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木村花さんを悼む

2020年05月30日(土)

木村花さんという若者が、自ら命を絶った。→こちら
詳しい経緯は知らないが誹謗中傷が原因と。
木村花さんを悼み、私自身も反省しないと。
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私は、あまりSNSをしない。

ツイッターもFBも、本が出た時くらいかな。

あまり見ていない。

幸せ自慢の場に身を置くことは柄じゃない。

炎上が怖いし、面倒だ。

しかし、ブログと出版だけは、まだやっている。

これも50歳を過ぎてから、偶然に始めたもの。

60歳でやめようと思っていたが、まだやっている。

当然、毎日、ものすごい数の誹謗中傷に悩まされている。

正直言って、えげつない世界やなあ、である。

「死ね」とか、執拗なイヤガラセが続いている。

当然、すべて「匿名」である。

ちなみに、日本のSNS投稿の4分の3は「匿名」だという。

木村さんも「匿名」さんに殺された。

私はブログの悪意コメントは、毎日消している。
自分でコントロールできる範囲しか発信しない。

アマゾンの悪意書き込みにも、まだ悩んでいる。
「がん放置療法」批判を許せない人がいるのだ。

思い返せば、小学校4~5年生はイジメられ登校拒否に。
小学校5年生時は、担任の先生からイジメや体罰ばかり。

自分は他人から好かれない病、は結局、長く生きても治らない。
一種の「業」のようなものかもしれないよ、と諦めるしかない。

誹謗中傷はよくない。
他人をイジメてはいけない。

コロナ禍で人の心は荒んでいる。
こんな時こそ、優しくありたい。


では、己はどうだ?

人の悪口は言わないのか?

言う。
書く。

でも、実名だ。

まあこれは悪口やひぼう誹謗中傷ではなく、「意見」である。

私が匿名で人を誹謗中傷することは、無い。
それは犯罪である、と認識しているからだ。

結局、「匿名」がダメだ。
誹謗中傷の元凶であろう。

そういえば、自粛警察も匿名である。

匿名が、「勝手な正義」を正当化し加速する。

「匿名」は止めようよ。
犯罪告発だけにしようね。



そして、自殺・・・

自分は自殺遺族である。
でもそれがモチベーションになってきたけど。

しかしアドラーの本を読んで。「不幸自慢」こそが
「優越感」であることを学び、はっ!と目が覚めた。


木村花さんは自ら命を絶った。

知らない人だけど、心が痛む。

でも知らない人が「悼む」ことで救われる人がいるかも。


この冬、「性の劇薬」という映画を観た。

この映画は、R18の凄い映画だ。
しかし普通の人は観ない方がいい。

じゃあ、なんでここで書くのか?と言えば、
この映画は「自殺」がテーマの映画だから。

私的には100点だが、多くの人には「ムリ!」。
理由は書けないけど、映画のHPを見れば分かる。

自殺というキーワードで思い出したので、書いただけだ。
でも映画が自殺を思いとどまらせることはある、と思う。

木村花さん、天国で微笑んでいてね。







































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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

はじめまして。
いつも長尾先生のブログを拝見しています。
先生のおかげで、病気に対する正しい考え方を身につけることが出来ています。
もしガンになったら、コロナのこと、健康法、など様々に。
旦那にも禁煙させました。
長尾先生は、こう言っているよ、といつも話を聞かせています。
誹謗中傷を受けながら、ご多忙な時間を割いて、毎日発信されている長尾先生。
どうか心身のご健康を保たれて欲しいと思います。
うまく言えませんが、ここに味方が居ますよー。という、一ファンのコメントをさせていただきました。

Posted by よおぜふ at 2020年05月30日 01:26 | 返信

23日のネットに "木村花さん" という太文字が溢れていた時に、なんだろう..
誰かな..なんだか騒動みたいだけど..位な認識だったので、核心から外れるかも知れません。
ただ、死なないで欲しかった、と思います。美しく若き乙女、しかも女子プロレス界を牽引する
実力ある方だと聞くし、前途は大きく開けていたと思うから、残念極まりない。
追い込まれてしまったのは、花さんが実直な方であり、優しい方だったからだと拝察できる。
いじめのターゲットになるのは "優しい人だから" という、これは真実だと思う。

記事や報道を見ていて最も違和感を持ったのは、翌日でしたか、高市早苗総務大臣の速攻会見だ。
ネット・snsを使った誹謗中傷行為は許されない卑劣な行為であることに間違いない。
けれど、番組を精査しTV局責任を問うことが肝心だ。会見で、その文言は聞けなかった。
これまでに青少年がラインいじめを苦にして、どれだけの人数が自殺したであろう。
彼ら彼女らは、亡くなっても尚、遺族が教育委員会や行政と闘わなければならず、たくさんの時間と
労力を強いられる。二重の苦しみを味わっている。そして闘いの後に、「いじめは無かった」とし
三重苦を被っている。そういった「いじめ」に纏わる理不尽な歴史は長い。事例は枚挙にいとまがない。
が、ここにきて今回の大臣速攻会見には、びっくりした。
手前勝手に、人の不幸に便乗して、個人情報保護法を反故にするのは、お門違いも甚だしい。
政権へのSNS抗議は、国民の声だと真摯に受け止めて欲しい。言論弾圧をもくろむのは辞めて頂きたい。
そう思い腹が立った。

花さんの死を悼みます。寂しく悲しい。

Posted by もも at 2020年05月30日 11:07 | 返信

先生のブログ、楽しく拝見しております。

先生が子供時代にいじめられてたなんて、、、
そんなキャラには見えなかったので(動画などから)びっくりしました
でもだからこそ他人の痛みがわかるのかもしれませんね
秀才で何も苦労もなく?!順風満帆な人生を送られていると信じて疑わなかったので

ところで、動画のほうですが
コロナチャンネル終了後も「健康チャンネル」など?として
ぜひ続けて頂きたいものです!

毎晩、この動画で先生のお話を聞いてひとりケラケラ笑っています。
先生の話ぶりが大変楽しく、一日の習慣になっています
ブログとは違って肉声、表情がわかりますし、、

本当に楽しみにしている者もいるということをお知らせしたくて
コメント致しました。

Posted by りりー at 2020年05月31日 08:01 | 返信

ほんとにそうです…

人と自分の考え方と価値観は違います
「言ってやればいいじゃん」と言われることがあります
私も口から出ちゃうことがいっぱいあります
悪気がなくて 発して 人を傷つけてしまったこともあります
「言ってやればいいじゃん」って ほんとに無責任です
相手に想いが伝わってこそ 初めて言うことだと思っています

自分ごととして捉えて
辛い言葉を自分に言われたら辛いよね

人に優しく…自分にも優しく…

Posted by 宮ちゃん at 2020年05月31日 09:02 | 返信

私はアグレッシブという単語が好き。訳は色々あるけど、心情的に「前へ前へ」「積極的」をチョイスします。何故、Dr.長尾ファンなのかは、数年前から書いていたけれど、今回のコロナ禍を経験して
改めて思うのは、アグレッシブを共有できるから。医療に限らず、人生を考えさせて頂けるから。
数年前、東京の書籍店の一室を借りた講演・サイン会で握手して頂いた時に、いつもと違って
手に油汗を滲ませておられた。時期がアンチ癌放置本を説いておられた頃で、その日、室内の後方には
異質な雰囲気の人が立っていて、嫌な空気感を醸していたのを覚えています。ブログ文章で発信されて
いる以上の、実際の圧力があるのだろうと察し、それでも発信を継続なさる御尽力・御苦労を思わずには
いられません。応援しています。お身体には御自愛下さい。
これからも、よろしくお願い申しあげます。

Posted by もも at 2020年05月31日 01:06 | 返信

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