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「三和の家」のいま

2020年05月17日(日)

クリニックの近くに「多文化共生デイサービス」が
1月にオープンしたことを、このブログで紹介した。
しかしコロナ禍で苦境に陥っている事を知り、驚愕。

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今週、新聞を開いて、驚いた。
近所のデイサービスが苦境に。

この1月にオープンしたばかりの
​多共生のデイサービス「三和の家」→こちら


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
毎日新聞(5月14日朝刊、阪神版)

「残留邦人介護の志 苦境」 「尼崎のデイ施設 余生を共に」

多文化共生デイサービス三和之家

https://mainichi.jp/articles/20200513/k00/00m/040/103000c
 
 
 高齢化する中国残留邦人らを支えようと、日本国籍を取得した田山華栄さん(61)=兵庫県尼崎市=が1月に開設したばかりの通所介護施設「三和之家」(同市神田北通6)が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で苦境に陥っている。利用自粛で赤字が続くが、前年の売り上げが要件となる国の持続化給付金は対象外。苦難に耐え続けた残留邦人が老老介護する姿や1人暮らしの様子を見てきた田山さんは「共に生きる施設は絶対に必要」と運営資金の確保に奔走している。

 5月中旬のある日の午後3時過ぎ、その日2人だけだった利用者を送り出すと、田山さんは事務室でパソコンに向かった。「当てはまる支援制度を探して、連休中もずっとインターネットとにらめっこしていた」。先天性脊髄(せきずい)障害がある小さな体を乗り出してマウスに手を伸ばした。

 中国・北京市の福祉部局に勤めていた田山さんは、訪日中に知り合った日本人の前夫と結婚して1992年に来日。尼崎市で在日中国人の障害児らが通う作業所を始めた。市内にある残留邦人向けの日本語教室とも交流する中で、中国で育ったお年寄りが言葉の壁や生活習慣の違いもあり、日本での介護になじめない人がいると知った。自身も亡くなるまで前夫を長年介護した経験があり、「少しでも役に立ちたい」と通所介護施設開設を思い立った。

 2020年1月、阪神尼崎駅近くの三和本通商店街の美容室を改装してオープン。職員6人のうち半数は残留邦人2、3世で、田山さんを含め4人が中国語が話せる。施設では、カラオケで中国の懐メロを歌い、ダンスを踊る。水ギョーザやシャンピン(中国風おやき)など中国風の昼食を1食200円と格安で提供した。1日15人の利用が採算ラインで、当初は残留邦人や在日中国人のお年寄り6人の利用登録でスタートした。

 「戦後、日本人だと周囲にばれて6軒の家をたらい回しにされた」「日中国交正常化(72年)で初めて養父母から自分が日本人と知らされた」……。利用者の昔話に耳を傾けると、多くが戦争に翻弄(ほんろう)された人生を送っていた。ようやく戻った故国では「中国人」と言われ、「一体、私はどこの国の人ですか」と問いかけた人も。「人生の最後は楽しんでほしい」。田山さんは願ってやまない。

 だが、中国本土での新型コロナ感染拡大が伝わると事態は暗転。感染を恐れて2月半ばには3人が利用を控えた。さらに、4月の緊急事態宣言を受け、兵庫県が、家族などから介護を受けられる高齢者にデイサービスの利用自粛を要請した。そのため5月に入っても1日当たりの利用は1、2人しかいないという。 
 

月約10万円の介護報酬では、月額約30万円の家賃も賄えない。さらに職員の人件費に、改装費で借りた1600万円の返済がのしかかる。休業も考えたが、休業手当の最大9割が助成される雇用調整助成金や、国が新設した持続化給付金も前年の売り上げ実績が必要で該当しなかった。

 開業のために準備してきた資金も底をつき始めたが、経営者として職員を路頭に迷わせるわけにはいかない。家にこもりきりになった認知症の利用者も心配だ。さまざまな国の高齢者がふれあう施設にと夢を描く田山さんは「できることは全てする」とあきらめていない。【井上元宏】

 

中国残留邦人

 国策により、旧満州(現・中国東北部)に移り住み、終戦前後の混乱で肉親と離れて中国に残された人たち。1972年の日中国交正常化を受けて調査が始まり、身元が判明した人らが帰国した。厚生労働省によると、今年4月末で永住帰国した残留邦人は6724人(家族を含むと2万911人)。2015年の調査でも平均年齢が76歳と高齢化が進んでいる。 


(つぶやき)
コロナ問題の直前、訪問し、美味しい水餃子をいっぱいごちそうになりました。
残留邦人2,3世の職員さんもがんばっておられました。
日本人利用者もいて、やさしい対応に満足そう。
満州開拓団約27万の内、7万8500人死亡。多くの孤児が残されました。
過酷な運命を何度も強いられた残留孤児・家族に適切な支援をできなかった日本社会や自分を恥じます。
戦争被害の傷が深すぎるのに、日本人孤児を養育してくださった中国の方々に頭がさがります。
自らが大変なのに、田山さんからマスク2千枚を、日本の困っている人々へと託されました。
ケアマネジャーや高齢利用者に郵送する準備に入りました。感謝です。(粟野)
参考『中国残留邦人∼置き去りにされた60余年』(井出孫六 岩波新書)


神戸新聞(今日5月14日朝刊、阪神版)
「継続、休業 揺れる介護施設」
“新型コロナ「3密」で高い感染リスク。
自粛要請、家族の負担も深刻”
https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/202005/0013340874.shtml
 
 
3面にも大きな記事
「新型コロナ 介護施設 死者全体の14%」「79人、感染弱者直撃」
「入院先なく施設で対応」「職員に誹謗中傷、人手不足深刻」
https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/202005/0013340490.shtml
 
(つぶやき)
記事にある認知症の男性を介護する女性も要介護2。膝関節痛に腎不全で人工透析。
デイにいけなくなった男性を家で頑張ってみると言っておられましたがやはり無理に。
デイは必要だけど、感染リスクも高く、夫が感染すれば、自分の命も危ないと、悩みの電話に絶句。
ご夫婦を担当するケアマネの私もジレンマに置かれ続け不眠過食。(粟野)
 

 ----------------------------

以上、粟野ケアマネからの情報提供も頂いた。

恥ずかしながらこの苦境を知らなかった。
コロナ対応に夢中で、頭から離れていた。

さっそく、田山さんに電話した。

元気だったのでひと安心した。
さすが、肝っ玉が座っている。

何事も、新規事業が軌道に乗るまで時間がかかる。
いつか黒字になるだろだろう、と前を向いていた。

そう、ゆっくりでも前に進むことが大切。

うちのケアマネさんに、宣伝した。
私も来週あたり、顔を出してみよう。

つどい場さくらちゃんの丸尾さんにも電話した。
こちらも、元気に認知症の相談に乗られていた。

女性は強いなあ、と思った。

人のために生きる2人は素晴らしい。

私もウイルスみたいに、しぶとく生きたい。

と思い、グラスにワインを注いだところで電話が鳴った。
夜間のお看取りを終え、ゆっくり、ワインを飲んでいる。

今夜も平穏死。


PS)

コロナチャンネル#028_

ウイルス40億年 VS ホモサピエンス20万年⁉
https://youtu.be/0A7OExd1q18












 

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