常識のある人だとマスクを着けて普通に出歩いて、アルコール消毒が置いてあったらその都度、くらいのことで感染対策としては十分じゃないでしょうか。それで感染が爆発するのであれば今頃はもっとひどいことになっているでしょう。

問題は三密じゃないから大丈夫、と二密で濃厚接触したり（友人の家で飲酒くらいで十分二密です）、症状のある人が出歩いたり（マスクを着けないとさらに・・・）、こういう非常識な行動だと思います。もう1ヶ月延長になったら常識的な人は「不要不急」を拡大解釈して普段の生活に少し近づけるのがいいと思います。休業要請されていないお店であれば、普段の半分の頻度であれば行っていい、とかですね。

どうも他力本願の人が多いように思います。病院に行けばなんとかしてくれる、何とかならないのは誰か（多くは政治家に向かっていますね）のせいだ、と。そういう考え方をして行動を起こさないのが主流であれば世の中はうまくいかないでしょう。自分で考えて、感染リスクを上げないような行動と、同時に自粛一部解除で免疫力アップ、これが新型コロナと共存する本質的な対応だと思います。

コロナ心配性の本質は、感染力の強さが故に他者を思うからこその心配なんじゃないかな。
自分が置かれた環境においての、社会との関係性を気にするからだと思う。
持病を抱えている人は、「感染したら死ぬかも知れない」と、恐怖があるかも知れないけれど、
大抵の人は「自分が感染しているとしたら、家族は？職場は？」と自粛や隔離に思いが及ぶ訳で、
「怪しい症状があって気になるから、一人になります。」と、さっさと引っ込むことが
できるなら誰も騒ぎはしないと思う。

緊急事態宣言翌日だったか、ネットで見つけた商品実物を見て確かめたくて出かけた。
食品・日用品の買い出しではないから、身軽な身支度をして、歩くと決めて、車で行けば15分位の
距離、山坂を歩いてみた。交通量も少なく、静かな街の中を過ぎて、歩道橋や坂道をズンズン歩くと
頭にもズンズン響いて気持ち良かった。心拍数が上がって、自然と深い呼吸になっていった。
新緑の匂いがした。途中、同じように歩いて出掛けている人がチラホラ居て、立ち止まって木々を
見上げていたりした。
感染流行は歓迎できないけれど、救いは今の季節でよかったナと、つくづく思う。
寒く乾燥した冬の季節だったら、恐ろしい事態の感染拡大規模だったと思うし、換気もしにくいし
不幸中の幸いな一点だと思う。新緑の季節はウオーキングに相応しい。