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マスクはパンツ

2020年08月19日(水)

みんなマスクをしている。
それでいいのだ、けどね。
でも、してない人は・・・
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「マスク」ってなんだろうね。

口や鼻といった「急所」を隠す「衣装」?


口は大切な役割を担う2つの穴、すなわち
・酸素を吸い込む「鼻」という穴と
・エネルギーを取り込む「口」という穴
を塞いで、見えないようにするベールがマスク。


ベールの内側は誰にも見えない。

鼻の穴が大きいのか、小さいのか
上を向いているのか、高いか低いか


口はへの字をしているのか笑っているのか。
歯並びがいいのか、真っ黒の入れ歯なのか。

重要な2つの穴に関する情報を全部覆い隠す。
まるで、新しい下着のようにも思えてくる。


ついでに言うならば
・ほうれい線も
・顎の形も
・ホクロの有無も
・ヒゲの有無も
全部、隠してしまう不思議な下着がマスク。

下着、じゃなのな。
上着? いや、超上着?


だからいろんな種類がある。

白が普通だろうけど、黒や青やピンクがある。
無地以外に、花柄、模様、キテイーちゃんも。


まるで寝巻、いやTシャツ。
いや、カーテンのようにも。


大切な2つの穴の上には、最重要なチャクラがある。

「目」、である。

目は口ほどに、というように、目で喋ることができる。
目力という言葉があるように、力強い目とそうでない目。

僕は、子供の頃、親父に毎日、こう言われて殴られた。
「なんじゃお前、魚の腐ったような目をしあがって!」

それ以来、今も、死んだ魚があれば必ず目を凝視する。
大人になってからも、友人に同じことをよく言われる。

だから、目の印象は大切なことを知っている。
その割にはよく目ヤニをつけて仕事してるが。


いずれにせよ、マスク社会では「目」の地位が相対的に上がる。
雑踏では、人々は他人の目を見て歩いている、ような気がする。


今、視線恐怖症の人は辛い、と思う。
でもみんな「視線」で会話している。

今時の女性は目の周辺の化粧に特に力を入れるらしい。
極端に言えば、マスクより下は手を抜くことができる。


・・・・・


マスク美人が増えた。
マスクイケメンも増えた。

スゴイ美人だと思っていても、マスクを外したら、そうでなかったり、
スゴイイケメン!と思っても、マスクを外したら180度変わったり。

昔、臨床実習や研修医の時、毎日のように手術室にいた。
マスクをしている看護師さんがみな超美人に見えたなあ。

そして夜の宴会でお会いしたら・・・
「ええ?こんな顔だったの!」


今も昔も、いろんな「誤解」が生じている。

でもその「誤解」は必要な誤解かもしれない。

というのも、生まれつき目が見えない夫妻に聞くと、
当たり前だが、お互いの顔を一度も見たことがない。

じゃあ、どうやって相手を選ぶのか?
それは声の調子や会話の内容、だと。

いや、「匂い」という人もいた。
たしかに「加齢臭」はダメだね。

目だけの世界の方が神秘的だ。
口と鼻を想像する余白がある。

人間は「隠される」と様々な想像力が働く。


だから・・・
マスクはパンツ、いや超上着、なのだ。

だから「ちょっとマスク外してみて!」=「ちょっとパンツ外して」
で、「パワハラ」とか「猥褻罪」などの罪に問われる時が来るかも。

これから2~3年は、下着(?)がひとつ増えたことになるのか。

コロナ禍がもたらした、想像もできなかった世界が
毎日、街中、いたるところで広がっているこの8月。




PS)
コロナチャンネル  #122

地獄のホテル宿泊療養 コンビニくらい行かせてあげて!
https://youtu.be/IUT-68ddv6A


















































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この記事へのコメント

学びの日々に少し前からマスクは洋服や制服の一部なの?!いやパンツだぁーと感じていました。長尾先生と同じで嬉しくなってしまいました。いつもありがとうございます!

Posted by T子 at 2020年08月19日 04:20 | 返信

マスク、私は普段はしていません。
でも、こんな素敵な感じでマスクの事を書いていただくと「しようかなぁ」と、思います。誤解があってはいがあってはいけないので弁解しておくと、場合に寄ってはかなりコロナ対策は神経質で、手洗い、肌の保湿、マスクは重曹で洗った物。換気をして無いとムス顔です。
先生のYouTubeとプログは私の元気栄養素の一つです。頑張って下さい

Posted by 浅野 尚己 at 2020年08月19日 09:42 | 返信

公園、公道では、「原則ノーマスク」。炎天下、マスクで歩くは、ご法度。

男性ならすぐ分かるが、たまに、会釈したり話しかけてくる女性もいる。
すべてマスク着用、すべて「神秘的」に見えて、心当たりがない。
あわててマスクを取り出し、相手の両眼を凝視するが、たれか分からない。
赤ん坊なら、のぞき込むと、みな声をあげて笑ってくれる。
オキシトシンをいただいて、感謝の笑みを返す。アイコンタクト100%。

マスク装着者どうしの「アイコンタクト」は、かなり難しい。
通りすがりの会話ならいいとして、両眼を見つめ合ったままの会話は疲れる。
「マスクを外し、距離を置く」「距離を置き、マスクを外す」。これ、会話の要諦なり。さもなくば、おてがみか。

「目だけの世界の方が神秘的だ」(長尾先生)。
ヒトの瞳の大きさは、生涯不変。加齢とともに、瞼が落ち矮小に見えるとか。
なのに老眼が進み、つまらぬミスも増える。忍び寄るクマも。
仕事上、「目ぢから」も不可欠だ。
「労宮」を軸に螺旋回転させた両掌で両眼を温め、肩甲挙筋ストレッチの合わせ技で、なんとか「目ぢから」を維持したい。
アンチエイジングでなく、ウイズエイジング。「老熟」といきたい。

Posted by 鍵山いさお at 2020年08月19日 10:19 | 返信

お父様の人生も、色々大変だったのでしょうね。
もしかしてお父様は、お母様に不満があって、坊ちゃんにあたったのかな。
弱い性格だったのかもしれない。
私の母は、父に不満があって、私に「あんたはお父さんに似て、あたまがわるいねえ」とか「お父さんに似て、馬づらだ」とか言っていました。大人同士のいざこざは、子供には何も分かりませんけど、多かれ少なかれ通過する、通過儀礼なんでしょうか。
高橋伴明監督は、次回は、長尾先生か、長尾先生のお父様を映画の対象にするかも。
「痛くない在宅医」の映画、万博公園で、野外ステージで放映したらどうかと思うのですけど。
ドライブスルーの映画館なんかもできないのかなあ。

Posted by にゃんにゃん at 2020年08月21日 04:28 | 返信

「アベノマスク」は、某宗教団体が関係する業者が制作したそうです。
同じ税金をかけるなら、山本寛斎氏にデザインさせ、レナウンで制作させれば性能はともかく、受け取る側も喜んだのではないでしょうか。

Posted by 主婦 at 2020年08月22日 09:44 | 返信

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