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収束までの道は遠い でも死ななければいい

2020年05月28日(木)

ちょっと意外な報告が、あった。
医療従事者の抗体保有率がゼロ。
ええ?ホンマかいな?と驚いた。

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都市部では、市民の1~5%が既に感染していると報じられている。

ならば医療従事者はすでに1~2割は感染していると想像していた。

しかし、そんな私の期待(?)を裏切る、報告が出た。

兵庫県の2つの病院での調査で、抗体保有率はゼロ、だった。


・医師や看護師など「509人」の抗体検査を実施…「全員が陰性」 
 神戸大学病院が発表(関西テレビ)  →こちら

・播磨の基幹病院の抗体検査も同じく、抗体保有率はゼロだった。→こちら
  「兵庫県立加古川医療センター」医師ら509人、抗体検査で全員『陰性』 



えええ?

本当? っていういう感じ。


3年後に70%の日本国民が感染する見込みなのに
まだこんな状況だと「まだまだ先は遠いなあ」と。

そして、「秋から冬に第二波が来るはず」と思った。
今は「嵐の前の静け」なので、しっかり準備すべき。

・オンライン診療、はもちろん
・ドライブスルー診療や
・屋外診療もやっているけど、強化が必要だ。


しっかり備えないとね。

そのためには、もっと現場の意見を聞いて
時間をかけて論すべきだと、本気で思う。


私は、第二波がが来たら、
・保健所の許可を取り、屋外でPPEでPCR検査か抗原検査をして
・陽性の在宅患者さんと施設入所者で、入院を希望されない人は
 「イベルメクチン」を1錠飲んで頂き、「フサン」を点滴する。

感染してもいい。イヤ、半数以上は必ず感染する。
感染しても絶対に死なせない、ことが重要なのだ。


それは戦略を練れば可能だ。

私の想いを本当にやっていいのか、ダメなのか、明らかにしてほしい。
これは新型コロナを2類指定感染症にしている国に、答えを求めたい。



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コロナの流行は収束するものではないということの理解を
 
わだ内科クリニック
和田眞紀夫
 
2020年5月28日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp
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新型コロナウイルスでまず大事なことは、このウイルスの「封じ込め」ができるかどうかということ。「封じ込め」とは人間社会から完全に追い出すことで、SARSやMERSでは「封じ込め」に成功した。でも今回の新型コロナウイルスに限っては「封じ込め」はできないというのが世界のコンセンサスだ。となるとインフルエンザのようにこれからずっと共存していくしかない。ワクチンも治療法もない段階では、感染者の中の一定の割合の人が重症になり、一定の割合の人が亡くなる。重症化(中等症以上)するのは(感染した人の)2割ぐらいといわれており、亡くなるのは(感染した人の)1%ぐらいと思われるが、この割合が正しいかどうかは後になってもっとはっきりしてくるものと思われる。
欧米で当初報告された致死率は軒並み10~12%以上で低いと言われたドイツで3%(一方、日本の致死率は5月9日現在の統計から計算すると0.09%)だったが、最近の抗体検査では予想以上に無症状の感染者が多く(人口の4%ぐらい)致死率も0.2%ぐらいではないかとの予想もある。仮に致死率が1%とした場合、1万人が感染したら2000人が重症化して100人が亡くなるということだ。1000万人が感染すれば200万人が重症化して10万人が亡くなり、さらに6000万人が感染したら1200万人が重症化して60万人が亡くなる計算になる。
また、1-2年後に世界の6割の人が感染しているだろうということも世界のコンセンサスが得られている。そして集団免疫ができて、それから後は感染する人がほとんどいなくなるということだ。致死率に関しては治療法(抗ウイルス薬やワクチン)が開発されれば下げることが可能だが、一番大事なワクチンが全世界に普及するまでには2年近くかかると予想されているので、その2年間のあいだにはやはり1%近い人が亡くなることは避けられそうもない。
 
では、今一生懸命何をやっているのかというと、いっぺんに多くの人が感染したら、いっぺんに重症の人がでてしまって手に負えなくなるから、いっぺんに多くの人が感染しないようにさせているということだ。だからこれからの数か月で新たな感染者が減ってくるかっどうかというような今後の感染者の推移予想ということは、実はそれほど大きな意味はない。封じ込められるかどうかが問題になっているときは、封じ込められるかどうかの予想が大切なのだが、今やこのウイルスの「封じ込め」はできないということがわかってきているのだから。でもそのことは、日本の政府や専門家会議もあまり説明していないこともあり、多くの人は自粛解除の先には感染の収束があると思い込んでいるのではなかろうか。
 
いやでも感染する人は少しずつ増えていって、最終的には6-7割の人が感染するわけだが、今の日本で既に感染している人の割合はまだ5%ぐらいだということが抗体検査でわかってきた。ということは裏を返せば95%の人はまだ感染していないということだ。東京都で180人(5月9日現在)が亡くなっているが、逆算すると致死率が1%なら東京だけで1万8000人が感染していなければ数が合わない(発表では5月9日現在で4846人)。だから隠れ陽性者が今の何倍もいる可能性は高く、中山教授をはじめ多くの専門家がそう指摘している。いずれにせよ日本での感染拡大はまだ序の口ということで、これから1年も2年もずっと気を付けていかなければいけないということだ。でも経済活動への影響を考えたらずっと社会封鎖はしていられないので、いったん解除の方向へ向かっているというのが今の状況だ。
 
60歳以上でまだこのウイルスに感染していない人は感染すると命の危険があるという状況はずっと続くので、60歳以上の人は今年いっぱい旅行したりしないで、社会から距離を置くこと(なるべく人の多いところに行かない、公共交通機関には乗らない)を守るようにしたほうが安全だ。一方、若い人が重症化する可能性は低いのだからまずは大丈夫なはずで、感染して免疫でも付けばほとんど関係なくなる。
 
それでは今後の出口戦略はどうしたらよいのか、筆者が考えるロードマップを列挙してみる。まず、働き盛りの年代の人達は普通の生活に戻る。退職した年代の人達は出歩かない。特に若い人と接触しない(子供の感染率は比較的低いようだから、子供との接触は、その親よりはましかもしれない)。社会全体の感染者がまた増えてきたら、若い世代ももう一度自粛、落ち着いたらまた解除、それを繰り返す。感染して治った人は免疫ができているので、どんな時期でも全く制限なく暮らしていい(知らない間に罹って、治って免疫が付いた人、つまり抗体検査で陽性の人が一番安心ということになる)。だから抗体検査ができるようになったら、時々測ったらいい。それまでは、ひたすら自粛。いつまでたっても旅行すら行けないなどというは厳しいけれども、死んでしまってはもっと厳しい(誰でも死の危険性があることが現実であることを志村さんや岡江さんが教えてくれた)。
 
最後に社会封鎖についていうと、完全解除をせずにダラダラと部分的な制限を続けるのは一番効率が悪い(効果が少ない割に文化・経済活動への影響が大きい)。したがって、一旦は、1か月とか2か月とか期間を限定して規制を全面解除し、その間に次の自粛期間に備えた蓄えができるようにすべきだ。感染はもはや封じ込められないのだから、社会が集団免疫を獲得するためにも過度に社会抑制をかけ続けるのは得策ではない。ライブハウスなどは再開すればまたクラスターが発生すると心配するかもしれないが、封鎖を続けて再興の機会を全く与えなければ、ついには多くの伝統・文化が完全消滅してしまう。たとえ散発的にクラスターが発生したとしても、感染が蔓延している現在の状態では大勢に大きな影響はない。コロナの流行は収束するものではないということを理解して、現状に即した対応に方向転換していくことが望まれる。
 
(5月11日受)
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PS)

コロナチャンネル#039

突然重症化するのはなぜ? 血栓症の恐ろしさ  
https://youtu.be/r8XEdBWz39I

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この記事へのコメント

テレビ場度に出てくる医療コメンテーターなんかより絶対長尾先生のコロナチャンネルの方が、現場のリアル感が高いです。今後も続けてくださいコロナチャンネル。

Posted by 匿名 at 2020年05月28日 12:54 | 返信

先生はコロナの対策を真剣に考えていて、いつも感心させられます。
しかし厚労省(役人・医系技官ら)はコロナ対策を実地医療という目線では何も対策考えていないと思います。専門家会議のメンバーも疫学、クラスター対策班だけですので、実地医療として検査をどうする、治療をどうするという。患者の入口・出口戦略らしきモノが全く見当たりません。
PCR検査体制を現行のまま放置し、PCRセンターでやってる感を演出(実際は週に2日だけ)
アビガンについてはまともにRCT治験もロクにやっていない事が判明し、未だに観察研究のみです。
以上は、この国はコロナ対策をまったくなーんにも真剣に考えていないという証左です。
このままでは次の第3波では大混乱必至。施設での集団感染死などが続発する事態が起こるでしょう。

Posted by マッドネス at 2020年05月28日 06:06 | 返信

「収束までの道は遠い。でも死ななければいい。」
そうです。「ウイルスとの共存・共生」が目標です。

100年前の「第二波」。「第一波」とは異なり、アジアの死者は欧米の10倍だった。日本は、記録も記憶も残さない国民性なので、なぜそうなったかは分からない。なにせ「日露戦争」というコトバは知っていても、「日清・日露」の歴史上の意味は、後世の世代に記憶として受け継がれていない。与謝野晶子の歌や日記に片鱗をのこすのみ。

第二波が日本で大爆発し「2025年問題」が平和的に解決されれば、若い?読者のみなさまは、手間が省けて快哉の声をあげられることでしょう。
わが老人会の健康クラブは、会場の関係で7月まで再開できない。みなさん、ステイホームでかなり体がなまっているとのこと。長尾先生のいう「症候群」状態だ。

平均年齢80代にあわせて、再開時の新しい棒ストレッチに挑戦中。「定歩」でありながら、左右でかかと落としとつま先立ちを入れ替える。棒を使って1秒の動作で完結する。
先達がステイホーム・ユーチューブで披露してくれていた。「棒」は奥が深い。

中国全人代では、「香港制圧」の悪法に「反対1・棄権6」(5.27)。中国民主化の闘いに未来あり!

Posted by 鍵山いさお at 2020年05月28日 09:10 | 返信

イタリア呼吸器学会の指摘によると、コロナウイルス感染回復者の3割に肺疾患の後遺症の可能性があるとの事です。
米国の人気俳優で右足の切断に追い込まれた人もいます。
コロナウイルスとの共存・共生は絶対に信じません。

Posted by 匿名 at 2020年05月28日 10:32 | 返信

コロナチャンネル#039 は希望を与えて下さるハッピーメッセージです。
ちょうど5分辺り「それは簡単です。」と嬉しそうな楽しそうな発言、本当に朗報です。
それを是非、全国ネットで取り上げて欲しいです。各局の俄か評論家の発言は、もう飽きました。
血栓については、このブログ内の投稿で、御自分の持病経験から進言なさった方が、おられました。
現実味があります。重症化、中等症になる前に、初期に掛かり付け医に対処して頂けることが分かれば
一番の安心に繋がります。

Posted by もも at 2020年05月28日 10:44 | 返信

ありがとうございます。おつかれさまです。毎回私のような一般人にの分かるように教えて頂き感謝しています。このブログとチャンネルに巡り会って本当に良かったです。やっと希望が持てた気がします。ご無理言って申し訳ありませんが是非、続けて頂ければありがたいです。

Posted by hoolonthehill at 2020年05月29日 12:17 | 返信

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