき、感染が疑われるときの対応
問1 熱や咳があります。どうしたらよいでしょうか。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00018.html
新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)
問1 熱や咳があります。どうしたらよいでしょうか。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q5-1
職域のための新型コロナウイルス感染症対策ガイド2020年5月11日
https://plaza.umin.ac.jp/jstah/pdf/corona01.pdf?fbclid=IwAR38-ql-fa3QaCjaw55TyC_Ys4a5ILsKrqZnh2hgmIVKTjc9HmGVJBsrMao
退院基準(2020年4月2日掲載)
https://www.mhlw.go.jp/content/000618524.pdf
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PS)
PCR検査抑制の誤謬と倒錯:
精密検査であるCT検査よりもハードルが高く遠い簡易検査のPCR検査・・・
「今回のコロナウィルスの例では、非常に早い時期から、集団感染が報告されてから一週間程度で、BGI(B
eijing Genomics Institute)という世界最強のバイオ企業がシークエンスを決めた。世界最大の検査会社であ
るロシュが、その一週間後にはPCR検査を立ち上げた。ウィルスの簡易検査方式であるPCR検査が最初か
らできるようになっていた。だから、世界中が膨大検査に走った。日本の専門家会議が最も悲劇だったのは、
岡部先生とか尾身先生とか、嘗てWHOでアジアの感染症対策を指導する立場にあった立派な方々なんですが
、昭和の懐メロみたいな昔風の対策に固執したところにある。世界の感染疫学というのは、遺伝子工学を元に
膨大検査をして情報追跡をする手法に移っていたのに、そのトレンドが理解できず、今回の失敗が起きてしま
った。」
「専門家会議の話を聞いて心配になったのは、専門家会議の中にコロナウィルスの遺伝子解析の話をできる人
が一人もいない点です。C型肝炎や抗生物質の専門家はいますが、遺伝子工学や情報科学の専門家がおらず、
この専門家会議は学問的にはかなり問題だらけと言えます。(略)東大とか理研を合わせれば何万人という数
のPCR検査がすぐできます。それだけの機器の台数がある。ところが、今の東大や理研の執行部の方という
のは、『(構内感染で)閉鎖になったらどうする』という後ろ向きの議論ばかりして、不作為の自己防衛に徹
している。医師会とか東大とか理研とか、本来、コロナに立ち向かって戦うべき組織にリーダーがいなくなっ
ている。このことが大きな問題だろうと思います。(略)東大は年2千億円、理研は年1千億円の予算を使っ
ていますが、そういう国家的な研究機関からの発言がゼロで、組織を守る行動ばかりしている。異常事態です
。」
「2月8日の専門家会議の議事録が出ていまして、それを読むと、PCR検査の問題点をさんざん論(あげつ
ら)い、2005年くらいから感染研で取り組んでいたLAMP法(Loop-Mediated Isothermal Amplificatio
n) という検査法を開発したらどうだろうという議論が行われています。日本はBGIとロシュに出足で遅れ
をとったのですが、それをLAMP法で挽回しようとしたわけです。BGIやロシュに日本が出遅れるのは必
然で、基礎予算の規模と開発能力が全く違う。BGIやロシュを簡単に真似することは米国のCDCもできな
かった。米国の検査の遅れも日本と同じ事情からで、研究者が中国に負けたことに嫉妬して、自分たちで独自
に検査キットを作ろうとして失敗した。感染症対策の学問体系がガラッと変わり、遺伝子工学と情報科学を中
心とする世界に変わったということです。WHOの人たちは中国へ調査に行って、新しい流れに驚いたという
報告書を出しました。」
以上、児玉龍彦の洞察 ? 無能で時代遅れの専門家、中韓に嫉妬した愚かな政府
http://exci.to/2Z7unLb
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PSのPS)
昨日のコロナ携帯での相談。
かかりつけの患者さんの息子さんから。
「母親が36.8度の微熱がありおでこに冷えピタを貼って
布団を干していたら、近所の人に見られてしまい、それ以来
近所の人たちから「コロナ、出ていけ!」と毎日言われている。
長尾先生からコロナではいと近所のおばちゃんに行って欲しい」
「・・・・」
こんな対応で1日が過ぎていく。
こんな人生でいいのだろうか・・・
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この記事へのコメント
偉い方々のプライド、嫉妬、自己防衛で、ウイルスとの共生の道すじも遠回り。
いつになれば、堂々と越境して故郷の土を踏めるでしょうか。。。
Posted by taco at 2020年05月17日 04:40 | 返信
「もう元の世界には戻れない」と緩やかに知らしめる時期なのでしょう。
世界を揺るがした、単に「伝染病」では済まされない状況下だと。
経済・文化・生活・学業 etc. 根本が覆ると、誰が言うのが一番理解が得られるのか?
信頼されるのか?「 国が世界が大変な局面なんだよ。」と言わないと、
自粛疲れ& 一億総ストレス人間が、大なり小なり、諍いを始めると思う。
国民は自分で考える、対策する。その時に隣人は大事。
諍いが生まれる、そういった混乱がお好みなのかな、かの A総理は。
戦前の様相を彷彿とさせる空気感を漂わせているのではないか。
いつでも「自分のための○○」が透けて見える。
軍国主義国家、以前を官僚主義国家(軍隊も官僚)と呼ぶらしい。
今も官僚主義..か。
コロナ渦という現況・混乱期を『待ってました!!』なタイミングなのかな。
Posted by もも at 2020年05月17日 07:00 | 返信
おはようございます。
要介護5の母の体温、今日も36.2。ほっとします。
高度成長期、頑張った世代の母、我慢強い!
最近はイライラの人多いから、道歩くのも緊張、
歩道を歩いてるのに、後ろから自転車のベルをヒステリックに鳴らされてびっくり!
我慢できない人多い。
Posted by rico at 2020年05月18日 07:24 | 返信
PCR&抗原検査のハードルを高くしている理由は何でしょうか?結核同等の2類指定?
国民皆保険制度、いつでもどこでもフリーアクセス、発熱したら、その辺の医者にかかれば大概の検査(インフル抗原、溶連菌、マイコプラズマ、RSなどなど)はしてくれるのが常識だった。
そういう環境に慣れてしまっていた、わが国の一般市民と開業医にとっては今の状況はカルチャーショックでしかないですね。関東のある県のPCRセンターは1週間で30名以上検査して陽性ゼロだそうです。PCR検査の検体採取目的のセンターに医者が出動することは必要なのでしょうか?
時間と労力のムダでは?発熱外来の集約化なら、出動する意味があると思いますが。
Posted by マッドネス at 2020年05月18日 05:26 | 返信
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